高配当株投資は、四半期や半年ごとにお金を生んでくれるシステムをつくっていくのが目的なので、基本は売りません。
しかし、売却を検討する場面は出てきますよね。
今回は高配当株の売りどきを紹介していきたいと思います。
「高配当株はいつ売却したらいいの?」と悩んでる方の参考になれば幸いです。
本題に入るまえに、カンタンに自己紹介を。
- 厳選した優良高配当株に投資
- ポートフォリオの配当利回り:4.2%
- 運用中資産:350万円以上
ちなみに私の高配当株の投資方針は「【不労所得がほしい】高配当株10の投資方針」という記事で紹介しています。
それでは、本題に入っていきましょう!
高配当株の株の売り時の考え方
さっそく今回紹介する高配当株の株の売りどきは、こちらの3つです。
- 何年配当をもらうつもりだったかを基準にする
- 増配の可能性があるか検討する
- 悪い方にシナリオが変わったとき
それぞれ見ていきましょう。
1.何年配当をもらうつもりだったかを基準にする
例えば10年間配当をもらうつもりで投資した場合、含み益が配当10年分を超えたら売却するという方法です。
シンプルでわかりやすい考え方ですね。
「ずっと配当が出続けるか分からないし…」という不安は少なからずありますよね。
そんなとき、10年かけてもらうつもりだった配当を半年でもらえるチャンスがきたとしたら、普通もらいますよね。
(・∀・)ニヤニヤ
2.増配の可能性があるか検討する
私のポートフォリオにも株価が2倍以上になっているにもかかわらず、利益確定していない株があります。
その株は先ほどの「何年配当をもらうつもりだったか」を基準に考えると、50年分の配当になっています。
人生100年時代といえど、半生分ですから、もう十分なわけです。
でも売らずにいます。
「なぜ売らないのか?」というと、これからの増配を期待しているからです。
株価が上昇しているときは、たいていその企業は好調です。
その企業が好調ということは、つまり業績も好調なわけです。
よって、利益増で増配の可能性もあるということです。
配当も株価も右肩上がりが何年もつづく好循環を続けている銘柄は少なからずあります。
こうした銘柄を売ってしまうのは、何とももったいないと個人的には思います。
要するにいいかんじのときは、そのままにしておきます
保有銘柄の表面上の配当利回りは気にしなくていい
すでに保有している株の場合、今の株価での配当利回りは基本気にしなくて大丈夫だと思っています。
例えば自分が10万円で配当利回り4%の株を購入していたとします。
それが20万円になったときのパターンを見てみましょう。
上昇後の株価に対して利回りが下がった場合、
株価(円) | 配当金(円) | 利回り(%) |
100,000 | 4,000 | 4 |
200,000 | 6,000 | 3 |
一瞬悪くなったように思われますが、この場合、特に問題はありません。
株価(円) | 配当金(円) | 自分にとっての利回り(%) |
100,000 | 4,000 | 4 |
200,000 | 6,000 | 6 |
自分は10万円で買ったので、10万円に対して配当金が6,000円(+2,000円)になっています。
この場合配当利回りは6%ですね。
こんなふうに自分にとっての利回りは良くなるからです。
ちなみに、株価20万円で配当4,000円のまま(利回り2%)になっても、特に気にする必要はありません。
10万円で買った頃と変わらない配当金をもらえるので、自分にとっての配当利回りは4%のままだからです。
こうした理由により、人によってはJT(2020年9月5日時点で8%弱)を超えるような利回りになった株を保有していたりします。
そういうのは株価が上昇しても、しっかりホールド(保有)し続けた結果ですね。
というわけで、すでに保有している株の場合、自分が買ったときの株価や配当を基準にしなければいけません。
わかりやすいように、買ったときの配当金は記録しておきましょう!
3.悪い方にシナリオが変わったとき
高配当投資もうまくいくときばかりではありません。
悪い方にシナリオが進んでしまうこともあります。
悪いシナリオに変わったときというのは、
- 思うように配当がでない年が続く
- 銘柄の将来性がなくなってきた
- 投資ではなくライフプランが変わったとき
こういう状況になったときです。
減配は理由や程度によりますが、長引くようであれば損切りする必要があります。
許容できるならそのまま保有しておくのもアリでしょう。
業績や財務状況の悪化によって、将来性がなくなったと思ったときも、損切りが必要になります。
投資で配当金をコツコツもらうより、失業や病気といったライフイベント等でまとまったお金が必要になったときも投資方針を変えなければなりません。
おわりに
投資において、ベストな売り時をつかむのは至難の業です。
これまで見てきたように売り時はいろいろありますが、配当狙いの株については、いつ売るか悩み続けるのも楽しみの一つかと思っています。
「含み益大きくなってきたし、でも増配もしたし、まだまだ株価も上がりそうな気がするんだよな」と悩んでるんだけど、うれしさもあって、そうこうしてるうちに配当が入ってきてニンマリみたいな。
配当はあてにせず、株価の上昇だけを期待していた場合はこうはいきませんが、配当狙いならこれでもいいと思います。
というかこれが高配当株のいいところですね。
あなたならいつ売りますか?コメントなどでぜひ教えてください。
コツコツがんばっていきましょう!
>>高配当株を買うべき4つのタイミング【結局タイミングが全て】
高配当銘柄も紹介しています。よければ読んでみてください。
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