【脱・意識高い系】期待しない、がんばらない、夢見ない。新NISAを使った現実的な資産形成術

【コツコツ安心】インデックス投資の基本
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「将来の夢は?」「目標は?」

そう聞かれても、正直ピンとこない。

「FIREして早期リタイアしたい!」「億万長者になって南の島で暮らすんだ!」なんていう、キラキラした目標を掲げている人を見ると、なんだか自分とは違う世界の話のように感じてしまう。

大きな夢や野望はない。

でも、漠然とした将来へのお金の不安はある。

今の生活レベルを、この先も維持していけるだろうか。

いざという時に、お金で困ることはないだろうか。

そんな「期待しない、がんばらない、夢見ない」あなたへ。

実は、そのスタンスこそが、資産運用を成功させる最強の武器になるかもしれない、ということをご存知でしたか?

こんにちは!ぐーです。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

この記事では、意識高くがんばらなくても、大きな夢を抱かなくても、心穏やかに将来に備えることができる、資産運用の方法を、私の実体験も交えながらお伝えします。

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なぜ「がんばらない」あなたにこそ資産運用が必要なのか?

そもそも、なぜ資産運用なんて面倒くさそうなことをする必要があるのでしょうか。理由はとてもシンプルで、あなたの「今の穏やかな生活」を未来でも守るためです。

理由1:貯金だけでは、お金の価値が減ってしまうから(インフレ)

「汗水流して働いたお金が、何もしないうちに減っていく」

そんな怖い話、信じられますか?でも、これは現実に起こっていることです。

例えば、総務省統計局によると、日本の2024年の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は前年比で+2.5%でした。1

これは、去年100円で買えたものが、今年は102.5円出さないと買えなくなったということ。つまり、私たちが銀行に預けている100円の価値は、実質的に下がってしまったのです。

メガバンクの普通預金金利が年0.2%の今、ただ貯金しているだけでは、インフレの波に飲み込まれ、あなたのお金の価値は静かに、しかし確実に目減りしていくのです。

理由2:国だけでは、もう面倒を見きれないから(年金問題)

少し前に「老後2000万円問題」が話題になったのを覚えていますか?

これは、金融庁の報告書がきっかけで広まった話で、「年金だけでは老後の生活費が2000万円ほど不足する可能性がある」という内容でした。

金額の是非はさておき、少子高齢化が進む日本において、私たち現役世代が、公的年金だけでゆとりある老後を送るのが難しくなってきているのは、まぎれもない事実です。

大きな夢はなくてもいい。でも、将来お金に困って我慢ばかりの生活はしたくない。

そう思うなら、国や会社に頼るだけでなく、自分自身で備えを作っておく必要があるということです。

「期待しない・がんばらない・夢見ない」人のための資産運用3原則

では、具体的にどうすればいいのか。

あなたに合う資産運用には、大切な3つの原則があります。

  1. 原則1:手間をかけない(がんばらない)
    毎日株価をチェックしたり、経済ニュースを必死に追いかけたりする必要は一切ありません。一度設定してしまえば、あとは基本的に「放置」です。
  2. 原則2:大きなリターンを狙わない(期待しない)
    「1年で資産が10倍に!」なんていう甘い話は追いかけません。目指すのは、世界経済の成長に合わせて、年3〜7%程度でコツコツと資産が増えていく、という現実的なリターンです。
  3. 原則3:感情に左右されない(夢見ない)
    「もっと儲かるかも」という夢を見たり、「暴落が怖い」と慌てたりしない。市場の短期的な動きに一喜一憂せず、決めたルールを淡々と守り続けることが何より重要です。

この3つの原則、どうでしょう?

「これならできそう」と感じませんか?

この原則をすべて満たしてくれる、最高の相棒がいます。

【結論】「全世界株式インデックスファンド」への積立投資こそ最高の相棒

「え、投資って結局むずかしい言葉が出てくるんじゃん…」

そう思わないでください。大丈夫、とてもシンプルです。

なぜ「インデックスファンド」?

インデックスファンドとは、「市場全体の平均点を目指す」投資信託のこと。

例えば、「日経平均株価」のような指数に連動するように、たくさんの会社の株がパッケージになった商品です。

特にあなたにおすすめなのが「全世界株式」のインデックスファンド。

これは、日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界中の主要な会社の株をまるごと買うようなイメージです。

  • 特定の国や企業に「期待」しない:
    「これからはアメリカだ!」「いや、インドが来る!」なんて予想する必要はありません。世界経済全体が少しずつでも成長していけば、あなたの資産もそれに合わせて増えていきます。まさに「期待しない」運用です。
  • 手間いらずで分散投資ができる:
    たった一つこの商品を買うだけで、世界中の何千社もの株に投資したのと同じ効果が得られます。自分でどの会社の株を買うか悩む必要がなく「がんばらない」にピッタリ。
  • 手数料が安い:
    プロが個別企業を調査するアクティブファンドと違い、指数に連動するだけなので、手数料(信託報酬)が非常に安く設定されています。

なぜ「積立投資」?

積立投資とは、毎月決まった日に、決まった金額を、自動的に買い付けていく方法です。

  • 感情を挟む余地がない:
    株価が高い時も安い時も、機械的に同じ金額を買い続けるので、「今が買い時かな?」「もう少し待った方がいいかな?」と悩む必要がありません。感情に左右されず「夢見ない」投資が実現できます。
  • 究極の「がんばらない」投資:
    一度、証券口座で「毎月〇日に〇円分買う」と設定してしまえば、あとは給料日に自動で引き落とされ、自動で買い付けてくれます。あなたがやることは、年に一度くらい「あ、ちゃんと増えてるな」と確認するだけです。

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【具体例】たとえば、こんな商品があります

「全世界株式のインデックスファンドって、具体的にどれ?」と思いますよね。 証券会社で商品を探す際に、まず候補になるのが以下のような超定番の投資信託です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

これらは「オルカン」という愛称で親しまれており、非常に多くの投資家から選ばれている商品です。

手数料(信託報酬)が業界最低水準で、これ一本で世界中の企業にまるごと投資できるため、「がんばらない」あなたには最適な選択肢の一つと言えるでしょう。

※あくまで情報提供であり、特定の金融商品を推奨するものではありません。

シミュレーション:もし月々3万円を積み立てたら?

「理屈はわかったけど、実際どれくらい増えるの?」

そう思いますよね。金融庁のサイトにある「資産運用シミュレーション」を使って、一緒に見てみましょう。

条件:毎月3万円を、想定利回り5%で、20年間積み立てた場合

  • 積立元本:720万円 (3万円 × 12ヶ月 × 20年)
  • 運用収益:約513万円
  • 最終積立金額:約1,233万円

※これはあくまで過去のデータに基づいたシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではありません。

どうでしょうか。

がんばらずに、ただ毎月コツコツ積み立てて放置しただけで、元本の720万円が1200万円以上に増える可能性があるのです。

これは「夢」のような一攫千金ではありません。でも、何もしなかった場合と比べて、500万円以上の差が生まれる。これは、将来を確実に楽にしてくれる、とても現実的で心強い「備え」だと思いませんか?

忘れてはいけない注意点(デメリット)

ここまで良い話をしてきましたが、もちろん投資である以上、注意すべき点もあります。

1. 元本割れのリスクがある
銀行預金と違い、投資信託は価格が変動します。世界的な経済危機などが起これば、一時的にあなたが積み立てた金額(元本)を下回る可能性があります。「必ず増える」という保証はない、ということです。

2. 短期的なリターンは期待しない
この投資法は、10年、20年という長い時間をかけて、世界経済の成長と共に資産をゆっくり育てていくものです。来月には資産が2倍に!といった短期的なリターンを夢見るものではありません。

だからこそ、市場の短期的な動きに一喜一憂せず、「放置」し「淡々と続ける」ことが何よりも大切です。

私の実体験:「がんばらない」からこそ、毎日が豊かになった

偉そうに語っている私ですが、インデックスファンドへの投資を始めた当初は、「大きな夢なんてないし…」と思っていました。ただ、将来のお金の不安を少しでも減らしたい、という気持ちで始めました。

始めてみて驚いたのは、その「楽さ」でした。

本当にやることがないんです。日々の株価の動きなんて、まったく気になりません。むしろ、たまに口座を見て「お、世界経済がんばってくれてるな。私も自分の仕事をがんばろう」と、思うくらいです。

投資に時間やエネルギーを奪われないからこそ、本業に集中したり、趣味の時間を楽しんだり、友人と過ごしたり、という「今」を大切にできています。

「がんばらない」投資は、将来のためだけでなく、今の毎日を豊かにしてくれるものだと、私は感じています。

今日から始める具体的な3ステップ

「自分にもできそう」と感じたら、その気持ちが新鮮なうちに、最初の一歩を踏み出してみましょう。やることはシンプルです。

STEP1:証券口座を開設する
まずは、新NISAを始めるための「器」となる証券口座が必要です。SBI証券や楽天証券といった、手数料の安いネット証券がおすすめです。スマホだけで、10分程度で申し込みが完了します。

STEP2:新NISA(つみたて投資枠)の設定をする
口座が開設できたらログインし、「NISA」のメニューから「つみたて投資枠」を利用する設定をします。画面の案内に従えば、迷うことはほとんどありません。

STEP3:銘柄と金額を決めて、積立設定をする
最後に、「毎月、何日に、いくら分、どの商品を買うか」を設定します。

  • 買う商品: 先ほど例に挙げた「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などを選びます。
  • 金額: 月々5,000円や1万円など、決して無理のない範囲で設定しましょう。

これで設定は完了です。 あとは、あなたが何もしなくても、毎月自動でコツコツと世界への投資が始まります。

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まとめ:さあ、心穏やかな未来への第一歩を

「期待しない、がんばらない、夢見ない」

それは、決してネガティブなことではありません。

地に足をつけ、現実を見据えることができる堅実さは、感情に振り回されがちな投資の世界において、何よりも強い武器になります。

今日、あなたに知ってほしかったのは、自分にピッタリな、心穏やかに続けられる資産運用の方法がある、ということです。

まずは、新NISA(つみたて投資枠)が使えるネット証券(SBI証券や楽天証券など)の口座を開設するところから始めてみませんか?

そして、月々5,000円でも1万円でも構いません。

無理のない範囲で、積立設定をしてみましょう。そして、自分の大切な日常と、心穏やかな未来を、自分自身の手で作っていきましょう!

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参照情報

  1. 2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)平均 (2025年1月24日公表) ↩︎


「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?

最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。

この記事を書いた人
ぐー

手取り15万円の会社員でも、年間100万円以上の節約・資産管理・スキルアップで新NISAで年間360万円投資し、iDeCoもフル活用しています。日商簿記3級持っています。

このブログでは、私が実践してきた節約術やリアルな資産運用、稼ぐ力を高めるITスキルについて発信しています。

生活を豊かにしたくて、高配当株投資で年間配当金60万円をめざしています。現在は年間配当金25万円以上達成!

ゲーム・漫画・アニメなどが好きです。
一緒に資産形成をがんばりましょう!
よろしくお願いします!

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