こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
さて、あなたもこんな経験ありませんか?
Excelファイルを開こうとしたら、上部に黄色いバーで「セキュリティの警告 マクロが無効にされました」と表示される…。
- 「え、なにこれ怖い…」
- 「『コンテンツの有効化』って押して大丈夫なの?」
- 「そもそも、なんでこんな警告が出るファイルと出ないファイルがあるの?」
ITを学び始めた方や、オフィスで働く方にとって、これは結構なストレスですよね。
この記事は、そんな「Excelのマクロ警告が怖い…」「.xlsxと.xlsmの違いがよく分からない」という悩みを、スッキリ解決するために書きました。
結論:違いは「マクロ」を保存できるか、だけ!
いきなり結論から言いますね。
二つのファイル形式(拡張子と言います)の違いは、たったこれだけです。
- .xlsx (Excel ブック)
- 私たちが普段「Excelファイル」と呼んでいる、最も標準的な形式です。
- 数式(SUM関数など)やグラフ、表の装飾は問題なく保存できます。
- マクロ(VBAコード)は保存できません。
- .xlsm (Excel マクロ有効ブック)
- 「m」は「Macro(マクロ)」の「m」と覚えましょう。
- .xlsxの機能に加えて、マクロ(VBAコード)を保存できます。
そもそも「マクロ」って何?
ここで「マクロ」という言葉に拒否反応が出た方、ちょっと待ってください!
マクロは「Excelにやってもらう作業を自動化するプログラム」のこと。
難しく考えず、「すごく仕事が早い、便利な”小人さん”」をファイルの中に住まわせるイメージです。
例えば、毎日のようにやっている「AファイルのデータをBファイルにコピペして、並び替えて、印刷する」みたいな退屈な作業を、ボタン一つでわずか1秒で終わらせてくれる。それがマクロです。
なぜ保存形式が分かれているの?
「じゃあ、全部.xlsmで保存すればいいじゃん」と思いませんか?
でも、分かれているのには大事な理由があります。それは「セキュリティ」のためです。
便利な”小人さん”(マクロ)ですが、中には「悪い小人さん」もいます。それが「マクロウイルス」です。
ファイルを開いた瞬間に、PC内の情報を盗んだり、データを壊したりする悪いプログラムも、マクロと同じ仕組みで作れてしまいます。
だからExcelは、
「このファイルには”小人さん”(マクロ)が入ってる可能性があるよ(.xlsm)。信頼できる人が作ったものじゃなければ、動かしちゃダメだよ(警告)」
と、私たちに教えてくれているんです。
マクロを使うなら知っておきたい「あるある失敗談」
この違いを知らないと、せっかくの努力が水の泡になることも…。
失敗談1:マクロを作ったのに「.xlsx」で保存した!
これは悲劇です。
夜なべして作った自動化マクロ(VBAコード)を、「.xlsx」で保存した瞬間…
マクロは跡形もなく消え去ります。
Excel先生も「マクロ消えちゃうけど、本当にいいの?」と警告はしてくれるんですが、焦っていると見逃しがち。
私も新人の頃、これで半日分の作業を失って泣きそうになりました。
ルール:マクロ(VBA)を書いたら、必ず「.xlsm」で保存!
失敗談2:マクロ使ってないのに「.xlsm」で保存した。
これは実害はほぼありません。
ただ、このファイルを他の人に送ると、相手は「え、マクロ入ってないのに、なんで警告が出るの?(ちょっと不安…)」となってしまいます。
相手に余計な不安を与えないのも、立派な「仕事のスキル」。
マクロを使っていないなら、「.xlsx」で保存するのが相手への思いやりです。
まとめ:マクロは怖くない。私たちの味方です。
「プログラミングなんて無理…」と思ってしまうかもしれません。
でもバックオフィス業務こそ、マクロの恩恵を一番受けられます。
何も何千人、何万人が使うシステムを開発するわけではないのです。「難しそうだから」と敬遠せず、まずはわかりやすいところから始めてみましょう。
今日の内容をおさらいしましょう。
- .xlsx → マクロが保存できない(標準)
- .xlsm → マクロが保存できる(mはマクロのm)
- 分かれているのはセキュリティ(ウイルス対策)のため。
- マクロ(VBA)を作ったら、必ず.xlsmで保存!
- 知らない人からの.xlsmファイルは、絶対にマクロを有効にしない!
保存形式の違いをしっかり理解して、Excelへの不安を「便利なスキル」に変えていきましょう!
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