- 「リモート会議中に自分のPCだけ固まってしまう…」
- 「ファイルの起動に時間がかかりすぎる…」
- 「ネットの読み込みが遅い…」
そんな経験に心当たりはありませんか?PCの動作が遅いと、業務効率が下がるだけでなく、地味にストレスが溜まりますよね。
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
こうしたPCトラブル、実はご自身の簡単なメンテナンスで予防・改善できることが多いです。
この記事では、専門家でなくても安全に実施でき、かつ効果の高いセルフメンテナンス方法をご紹介します。
早速、PCを快適な相棒に戻してあげましょう!
【注意】メンテナンス前に必ずご確認ください。⚠️
メンテナンスを始める前に、2つだけ確認しておいてください。
- 重要ファイルの退避
万が一に備え、絶対に消えたら困るファイルや、現在作業中のファイルは必ず安全な場所に保存してください。例えば、OneDriveやGoogleDriveなどに入れておくと安心です。 - 作業時間を確保する
落ち着いた時間帯に実施するのがおすすめです。削除するデータ量によっては時間がかかる場合があるので、仕事なら終業前、プライベートなら就寝前は避けましょう。
なぜPCは遅くなる?原因は「机の乱雑さ」と同じ
PCの動作が遅くなる主な原因は、Cドライブの容量不足です。
PCのCドライブは、「作業机」だと考えてみてください。机の上が書類や文房具で埋め尽くされていると、新しい作業を始めるスペースがなく、物を探すのにも時間がかかりますよね。
PCも同じで、Cドライブ(机)がいっぱいだと、新しい処理(作業)を始めるための余裕がなくなり、全体の動作が著しく遅くなるのです。
特にTeamsやGoogleChat、Zoomなどでのリモート会議のように、リアルタイムで映像や音声、画面共有を行うツールは、この「作業スペース」を多く必要とします。
会議中にPCが固まってしまったりタイムラグが生じてしまうのは、PCが「机の上が散らかってて、もう何も置けません!」と悲鳴を上げているサインです。
【空き容量の確認方法】
エクスプローラーを開き、「PC」をクリック。「デバイスとドライブ」に表示される「Windows (C:)」のバーを確認しましょう。バーが赤色に近づいていたら危険信号です。
【実践編】重いPCを軽くする3つのステップ
それでは、具体的な手順に進みましょう。簡単なものから順に3つのレベルでご紹介します。
ステップ1:【5分で完了】毎週やりたいクイック整理
日々の簡単な習慣で、PCの快適さは大きく変わります。
1. ブラウザのキャッシュクリア≪手順≫
ブラウザは一度表示したサイトの画像などを「キャッシュ」としてPC内に保存し、次回以降の表示を速くしています。しかし、この古いデータが溜まりすぎると、かえってブラウザの動作を遅くする原因になります。
💡「キャッシュ」とは?
一度訪れたWebサイトの情報を、PCやスマホに「一時保管」しておく仕組みです。
次に同じサイトを開くとき、サーバーまで全てのデータを取りに行く必要がなくなり、手元の記憶から瞬時にページを表示してくれます。しかし、キャッシュが溜まってくるとそのデータ自体が原因で、ブラウザの動作が遅くなってしまうんです。
- Chromeの場合:
- 右上の「︙」をクリックし、「閲覧履歴データを削除」を選択。
- 期間を「全期間」にし、「閲覧履歴」「キャッシュされた画像とファイル」「ダウンロード履歴」「Cookie と他のサイトデータ」にチェックを入れて、「データを削除」をクリック。
- Edgeの場合:
- 右上の「・・・」をクリックし、「閲覧データを削除」を選択。
- chrome同様、時間の範囲を「すべての期間」にし、「閲覧履歴」「キャッシュされた画像とファイル」「ダウンロード履歴」「Cookie と他のサイトデータ」にチェックを入れる。
- 「今すぐクリア」をクリック。
2. 3大「散らかりスポット」の掃除
不要なファイルが溜まりやすい以下の場所は、定期的に整理しましょう。
- ダウンロード フォルダ: インストーラーや一度しか使わない資料は削除。
- デスクトップ: 「とりあえず」置いたファイルは整理。デスクトップはショートカットを置く場所と割り切り、実データはできる限りクラウドへ。
- ごみ箱: ファイルを削除しても、「ごみ箱を空にする」まで容量は空きません。定期的に空にしましょう。
ステップ2:【月1回推奨】PCの大掃除で徹底リフレッシュ ✨
日々の整理で改善しない場合は、PC内部に溜まった「見えないゴミ」を掃除しましょう。Windowsに標準搭載されている安全なツールを使うのが最もおすすめです。
【推奨】ディスククリーンアップで安全に一括削除
これはWindowsに搭載されているお掃除ツールです。不要なシステムファイルを安全にまとめて削除してくれます。
≪手順≫
- タスクバーの検索窓に「ディスククリーンアップ」と入力し、アプリを起動。
- ドライブ「(C:)」を選択して「OK」。
- 表示されたウィンドウで「システム ファイルのクリーンアップ」をクリック。(ここで管理者権限が求められたら許可してください。PCの再スキャンが始まります)
- 新しいウィンドウが開いたら、一覧をチェック。
特に「Windows Update のクリーンアップ」や「配信の最適化ファイル」、「一時ファイル」は容量が大きいことが多いです。これらにチェックを入れ「OK」をクリックします。数GB単位で容量が空くこともあります!
【ちょっと応用編】一時ファイル(temp)の削除
ディスククリーンアップなどのデータ整理後に、空き容量を確認しても、あまり空き容量が増えなかった場合の手段を紹介します。
それが、時ファイル、tempファイルの削除です。
💡一時ファイル(temp)とは?
Windowsやアプリケーションが、作業中に一時的に作成・使用するファイルです。通常は作業が終わると自動で削除されるはずですが、何らかの要因で日々大量に蓄積されていることがあります。
一次ファイルが大量に蓄積されると、ストレージ容量を圧迫する原因となります。
私自身、定期的にデータ整理をしていたのですが、なぜかストレージが圧迫されており、PCが重い状態が続いていたときがありました。その際、tempファイルの削除をためしてみたところ、数十GB以上空きが生まれ、PCが快適になったことが何度かありました。ディスククリーンアップしてもダメだな…という場合はぜひ試してみてください。
≪手順≫
- tempフォルダ)を開きます。tempフォルダの開き方は主に3つあります。
- 「C:\Windows\Temp」にアクセスする
- 「C:\Users\<自分のユーザー名>\AppData\Local\Temp」にアクセスする
- 「Windowsキー」+「Rキー」を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「%temp%」 と入力し、「OK」をクリック
- 開く際、もし下記のメッセージが表示されたら、そのまま「続行」をクリックしてOKです。
「このフォルダーにアクセスする許可がありません。[続行]をクリックすると、このフォルダーへの永続的なアクセスを取得します」
- ファイルを全て削除します。
- 削除後、PCの再起動を求められる場合は、再起動してください。
ステップ3:【パフォーマンス設定変更】PCの性能を最大限に引き出す 🚀
今度はPCのパフォーマンスそのものを向上させる方法を紹介します。
デスクトップPCやノートPCでも普段からACアダプターに接続しているなら、PCの性能を最大限に引き出す設定に変更しましょう。
会議や外出時以外はこの設定にしておくと良いでしょう。
≪手順≫
- 「コントロールパネル」を開きます。
- [ハードウェアとサウンド]をクリックします。
- [電源オプション]をクリックします。
- 「高パフォーマンス」に変更します。
デフォルトでは、節電モードになっているはずです。一度確認してみましょう。
【データ整理の自動化】「ストレージセンサー」で掃除を自動化しよう 🤖
「毎回手動でメンテナンスするのは面倒…」と感じる人はこの設定を試してみてほしいです。
Windowsには、Cドライブの空き容量が少なくなった際に、不要なファイルを自動で削除してくれる「ストレージセンサー」という機能があります。
これをONにしておくだけで、今後のメンテナンスが格段に楽になります。
≪手順≫
- 「スタート」>「設定」>「システム」>「ストレージ」を開きます。
- 「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。
これだけで、PCが賢く自動で空き容量を確保してくれるようになります。いちいち片づける手間も省けるようになります!
終わりに:快適なPCは、快適な仕事の第一歩
PCのメンテナンスは、面倒に感じて、忙しいとつい後回しにしがちですよね。
しかし、自分の「作業机」を常に整理整頓しておくことが、日々の作業効率を上げ、ストレスを減らす一番の近道になります。
もし「全部試したけど、全然効果なかった…」という場合は、PCが故障している可能性がありますので、一度修理業者さんに見ていただきましょう。
この記事が、あなたの快適なPCライフの一助となったら嬉しいです。
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