- 「日経平均が500円下落…私の株も下がってる…どうしよう…」
- 「〇〇ショックで暴落!?もう株は終わりだ…」
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
投資を始めたばかりの頃、あなたもこんな風に毎日のニュースに心を揺さぶられていませんか?
私自身もそうでした。朝ベッドで株価をチェックし、日中は日経平均の数字の上下に一喜一憂する毎日でした。株価が気になってソワソワ、、、。
でも、長期的な視点を持つ投資スタイルに出会ってから、ニュースとの付き合い方が180度変わりました。
今では日々の株価の上下は「天気予報」のようなものだと割り切り、もっと大切な「企業の成長」という本質に目を向けられるようになったんです。
日々の株価変動に惑わされず、どっしりと構えて資産を育てるための「情報収集術」を身につけていきましょう!
なぜ「日経平均」の上げ下げに一喜一憂しなくていいの?
まず、大前提として知っておいてほしいこと。それは、日経平均株価は「市場全体の雰囲気」を表す温度計のようなものだということです。
日経平均は、東証プライムに上場する約1,800社の中から、日本経済新聞社が選んだ代表的な225社の株価をもとに計算されています。いわば、日本代表株の「平均点」のようなものです。
ここで大切なポイントが2つあります。
- 特定の銘柄の影響を受けやすい:
日経平均は、単純な平均ではなく、株価が高い「値がさ株」の影響を大きく受ける仕組みになっています。
例えば、ユニクロを展開するファーストリテイリング1社の株価が動くだけで、日経平均が100円以上も動くことがあるのです。 - 私たちの投資目的とは違う:
私たちが増配株投資において見ているのは、「一社一社の企業がしっかりと稼ぎ、その利益を株主に還元してくれるか?」という点です。
市場全体の雰囲気が悪くて株価が下がっていても、その企業がしっかり増配してくれるなら、むしろ「優良株のバーゲンセールだ!」とポジティブに捉えることさえできます。
つまり、日経平均の動きと、自分の持っている優良な増配株の価値は、必ずしもイコールではないのです。
市場全体のムードに流されるのではなく、個々の企業の「実力」を見極めることが何よりも大切です。
増配株投資で見ている「2つの視点」
では、日々の株価という「ノイズ」を遮断して、私たちはどこに注目すればいいのでしょうか?
答えは、「マクロ(森)」と「ミクロ(木)」の2つの視点で情報を整理することです。
1. マクロの視点:世の中全体の大きな流れを読む
まずは、世界や日本全体が今どんな状況にあるのか、大きな視点(森)で捉えます。
これが分かると、今後どんな業界が伸びそうか、あるいは逆風にさらされそうか、大きな方向性を予測するのに役立ちます。
私が特に重要視している経済ニュースは以下の通りです。
- 米国の金融政策(FOMC):
- なぜ重要?:世界経済の中心であるアメリカの金利動向は、為替レート(ドル/円)に直結します。円安になればトヨタのような輸出企業は儲かりやすくなり、円高になれば輸入品を多く扱う企業の利益を圧迫します。この流れを知ることは、日本企業の業績を予測する上で欠かせません。
- チェックポイント:FRB(米連邦準備制度理事会)が発表する政策金利。特にパウエル議長の発言は世界中が注目しています。
- 日米の物価指数(CPI):
- なぜ重要?:物価の動向は、金利を左右する大きな要因です。物価が上がりすぎれば金利が引き上げられ(景気のブレーキ)、下がりすぎれば金利が引き下げられます(景気のアクセル)。金利が上がれば、企業は銀行からお金を借りにくくなり、設備投資などに慎重になる可能性があります。
- チェックポイント:日本の総務省統計局や、米国の労働省が発表する消費者物価指数(CPI)の前期比・前年同月比の数字。
これらの情報は、難しく感じるかもしれませんが、まずは「金利が上がると株価は下がりやすい、金利が下がると株価は上がりやすい」という基本だけ押さえておけば大丈夫です。
【見れるサイト】
- 日本経済新聞 電子版
- Bloomberg
- 各省庁や日本銀行のウェブサイト
2. ミクロの視点:投資したい企業の「実力」を徹底解剖
世の中の大きな流れを掴んだら、次はいよいよ個別の企業(木)に焦点を当てていきます。ここが最も重要であり、増配株投資の醍醐味です。
私が必ずチェックするのは、企業の公式発表、つまり「一次情報」です。
- 最重要!『決算短信』
- 上場企業が3ヶ月ごとに行う「成績発表」です。企業の健康状態が数字で克明に記されており、まさに情報の宝庫!
- 見るべきポイント:
- 売上高・営業利益:本業でしっかり稼げているか?前年同期と比べて伸びているかが重要です。
- EPS(1株当たり利益):これが伸びているかどうかが、将来の増配の「源泉」になります。「EPSの成長なくして、増配なし!」と覚えておきましょう。
- 配当金の推移:過去から現在まで、しっかりと配当を出し続けているか、増やしてくれているかを確認します。
- 未来の設計図!『中期経営計画』
- 企業が今後3〜5年で「何を目標に、どうやって成長していくのか」を示した計画書です。
- 見るべきポイント:
- 成長戦略:どの事業に力を入れていくのか?企業の未来像が見えます。
- 株主還元方針:「配当性向〇%を目指す」「累進配当を維持する」といった言葉は、企業から株主への「約束」です。これが見つかれば、株主を大切にする姿勢の表れであり、投資家にとっては何より心強いお守りになります。
- 速報をチェック!『適時開示情報』
- 業績予想の修正や増配、自社株買いなど、株価に影響を与える重要な情報がリアルタイムで発表されます。
- 見るべきポイント:
- 「増配」や「自社株買い」の発表は、株主にとって最高のご褒美です。
- 「業績予想の上方修正」も、企業の好調さを示す嬉しい知らせですね。
【見れるサイト】
- 各企業のIR(Investor Relations)ページ
- TDnet(適時開示情報閲覧サービス)
- IR BANK(企業の財務データや配当推移がグラフで見やすく、超便利!)
実践!ノイズに惑わされない情報整理術
情報源が分かっても、世の中には情報が溢れすぎています。どうやって必要な情報だけを選び取ればいいのでしょうか?
私の実践しているシンプルな方法をご紹介します。
- 扇情的な見出しを疑う:
「〇〇ショックで歴史的暴落!」のようなニュースを見ても、まずは冷静に。「それで、私の持っているA社の稼ぐ力に何か影響はあるだろうか?」と自問自答します。ほとんどの場合、企業のファンダメンタルズ(業績や財務状況などの基礎的な指標)は揺らいでいません。 - SNSは「きっかけ」と心得る:
SNSで話題の銘柄を見つけても、すぐに飛びついてはいけません。必ずその企業のIRページに飛び、一次情報である決算短信や中期経営計画を自分の目で確認する癖をつけましょう。 - 自分の「投資の軸」から外れる情報はスルーする:
増配株投資をする際、私たちは「増配株に長期投資する」という軸を持っていますよね。短期的な値上がりを狙うデイトレード向けの情報や、全く知らない業界のニュースは、思い切ってスルーする勇気も必要です。 - 情報を記録し、自分の考えを言語化する:
「なぜこの企業に投資したのか」「このニュースをどう捉えたのか」などを簡単にメモしておきましょう。自分の考えを書き出すことで、情報が整理され、あとで振り返った時に投資の軸がより強固になります。
まとめ:ニュースの先にいる「企業」を見つめよう
いかがでしたでしょうか?最後に、今日のポイントをまとめます。
- ✅ 日経平均は市場の「雰囲気」。個々の企業の価値とは別物と考えよう。
- ✅ 情報は「マクロ(森)」と「ミクロ(木)」で見る。世の中の大きな流れと、企業の小さな変化の両方を捉えよう。
- ✅ 最重要の情報は企業の「一次情報」。特に『決算短信』と『中期経営計画』は必読!
- ✅ 情報のノイズに惑わされず、自分の投資の軸をブラさないことが長期的な成功の鍵。
ニュースの数字の裏側には、日々汗水たらして働く人々と、社会を豊かにする製品やサービスがあります。
日々の株価という数字の揺れ動きに一喜一憂するのではなく、その企業の事業そのものを応援する。そんなスタンスでいると、不思議と投資はもっと楽しくなります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、一つずつで大丈夫です。まずは気になった企業のIRページを覗いてみることから始めてみてください。
一緒にコツコツ、未来のための資産を育てていきましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。


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