- 「第一生命ホールディングスってどんな銘柄?」
- 「配当はどう?」
- 「株主優待はある?」
- 「今後の決算でどんなところに注目したらいい?」
という疑問に、第一生命ホールディングスのチャートと業績・財務のポイントを見ながら説明していこうと思います。
今回のまとめ
最初に今回のまとめはこちらです。
第一生命ホールディングス(8750)は、
- 株価的には安い
- 高配当
ただし、
- コロナの影響が数字にでるのはこれから
- 株価下落&減配の可能性も考えられる
今後の決算では、
- 業績見通しが出るか
- 配当がどうなるか
要注目!
それでは、詳しく見ていきましょう。
第一生命ホールディングスはざっくりどんな銘柄か?
第一生命ホールディングス(8750)は
- 保険大手
- 東証1部上場銘柄
- 株価現在値:1,310円
- 1株配当予想:62円
- 現在値での配当利回り:4.73%
- 株主優待なし
ざっくり言うとこんなかんじです。
チャートのポイントは?
次にチャートのポイントです。
- 過去10年:最高値2,665円/最安値733円
- 長期下降トレンド
- コロナショックでつけた安値:1,018円
- 3月以降のトレンド:1,200-1,400円のレンジ
株価的には安いですね。
現在値1,310円は3月から続く1,200-1,400円のレンジのど真ん中です。
一度1,604円をつけたけれど、1,200-1,400円のレンジに戻ってきたことも気に留めておきたいですね。
なぜなら、これが反転の兆しになるのか。あるいは、これまでの長期下降トレンドが継続するのか。ポイントになると考えられるからです。
ここからどう動くか注目ですね。
これまでの業績・財務のポイントは?
5月に発表された2020年3月期の決算で気になった点はこちらです。
(2019年4月1日~2020年3月31日)(対前期比)
- 経常収益:▲1.0%
- 経常利益:▲49.6%
- 当期純利益:▲85.6%
- 経常収益経常利益率:6.0%→3.1%と約半分に悪化。
- 自己資本比率:6.3%
- 1株あたり純資産:3344.23円
- 配当性向:217.3%(前年29.8%)
数字悪くても、コロナだから仕方なくない?
こんなふうに思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もそう思っていました。
しかし、少し考えが変わりました。
5月の決算内容で個人的に気になったのは、決算短信の「経営成績等の概況」にはコロナの影響について言及されておらず、「今後の見通し」でコロナがでてきたからです。
こうした書き方なので、3月までの業績へのコロナの影響はそこまで大きくなかったのかな?という印象を個人的には受けました。
つまり、
コロナの影響が本格的に数字にでるのはこれから?!
そんなふうに思っています。
※決算短信ではなく、第一生命など個別の決算資料にはコロナの影響云々とあります。
今後の決算発表では、コロナの影響についてどのように書かれているかも注目です。
また、配当についてですが、
1株配当予想は62円。現在値での配当利回りは4.73%と高利回りです。
しかし、
- 業績悪化
- 配当性向高すぎ
のため、減配の可能性は十分考えられます。
期末一括配当なことも少し不安ですね。
これまで増配傾向にあっただけに、これからは心配ですね。。
まとめ
改めて今回のまとめがこちらです。
第一生命ホールディングス(8750)は、
- 株価的には安い
- 高配当
ただし、
- コロナの影響が数字にでるのはこれから
- 株価下落&減配の可能性も考えられる
今後の決算では、
- 業績見通しが出るか
- 配当がどうなるか
要注目!
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