こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
突然ですが、あなたはこんな風に考えたことはありませんか?
「この会社の商品、大好き!いつも使ってるし、応援したいから株を買ってみようかな?」
その気持ち、よくわかります。私自身、投資を始めたばかりの頃、自分が愛用しているサービスの会社や、理念に共感する企業の株を買いたくて仕方がありませんでした。
自分が「良い」と信じている会社だから、きっと株価も上がるはず!そう思いますよね。
その「好き」という気持ちは、投資対象を見つける素晴らしいきっかけになります。
しかし、その感情だけで大金の投資判断をしてしまうのは、実は危険なことなんです。
なぜなら、「ファンとして好きな会社」と「投資家として魅力的な会社」は、必ずしもイコールではないからです。
今回は、なぜ「好き」というだけで株を買うのが危険なのか、そして、その「好き」という気持ちをどうすれば「利益」に変えることができるのかご紹介します。
あなたの「推し企業」への応援が、空回りではなく、将来の資産形成につながるように、私の経験も踏まえて具体的にお話ししていきますね。
なぜ「好き」だけで株を買うのは危険なのか?3つの落とし穴
「好きな会社の株主になる」って、なんだかワクワクしますよね。
でも、そのワクワク感だけで突っ走ると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
1. 「良い会社」が「良い株」とは限らない
これが最も重要なポイントです。
例えば、誰もが知っている超有名企業。革新的な製品を次々と生み出し、社会にも貢献していて、まさに「良い会社」の代表格だとします。
しかし、その会社の株価が、すでにその素晴らしい未来をすべて織り込み済みで、実力以上に高騰している(割高になっている)としたらどうでしょう?
あなたが株を買った後、会社が少しでも期待外れの決算を発表したら、株価は大きく下落してしまうかもしれません。
「良い会社」であることに間違いはなくても、「割高な価格」で買ってしまうと、利益を出すのは非常に難しくなります。
投資家が見るべきなのは、「良い会社かどうか」に加えて、「その株価は、会社の価値に対して割安かどうか」という視点なのです。
2. 感情的なバイアスで冷静な判断ができなくなる
「好き」という感情は、時に私たちの目を曇らせます。これを「認知バイアス」と呼びます。
- 悪いニュースを無視してしまう: その会社にとって不利なニュース(業績悪化、不祥事など)が出ても、「まあ、この会社なら大丈夫だろう」と楽観視して、売るタイミングを逃してしまう。
- 良いニュースを過大評価してしまう: 少し良いニュースが出ただけで、「やっぱりこの会社はすごい!もっと上がるはずだ!」と根拠なく信じ込み、高値で買い増ししてしまう。
いわば、「あばたもえくぼ」状態ですね 。
好きな会社だからこそ、客観的で冷静な分析ができなくなり、結果的に損をしてしまう可能性が高まります。
3. ポートフォリオが偏りすぎる(集中投資のリスク)
もしあなたがIT系のガジェットが好きなら、AppleやGoogle、ソニーなどの株に興味を持つかもしれません。
もしあなたがゲーム好きなら、任天堂やスクウェア・エニックスの株が魅力的に見えるでしょう。
車が好きなら…。挙げればキリがないですが、自分が好きな分野が魅力的に見えるのは自然なことです。
でも投資先としてみた場合、気づけばあなたの資産が特定の業界にだけ集中してしまう危険性があります。
- IT業界全体が不況になったら?
- ゲーム業界に厳しい規制が入ったら?
- トランプ関税のような危機が突如何度も来たら?
あなたの資産は、業界の動向の影響を直接受けて、一気に目減りしてしまう恐れがあります。
あくまで投資視点では、特定の業界に偏りすぎない方が無難です。
『卵を一つのカゴに盛ってはいけない』(Don’t put all your eggs in one basket.)という投資の格言通り、分散投資はリスク管理の基本となります。
好きな会社だけに投資することは、この基本から外れてしまう行為なのです。
「ファン」から「投資家」へ。視点を変える3つのチェックポイント
では、どうすれば「好き」という気持ちを活かしつつ、失敗しない投資ができるのでしょうか?
答えは、「消費者・ファン」の視点から、「会社のオーナー(株主)」の視点に切り替えることです。
あなたがこれから株を買おうとしている会社について、最低限、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
これらの情報は、Yahoo!ファイナンスや、各社が無料で提供している証券アプリなどで簡単に見ることができます。
【チェック1】ちゃんと儲かっているか?(業績)
まず基本中の基本。会社がしっかりと事業で利益を出せているかを確認します。
- 売上高・営業利益: 過去5〜10年分くらいを見て、右肩上がりに成長していますか?一時的に落ち込むことがあっても、長期的な成長トレンドにありますか?
- 決算短信: 年に4回発表される会社の成績表です。直近の決算で、会社が立てた予想をクリアできているか(進捗率)も見てみましょう。
「好き」な商品やサービスが、きちんと会社の利益につながっているかを確認する。これがオーナーとしての第一歩です。
【チェック2】会社は健康体か?(財務)
いくら売上があっても、借金だらけで経営が不安定では意味がありません。
会社の財務が健全かどうか、人間でいう「健康診断」をしてみましょう。
- 自己資本比率: 会社の全資産のうち、返済不要な自分のお金(自己資本)がどれくらいの割合を占めるかを示す指標です。一般的に40%以上あれば健全と言われています。高ければ高いほど、倒産しにくい安定した会社と判断できます。
【チェック3】株価は割安か?(株価指標)
会社の業績が良く、財務も健全。最後のチェックは、「で、今の株価はお買い得なの?」という点です。
これを判断するために、便利な指標が2つあります。
- PER(株価収益率): 「会社の利益に対して、株価が何倍まで買われているか」を示します。数値が低いほど割安と判断されます。日経平均株価の平均PERは15倍前後(※時期により変動)なので、これを一つの目安に、同業他社と比較してみると良いでしょう。
- PBR(株価純資産倍率): 「会社の純資産に対して、株価が何倍まで買われているか」を示します。1倍を割れていると、仮に会社が解散しても株主にお金が返ってくる計算になり、一般的に割安とされます。
- 参照:これらの株価指標は東京証券取引所(JPX)のウェブサイトでも解説されており、投資家にとって基本的な判断材料とされています。
もちろん、これらの指標だけで全てが判断できるわけではありませんが、「好き」という感情に客観的な数字というフィルターをかけることで、投資の精度は格段に上がります。
まとめ:「好き」を最強の武器に変えよう!
ここまで、「好き」だけで株を買うことの危険性についてお話ししてきました。少し厳しい内容だったかもしれません。
でも、私は「好きな会社の株を買うな」と言いたいわけでは全くありません。
むしろ逆です。「好き」という気持ちは、複雑で難しい企業分析を「自分ごと」として楽しく学ぶための、最強のモチベーションになります。
誰も知らないような地味な優良企業をゼロから発掘するよりも、あなたがすでに知っていて、サービスを愛用している「好きな会社」を分析する方が、何倍も楽しく、深く理解できるはずです。
「好き」を投資のゴールではなく、スタートにする。そのために、
- 「好き」な会社をリストアップする(スタート)。
- その会社が本当に儲かっていて、健全か(業績・財務)を調べる。
- 今の株価が割安な水準か(株価指標)をチェックする。
- 全ての基準をクリアしたら、資産の一部で投資を検討する(ゴール)。
このステップを踏むだけで、あなたの投資の成功確率は、感情だけで売買している人よりも圧倒的に高まります。
投資は、私たちの未来を豊かにするための素晴らしい方法です。
その第一歩でつまずいて、嫌いになってしまっては、あまりにもったいない。
この記事が、あなたのその素敵な「好き」という気持ちを、客観的な視点で磨き上げ、未来の資産を築くための強力な武器に変えていただく参考になれば嬉しいです。
一緒にがんばっていきましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。


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