こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
- 「高配当株投資を始めたけれど、いまいち銘柄選びに自信が持てない…」
- 「配当利回りの高さだけで選んで、減配を食らってしまった経験がある…」
こんな風に感じたことがあるかもしれません。かつての私も、リーマンショックや幾度もの市場の荒波を経験する中で、同じ壁にぶつかりました。
表面的な利回りや知名度だけでは、本当の「お宝銘柄」は見えてこないんですよね。
企業の「真の実力」を見抜くにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、10年、20年と長期で安心して保有できるお宝銘柄を発掘するための、一歩踏み込んだ分析手法をご紹介します。
第1章:なぜ今、改めて「高配当株×優待株」なのか?
「投資」と聞くと、株価の上下に一喜一憂する短期トレードを思い浮かべる人もいますが、私たちが目指すのはそれとは全く異なります。
日々の生活を楽しみながら、資産が着実に育っていく「オーナーシップ投資」です。その中核をなすのが「配当金」と「株主優待」です。
① 未来の不安を解消する「キャッシュフローエンジン」=配当金
高配当株投資とは、一言でいえば「自分専用のキャッシュフローエンジンを持つこと」です。企業が事業で得た利益の一部を、株主(=企業のオーナーの一員)に現金で還元してくれる、それが「配当金」。株を保有しているだけで、私たちが寝ている間も、働いている間もお金を生み出してくれます。
例えば、利回り4%の株を300万円分持っていれば、年間で12万円(税引前)。月1万円の収入が自動的に入ってくる計算です。
この配当金をさらに投資に回す「複利」の力を利用すれば、雪だるま式に資産は増えていきますが、これはあくまで理想論。
本当の複利効果は、質の高い銘柄を選び続け、配当金を生み出す源泉が枯渇しないことで初めて得られます。その「質」を見抜く方法を今回紹介していきます。
② 生活を豊かにする「企業からのプレゼント」=株主優待
そして、この投資戦略をさらに楽しく、強固にしてくれるのが「株主優待」です。これは、企業が株主に対して自社製品やサービス、割引券などをプレゼントしてくれる日本独自の制度。
配当金という「現金(キャッシュフロー)」で資産を増やしつつ、株主優待という「現物(生活コスト削減)」で日々の支出を抑える。この「現金収入」と「現物支給」の二刀流こそが、精神的な安定と生活の潤いを同時に実現してくれる、最強の組み合わせです。
第2章:【経験者向け】失敗しない「お宝銘柄」の見つけ方4ステップ
ここからが本題です。ありふれたスクリーニングから脱却し、企業のファンダメンタルズを深く読み解いていきましょう。
ステップ1:自分の「経済圏」にある企業を再評価する
まずは自分の身の回り、普段お金を使っているサービスや商品をリストアップします。スマホ、銀行、スーパー、鉄道、エネルギーなど。自分が顧客として日常的に接している企業は、そのサービスの良し悪しや競争環境を肌感覚で理解できます。その「肌感覚」を、投資家としての分析の「初期仮説」にするのです。
ステップ2:配当利回りを「入り口」としてスクリーニングする
次に、それらの企業の中から、配当利回りをチェックします。個人的な目安は「3.5%以上」ですが、これはあくまでスタートライン。利回りが異常に高い(7%超など)場合は、株価の急落や業績悪化による「減配リスク」を内包している可能性が高いため、むしろ警戒信号と捉え、その原因を徹底的に探る必要があります。
ステップ3:「総合利回り」と「生活へのインパクト」を吟味する
せっかくの優待も、使わなければ意味がありません。「優待の価値(金額換算)+配当利回り」で算出する「総合利回り」を意識しつつ、「その優待は、本当に自分の生活を豊かに、あるいは効率的にしてくれるか?」という視点で厳しく吟味しましょう。
ステップ4:企業の「真の実力」を3つの指標で見抜く
「倒産しないか?」という守りの視点だけでなく、「将来にわたって稼ぎ、私たち株主に還元し続けてくれるか?」という攻めの視点で、企業の真の実力を見抜きましょう。私が特に重視しているのは、「効率性」「現金力」「株主への誠意」の3つです。
1. 「儲ける効率」を見る:ROE(自己資本利益率)
「配当利回りが同じA社とB社。どちらに投資しますか?ここで注目したいのがROE(自己資本利益率)です。簡単に言えば、『株主から集めたお金を使って、どれだけ効率よく利益を生み出したか』を示す指標。これが企業の『稼ぐセンス』を測る物差しになります。
一般的にROEが10%を超えていると、資本効率の良い優良企業と言えます。利回り4%のA社(ROE 5%)と、同じく利回り4%のB社(ROE 15%)があったとします。私なら迷わずB社を選びます。なぜならB社は、私たちが投じた資金をA社の3倍の効率で活用し、利益を生み出す力があるからです。これは将来の『増配』や『株価上昇』のポテンシャルがより高いことを意味します。
2. 「配当の源泉」を見る:営業キャッシュフロー
利益が出ているのに、なぜか配当が減る…その原因は、会計上の『利益』と、会社の手元にある『現金(キャッシュ)』のズレにあります。そこで必ずチェックしたいのが『営業キャッシュフロー(営業CF)』。これは、企業が本業でどれだけ現金を稼いだかを示す、ごまかしの効かない数字です。
見るべきポイントはシンプルです。
- 毎年、安定してプラスか?
- 稼いだ現金(営業CF)が、配当金の総額を上回っているか?
黒字倒産という言葉があるように、会計上は黒字でも現金が尽きれば会社は終わりです。配当も当然、現金から支払われます。営業CFが潤沢な企業は、配当を支払い続ける体力が十分にあると判断でき、減配リスクの低い、まさに『お金のなる木』の有力候補と言えるでしょう。
3. 「株主への誠意」を見る:配当性向とDOE
最後に、その企業が『株主をどれだけ大切に思っているか』、つまり還元への誠意を見極めます。私も含め、多くの人が、配当性向(利益のうち何%を配当に回したか)を見るでしょう。もちろん重要で、30%〜50%程度が無理なく継続できる健全な水準です。
しかし、私がさらに注目しているのがDOE(自己資本配当率)です。
- 配当性向:その年の利益を基準にするため、業績によって変動しやすい。
- DOE:会社の純資産を基準にするため、安定的で、株主への長期的なコミットメントが分かる。
近年、『DOE 2%以上を目安』『累進配当(減配せず、維持または増配)』といった方針を掲げる企業が増えています。これは『業績が少し悪化しても、株主への還元は維持・強化します』という、経営陣からの力強いメッセージです。IR情報でこの言葉を見つけたら、その企業は株主還元の意識が非常に高い可能性大です。
【応用】3つの指標で「企業の立体像」を浮かび上がらせる
これらの指標は、単体で見るのではなく、組み合わせてこそ真価を発揮します。
- 高ROEだが、営業CFがマイナス → 利益は出ているが、現金回収に問題がある?
- 高利回り・高配当性向だが、DOEは低い → 業績次第では、あっさり減配するかも?
このように、各指標を組み合わせることで、企業の財務状況や経営方針が立体的に見えてきます。数字の裏側にあるストーリーを読み解く、投資の醍醐味と言えるでしょう。
第3章:【実践】私のポートフォリオと銘柄選定の思考法
ここでは、私が実際に保有している銘柄を、ここまでの分析手法と絡めてご紹介します。
※特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。あくまで考え方の一例として参考にしてください。投資は自己責任でお願いします。
- 三菱HCキャピタル(8593):資産成長のコア
なんといっても「25年以上も配当を増やし続けている(連続増配)」という実績が魅力。
しかし、その裏付けとなるのが、常に潤沢な営業キャッシュフローです。これにより景気変動時でも配当を維持・増配する体力を確保しています。
私はコロナショックで仕込めたこともあり、ポートフォリオの主軸となっています。なお、株主優待はありません。 - KDDI(9433):ディフェンシブ&インカム
通信という生活必須の事業がもたらす安定性に加え、高いROEを維持しており、資本効率も申し分ありません。
さらに『DOE目標』を掲げ株主還元への強い意志を示している点も評価。
株主優待も以前のカタログギフトからPontaポイントまたはローソン・成城石井の商品詰め合わせに変更になったものの、魅力的です。
市場が不安定な時でも安心して持てるディフェンシブ銘柄と位置付けています。 - イオン(8267):インフレヘッジ&優待枠
イオンによく行く人にとっては、「優待」目的の最強カードです。100株以上の保有で発行される「オーナーズカード」を提示して買い物をすると、保有株数に応じて3%〜7%のキャッシュバックが半期ごとに受けられます(上限あり)。
オーナーズカードによるキャッシュバックは、インフレで家計が圧迫される局面でディフェンスとして機能します。
配当は少ないですが、この銘柄の真価は「生活コストを直接削減する」という、他の銘柄にはない価値を提供してくれる点にあります。
まとめ:投資とは、経済の血流を感じ、社会を見る”解像度”を上げる最強のレンズである。
今回は、高配当株投資をアップデートするための、より本質的な分析手法をご紹介しました。
- 表面的な利回りだけでなく、ROE(効率性)、営業CF(現金力)、DOE(誠意)を見る
- 各指標を組み合わせることで、企業の「真の実力」が浮かび上がる
- ポートフォリオにおける、各銘柄の「役割」を意識する
これを機にぜひポートフォリオを見直してみましょう。
気になる企業のIR資料は、いわば詳細な「設計図」で、私たちのレンズの性能を試す絶好の機会です。今回紹介した視点で、これまで見えていなかった企業の魅力やリスクを、その目で確かめてみましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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