不労所得を得られることで人気の高配当株投資。
月5,000円の配当でも生活費の一部が賄えますよね。
月20万円も入ってくれば、独身ならそれだけで生きていけます。
ただし高配当株投資は、買うタイミングが重要になるため難しいです。
私も高配当株投資をメインで行っているので、買うタイミングの重要性は身に染みています。
株価が高くても、高配当なら買ってOKじゃないの?
配当狙いでも最後はせめて±0にならないとダメです。
長い時間かけて取り組む分、時間のロスが大きすぎるからです。
そんなわけで今回は、高配当株を買うべきタイミングを紹介します。
〈プロフィール〉
- 株歴10年以上
- 高配当株とインデックスの組み合わせで年100万円以上投資
- NISAとiDeCoフル活用中
- ポートフォリオの評価額は数百万円
- 配当利回り4.2%
さっそくですが、高配当株を買うべきタイミングは次の4つです。
- 株価が安いとき
- 注目される前
- 株価急落時
- 権利落ち後
それぞれ説明していきますが、まずは高配当株投資のセオリーをおさらいしておきましょう。
高配当株投資のセオリー
高配当株投資で大事なポイント3つです。
すでにご存知の方は飛ばしてください。
- 長期投資
- 逆張り
- タイミング
安定した不労所得はできるだけ長く入ってきてほしいので、長期投資が前提になります。
さらに株価が下がっていく局面で買っていかないと、なかなか高配当になりません。
しかしどこで下げ止まるかなんて、誰にも分りません。
そこでタイミングが大事になります。
そのため「長期投資」と「逆張り」、「タイミング」が大事なポイントになってきます。
うまくやれば配当も値上がり益も両方ゲットすることができます。
たとえば私は高配当株として保有していた住友化学で、配当と値上がり益の両方をゲットすることに成功しました。
今日も含み益が減りました。。
— ぐー@節約&高配当株 (@guakw_fx) April 1, 2021
そんななか住友化学(4005)をついに利確しました!
600円を試す展開を期待してましたが、590円をつけたきり一回下がってきそうな形だったので欲張らず利確。+77%✨✨
利確目安にしていた20年分の配当を1年かからずいただきました😊😊😊
再投資先は探し中です💨
1.株価が安いとき
それでは、高配当株を買うべきタイミングについて説明していきます。
当然ですが株価が安いときは、基本買い時です。
とはいえ、株価が高いか安いかの判断も難しいですよね。
でも株価が高いか安いか分からない…
ひとつ分かりやすいサインとして、「あの銘柄が○年ぶりの安値水準になってる」とかは私もよく注目しています!
株価が高いと感じるときは、根気強くひたすら下がるのを待ちます。
2.注目される前
株価が安いときを狙っていても、人気銘柄はなかなか安くなりません。
良い銘柄は誰もが安く買いたいですからね。
そこで最近私が狙っているのは、注目される前の高配当銘柄です。
- 業績も財務も良いのに、株価がずーと動ていない。
- 調べても特に悪い材料も出てこない。
- 株価が上がらない理由が分からない。
そんな銘柄です。
こうした銘柄の良いところは、安定した配当が期待できることと、万が一大きく下がってもナンピンしやすいことです。
調べてみると、けっこう自分の投資方針に合った企業が見つかります。
デメリットは2つあります。
1つめは自分で銘柄を探す必要があるので、手間がかかることです。
2つ目は、資金効率があまり良くなく、最悪値上がりすることもないことです。
注目されていない=投資家たちに見向きもされていない銘柄とも言えるからです。
結果、出来高も少ないです。
けれど、好業績・財務健全な高配当銘柄ですし、注目されたら急騰する可能性があるので、値上がり益もちょっと期待できる銘柄たちです。
3.急落直後
自然災害などで工場が壊れてしまったなど、仕方がない理由で株価が急落することもあります。
そういうときを狙います。
急落局面で買うのこわい…
ものすごく分かります。
あらかじめ急落を予想して勇気を出してかってみると良い位置でポジションをとれたりします。
ただし、急落していれば何でもチャンスというわけではありません。急落理由によります。
不正など、その企業を信用できなくなるバッドニュースでは私は買いません。
いろんな情報をもとに投資判断を下すわけですが、その企業が出す情報やデータが信じられないというのは、投資以前の問題だからです。
ちなみに、急落した場合、リバウンドといって以前の株価まで急騰することもあるので、短期的に少し利益を得ることも狙えます。
長期で持っていれば株価はいつかは回復します。
たっぷり配当をもらいながらそれまで待てばいいわけです。
株価が戻ればそれまでの配当に加え、値上がり益もゲットできて二度おいしい思いができます。
4.権利落ち後
配当や株主優待をもらうには権利確定日の3営業日前までに株式を保有していないといけません。
権利確定日の翌営業日は、権利が確定した投資家たちの売りが多く、株価が下がりやすくなります。
これを権利落ちと言います。
そのタイミングを狙います。
配当などを年2回(半年ごと)実施している企業が多いですが、年1回や年4回(四半期ごと)の企業もあるので、権利落ちを狙うなら権利確定日は要チェックです。
当然ですが、年1回しかない銘柄の方が権利落ちで大きく下がるので、しっかり狙う必要があります。
権利落ち後を狙うデメリットもあります。
権利落ち後のタイミングで買うということは、たいてい半年後や一年後の配当や優待のための仕込みになってしまうということです。
そこは焦らずじっくりいくしかありません。
「できるだけ早く利益がほしい」というのは投資の落とし穴です。
それを求めると、短期トレードをするしかなくなっていきます。
私自身FXもやっていましたが、短期になればなるほど難易度は上がります。
権利落ち後のタイミングで買うということは、権利落ち前に買いたくなる衝動と闘わなければなりません。
配当貰うチャンス捨てちゃうの?
ハイ・・・(>_<)
配当がもらえるチャンスをみすみす見逃すわけです。
高配当投資家にとっては耐えがたい苦痛があります。
でもそこで買ってしまうと、権利落ちの株価下落に巻き込まれてしまうんです…。
おまけに誰もが配当や優待がほしいと寄ってたかっている局面ですので、割高であることが非常に多いです。
私自身、権利落ち後の株価下落を受け、「一体何年配当もらったら取り返せるんだ…」と含み損を抱えることを何度も経験して、ようやく「まだ買っちゃダメだ」と踏みとどまれるようになりました。
配当がもらえるチャンスをみすみす見逃すのは大変もったいない気がしますが、権利落ち後まで待って、本来の株価で投資するかどうかを見極めた方が結果的に良いポジションを取れます。
長期でみたら権利落ち後までしっかり待った方が良いポートフォリオになっていきます
タイミングの見極めが難しい場合は分割して購入する
タイミングを見極めるというのは本当に難しいです。
「ここだ!」と思っても全然的外れだったなんてことは数百回はあります。
このタイミングの見極めの対処法が分割購入です。
たとえば300株買うつもりだとしたら、まずは100株だけ買ってしばらく様子をみて残り200株分の投資を考える、というものです。
分割購入すると利益の最大化はできませんが、分割して購入タイミングミスのリスクを下げることで、状況に応じて柔軟に対応できます。
高配当ETFも結局はタイミング勝負
配当は個別銘柄だけじゃなく、ETFでも配当がもらえる銘柄があります。
特に米国ETFのVYM・HDV・SPYDは人気です。
それそれぞの特徴などは別記事で紹介しているので、よければ見てみてください。
>>VYMはETFか投資信託どっちで買うべきか?【投資方法の選び方|メリット・デメリット解説】
>>【日本高配当ETF】を買わない理由|iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)とVYM・HDVを比較
でも高配当株投資である以上、高配当ETFの購入も結局はタイミング勝負です。
「高配当ETFの定期購入」については、強いて言えばVYMはまだ検討余地があります。
400以上の銘柄で構成されているため、インデックス投資としても機能する一面があるからです。
ただ、米国ETFである以上、外国株になります。
為替などの問題も出てきます。
そのあたりの話は下の記事で説明しています。
まとめ
今回の内容をまとめます。
高配当株投資は
- 長期投資
- 逆張り
- タイミング
が大事なポイントになってきます。
改めて高配当株を買うべきタイミングは次の4つです。
- 株価が安いとき
- 注目される前
- 株価急落時
- 権利落ち後
タイミングを見極めるのが難しい場合は分割購入でタイミングリスクを下げることができます。
また米国高配当ETFも、基本的にはタイミング勝負です。
- 長期投資
- 逆張り
- タイミング
しっかりポイントをおさえて、高配当株投資をやって不労所得を築いていきましょう。
今回は買うタイミングの話でしたが、売り時も重要になってきます。
売り時については下の記事にまとめているので、よければ見てみてください。
コメント