- 「配当金で不労所得がほしい!」
- 「高配当株投資ってどうやればいいの・・・?」
という方向けに、私が実践している高配当株の投資方針を紹介します。
月5,000円の配当金でも生活費の一部が賄えるので、魅力的ですよね。
私自身、手取り15万と低収入ですが、コツコツ高配当株を買ってきたことで、
月平均8,000円以上の配当金をもらえているおかげで、いろいろ助かっています。
でも高配当株投資では、単に配当利回りの高い銘柄を買っていけばいいわけではありません。
数千銘柄の中から、自分に合った銘柄を探し出して投資していきます。
そうして私の場合は、
- 高い配当利回り
- 長期的なリターンを期待
- リスクも抑えて
高配当株ポートフォリオをつくっています。
私はこの記事で紹介する方針で高配当株投資しています。
- ポートフォリオの平均配当利回り:4.2%
- 厳選した優良高配当株に投資
- ポートフォリオの評価額:数百万円
毎日○万円上下しても不安にならず、コツコツ配当金をもらっています!
これから高配当株投資をはじめようという方の参考になれば幸いです。
さっそくですが、私が実践している高配当株の10の投資方針は次のとおりです。
- 配当利回り3%以上
- 過去5~10年分の業績財務チェック
- 買うタイミングはチャートで判断
- 減配しない限り損切りしない
- 配当金10~20年分の含み益で利確検討
- ポートフォリオの銘柄数を増やしていく
- 不安で眠れないなら失敗
- 資金余力は常に残す
- 配当方針と配当性向チェック
- 頭と尻尾はくれてやれ
こうした投資方針にしている理由は、2つあります。
- 長期的に配当をもらい続けたい
- できれば売却益もほしい
からです。
9番目と10番目はツイートのとき、文字数の都合で入れれなかった項目です。
【高配当投資方針】
— ぐー@節約&高配当株📶 (@guakw_fx) April 8, 2021
🔵配当利回り3%以上
🔵過去5~10年分の業績財務チェック
🔵買うタイミングはチャートで判断
🔵減配しない限り損切りしない
🔵配当10~20年分で利確検討
🔵銘柄数増やしていく
🔵不安で眠れないなら失敗
🔵資金余力は常に残す#20代投資家と繋がりたい #30代投資家と繋がりたい
それでは1つ1つ説明していきます!
1.配当利回り3%以上
一般的に配当利回りが3%以上なら高配当といえます。
日本株の場合、税引き後は2.4%になってしまいます。
税引き後で3%ほしいなら3.75%以上必要になります。
しかし3.75%以上で銘柄を絞り込むと、見るだけ時間の無駄になってしまう銘柄ばかりがヒットします。
長年銘柄チェックをする中で、欲張りすぎずに3%を目安に銘柄を選んでいます。
NISAを使えば非課税になるので、3%の配当を3%のまま、もらうことが可能です。
詳しくは「【一般NISAとつみたてNISA】20代ならどっちを選べばいいの?」の記事で説明していますので、興味があれば見てみてください。
20代ではない方にも参考になると思います。
2.過去5~10年分の業績財務チェック
配当は永遠にほしいです。
高配当ならなおさらです。
永遠は無理でも、高い配当をできるだけ長くもらえそうな銘柄を見極める必要があります。
そんなとき、どんな銘柄でもお手軽に手に入る過去データは5~10年分です。
これをチェックして、投資判断を行っています。
5~10年分くらいだと他社比較もしやすいので、おすすめです。
3.買うタイミングはチャートで判断
業績と財務がいくら良くても、すぐには買いません。
優良銘柄ほど人気が高く、そうそう株価が下がらないからです。
高配当株投資は売買タイミングが非常に重要です。
特に高配当投資の場合、買うタイミング次第で配当利回りが変わってきます。
私自身は元トレーダーでもあるので、自分なりの売買タイミングの計り方があります。
これが高配当投資をやる上での強みのひとつになっていると思います。
投資であっても、やはりある程度自分なりの相場観を身につける必要はあります。
>>高配当株を買うべき4つのタイミング【結局タイミングが全て】
>>【ローリスク・ハイリターンの瞬間でエントリー!】ロングとショートも解説
4.減配しない限り損切りしない
配当目的の投資なので、基本配当ベースで売買を考えます。
株価が急落しても基本放置です。
高配当投資においては、値下がりしたときは配当利回りがアップするので、むしろ買いどきです。
つまり高配当株投資のいいところは、
- 上がったら利確チャンス
- 下がったら買い増しチャンス
とふうに、チャンスしかないことです!!
ただしデメリットもあります。
これが通用するのは、買い増しできる資金余力がある前提になります。
損切りすべき銘柄もある
ちなみに損切すべき銘柄もあります。
企業の信用に関わる不祥事を起こした銘柄です。
これは買い増しなんてもってのほか、損切りします。
企業が発表した決算資料や経営計画などを信じて投資しているため、裏切られてしまうと投資の前提が大きく崩れてしまうからです。
高配当株の売り時について、下の記事でまとめて紹介しています。
5.配当金10~20年分の含み益で利確検討
配当10~20年分の含み益になってきたら利確を検討します。
なぜ配当10~20年分で利確を検討するかというと、買うときの判断が5~10年分の過去データを基にしているからです。
「一生ホールド!」と言いたいところですが、5~10年分のデータを見て投資判断をしたのに、「将来ずっと持っとく!」と判断するには材料が明らかに足りないと考えています。
だから10年。
100歩ゆずって20年を利益確定の目安にしています。
今日も含み益が減りました。。
— ぐー@節約&高配当株📶 (@guakw_fx) April 1, 2021
そんななか住友化学(4005)をついに利確しました!
600円を試す展開を期待してましたが、590円をつけたきり一回下がってきそうな形だったので欲張らず利確。+77%✨✨
利確目安にしていた20年分の配当を1年かからずいただきました😊😊😊
再投資先は探し中です💨
6.ポートフォリオの銘柄数を増やしていく
とっっっても大好きな銘柄1つに全資金を注ぎ込む、なんてことはしません。
ポートフォリオの銘柄数を増やすことで、分散効果を期待しているからです。
保有している1銘柄が大きく凹んでしまっても、他が少しずつ上がっていればトータル問題ないという状況をつくれます。
これなら、自分の銘柄選びや買い時の判断がもしミスっていても、ダメージが小さくて済みます。
コロナ禍でのキヤノンやJTの減配は、高配当投資をやる者として一生忘れてはいけないと思っています。
「リーマンショックも乗り切ったあの企業がまさか・・・!!!」
これが起こるのが株の世界。
私の投資方針は比較的ディフェンシブなので、「もしも」「まさか」に備えられる部分はできる限り備えておきます。
その備えのひとつが、分散して投資することです。
さらに言うと、業種(セクター)分散も大事ですね
「具体的にどうやって分散させるのか?」というと、
私の場合、1回あたり100株ずつしか基本買いません。
実際、私の保有銘柄数は数十あります。
自分のポートフォリオに不運が重なっても、大怪我だけはしないようにリスクヘッジしておくスタイルです。
このスタンスだと、さらに値下がりしたタイミングで買い増しする余力もあります。
7.不安で眠れないなら失敗
今回紹介している投資方針の中で、一番心がけていることが「不安で眠れないなら失敗」です。
投資はとにかく不安になりやすいです。
これまでデイトレードもFXも経験してきて、不安で眠れない夜を何度も経験してきました。
こうなると投資だけでなく、日常生活にも支障がでてきます。
10年以上投資やトレードをしてきた中で、
- 株では資産の70%を失ったり
- FXでは○○ショックで資産の50%近くを失ったり
こうしたことを経験してきました。
(詳しくは「プロフィール【このブログと私の投資トレード歴&スタイルの変遷】」で)
こうなると一日中、”破産”が頭をよぎり、夜中だろうがひっきりなしに株価をチェックしたり、寝ても破産する悪夢を見たり・・・。
もうあんなことはくり返したくないですね・・・。
投資をしていても不安にかられず眠れるかどうかは、大事なパラメータにしています。
8.資金余力は常に残す
「4.減配しない限り損切りしない」でも説明しましたが、高配当株投資のいいところは、
- 上がったら利確チャンス
- 下がったら買い増しチャンス
チャンスしかないところです。
しかし、これを実現するためには、買い増ししていけるだけの資金余力が絶対必要です。
なので資金余力は常に残します。
資金余力はどのくらい残しておくといいか?
「どれくらい残したらいいのか?」は悩みやすいポイントですが、それは投資方針によります。
投資方針によるというのは、
- どれだけ投資に回してもメンタルが平気か?
- どれくらいの投資資金なら、売買判断が必要な局面で、自分の投資ルールどおりに正しく実行できるか?
こうしたことを一つ一つ確認していくと自ずと見えてきます。
自分がどれくらいまで投資できるかは実践して確認するほかありません!
私はいきなり資金のほとんどを投資して失敗しました。
初心者のうちは少額から試してみた方がいいですね。
このあたり、1株からの取引に便利なSBIネオモバイル証券だと小回りが利いて、理想的なポートフォリオをつくることができます。
参考までに私個人は、現金:株=3:7くらいまでは精神的に余裕があると把握しています。
たとえば、100万円投資できる資金があるなら、70万円を投資上限の目安にしています。
でもその先はちょっと不安です…。
以前のトラウマが頭をよぎり、眠れなくなるんじゃないかと思います。
「自分の投資判断がまちがえてたら◯◯◯万…」というのは、プレッシャーに感じます。
9.配当方針と配当性向チェック
ここからはTwitterでは書いてなかった項目になります。
その銘柄の配当方針と配当性向は、配当利回りより重要なポイントです。
配当方針をチェックすると、どれくらい配当など株主還元に力を入れているかが分かります。
企業によっては、
- 「減配しない!」
- 「毎年増配する!」
- 「最低でも利益の◯%配当出す!」
といった具合に、明言してる場合があります。
高配当投資をやるならチェック必須です!
次にチェックするのは配当性向です。
配当性向が凸凹だと、安定した配当を期待しにくい銘柄といえます。
たとえばA(20%→70%→10%→90%→40%)みたいな感じです。
将来どころか来年どうなるか不安ですよね。
一方B(40%→40%→40%→40%→40%)だと安定的な配当を実施しているので、来年も40%くらいを期待できそうですよね。
業績が良ければ増配も期待できそうです。
よってBの方が、長期保有に向いています。
A | 20% | 70% | 10% | 90% | 40% |
B | 40% | 40% | 40% | 40% | 40% |
高すぎる配当性向には要注意!
配当性向が高すぎてもダメです。
利益を全部株主に還元しているような場合も問題だからです。
配当性向100%超、つまり借金してでも配当を出しいる企業もあります。
株主的にはいっけん良さそうに思えますが、そんな状況長続きしませんから。
こうした銘柄は長期的な配当は期待しづらいです。
10.頭と尻尾はくれてやれ
「頭と尻尾はくれてやれ」―――相場格言のひとつですね。
これも私が大事にしている考えのひとつです。
魚は頭と尻尾は、たいして身がありません。
一番身が詰まってるのは胴体の部分です。
そこをしっかり取ろう、という話です。
投資の話でいうと、
- 「底値で買おう!」
- 「天井で売ろう!」
は狙いません。そこは静観します。
- 「あそこが底値だったぽい」
- 「あそこが天井だったぽい」
というふうに、底値と天井を確認してからエントリーや利確を行います。
多少取りこぼしはしますが、一番うまみのある部分をいただきます。
もちろん、
- 「底値で買いたい」
- 「天井で売りたい」
私もめちゃくちゃ思います。
でもそこを狙うほど、感情的な売買になってしまいます。
しかも底値や天井は、機関投資家などプロの戦う真っ只中でもあります。
結果、底値だと思ったところよりもっと下に底があったり、天井だと思ったところよりもっと上に天井があったり…。
そうならないために、「頭と尻尾はくれてやれ」を思い出して、
底値と天井をしっかり確認してから投資することをルールにしています。
おわりに
改めて10の投資方針がこちらです。
- 配当利回り3%以上
- 過去5~10年分の業績財務チェック
- 買うタイミングはチャートで判断
- 減配しない限り損切りしない
- 配当金10~20年分の含み益で利確検討
- ポートフォリオの銘柄数を増やしていく
- 不安で眠れないなら失敗
- 資金余力は常に残す
- 配当方針と配当性向チェック
- 頭と尻尾はくれてやれ
比較的ディフェンシブな方針だと思いますが、この方針を守って投資していることで、コツコツ配当金をもらって、投資ライフを楽しんでいます!
具体的な個別銘柄も紹介しています。よければ見てみてください。
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