【もう一度やり直したい】投資戦略をリセットする勇気と、具体的な3つのタイミング

【迷ったら原点へ】本質を見抜くための投資哲学
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  • 「あー、なんであの時、あんな株を買っちゃったんだろう…」
  • 「SNSで話題だったから買ったけど、下がる一方。もう画面も見たくない…」
  • 「周りは順調に資産を増やしているのに、自分だけが取り残されている気がする…」

こんにちは!ぐーです。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

今、この記事を読んでくれている人は、もしかしたら過去の私と同じように、投資に対して少し疲れや後悔を感じているのかもしれませんね。

でも、その「もう一度やり直したい」という気持ちは、後退ではなく、投資家として大きく成長できる絶好のチャンスです。

かくいう私も、投資を始めたばかりの頃はたくさんの失敗をしました。流行りのテーマ株に飛びついて高値掴みしたり、株価のちょっとした下落に慌てて売ってしまい、その後の大きな上昇を指をくわえて眺めていたり…。その度に「もうダメだ…」と落ち込みました。

しかし、そんな経験があったからこそ、自分に合った投資スタイルを見つけ、今では心穏やかに資産形成を続けられています。

この記事では、スッキリした気持ちで再スタートを切るために、

  • 投資戦略をリセットすべき具体的な「3つのタイミング」
  • 後悔しないための「リセット&再スタート」の具体的な手順

を、私の経験も交えながら、分かりやすく解説していきます。

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なぜ「やり直したい」と感じるのか?その気持ちの正体

まず大切なのは、なぜ「やり直したい」と感じているのか、その気持ちを正しく理解することです。焦りや自己嫌悪を感じる必要は全くありません。その感情は真剣に資産形成と向き合っている証拠なのですから。

多くの場合、この気持ちは以下の3つのどれかに当てはまります。

  1. 外部要因による不安(市場のせい)
    経済ニュースで「〇〇ショック再来か!?」と騒がれたり、市場全体が真っ赤に染まったり…。自分ではどうしようもない外部の要因で資産が減ると、一気に不安になりますよね。これは自分のせいではありません。市場とは、そもそもそういうものです。
  2. 内部要因による変化(自分の成長)
    「独身の頃は積極的な投資で問題なかったけど、家族ができて守りも固めたくなった」「投資を学ぶうちに、もっと自分に合った方法があるんじゃないかと思えてきた」など、自分自身のライフステージや知識レベルが変化したケースです。これは、投資家として成長している証拠です。
  3. 初期設定のズレ(「なんとなく」投資)
    「とりあえず話題だったから」「人気ランキング上位だったから」といった理由で、明確な戦略なく投資を始めてしまったケース。これも、ほとんどの投資家が一度は通る道です。ズレに気づけた今こそ自分だけの「投資の軸」を作る絶好の機会です。

ご自身の気持ちはどれに近かったでしょうか?

どのタイプでも、ネガティブに捉える必要はありません。現状を見つめ直し、より良い方向へ進むために活用していきましょう。

【本題】投資戦略をリセットすべき具体的な3つのタイミング

では本題です。具体的にどんな時に投資戦略をリセットすれば良いのでしょうか。私は、大きく分けて3つのタイミングがあると考えています。

タイミング1:ライフステージに大きな変化があった時

これは最も分かりやすく、そして重要なタイミングです。

  • 就職、転職、独立
  • 結婚
  • 子どもの誕生
  • マイホームの購入

こうしたライフイベントは、「お金の状況」をガラリと変えます。具体的には、「収入」「支出」「家族構成」、そして「いつまでに、いくら必要か」というゴールが大きく変わります。

例えば、独身時代は「とにかく資産を最大化!」とリスクを取れたかもしれませんが、子どもが生まれれば「18年後の学費は絶対に確保したい」と、守りの姿勢も重要になりますよね。

生命保険文化センターによると、子ども1人が大学を卒業するまでにかかる教育費は、全て国公立でも1,000万円以上、全て私立(理系)だと2,000万円以上にもなると言われています。1

こうした具体的な金額を知ると、「今の投資戦略のままで、本当に大丈夫だろうか?」と見直すきっかけになります。ライフイベントは、自分の投資の目的そのものを再定義する、最高のタイミングです。

タイミング2:投資の「前提」が大きく崩れた時

ここで注意してほしいのは、「株価が下がったから」という理由だけでリセットを考えないことです。株価は日々、様々な要因で上下します。一時的な下落は、むしろ優良株を安く買うチャンスです。

ここで言う「前提が崩れた時」とは、自分がその株に投資した「根拠」そのものが失われた時です。

例)

  • 投資先企業の深刻な不祥事や業績の構造的な悪化
    (例:「クリーンな社風が好きだったのに…」「この技術が伸びると思ったのに、競合に完全に負けてしまった…」)
  • 信じていた成長ストーリーの崩壊
    (例:「配当を増やし続けると言っていたのに、あっさり減配を発表した…」)

タイミング3:自分の心が「もう限界」というサインを出した時

これが、実は一番大切かもしれません。

  • 仕事中も株価が気になって、全く集中できない
  • 夜、資産のことが心配でよく眠れない
  • 家族や友人との会話中も、心は上の空…

もし一つでも当てはまるなら、それはちょっとまずいです。

多くの人にとって、投資は人生を豊かにするための「手段」であって、「目的」ではありません。投資のせいで日々の生活が犠牲になったり、心がすり減ったりしては、本末転倒です。

自分が心地よいと感じるリスクの量は、自分にしか分かりません。

「1日に30分以上も資産の心配をしているな」と感じたら、それは許容範囲を超えているサインかもしれません。そんな時は、一度勇気を持って立ち止まりましょう。

投資額を減らしたり、もっとリスクの低い資産(例えば現金や債券)の比率を高めたりする。そうやって、あなたが「夜ぐっすり眠れる」ポートフォリオに作り変えることが何よりも優先です。

これ以上失敗しない!具体的なリセット&再スタートの4ステップ

「リセットのタイミングは分かった。でも、具体的にどうすれば…?」

ここからは、誰でもできる具体的なリセット&再スタートの手順を4つのステップで解説します。

Step 1:全てを「見える化」する(現状把握)

まずは、目を背けたくなる気持ちをグッとこらえて、自分の資産の現状を全て書き出してみましょう。ExcelやGoogleスプレッドシートが便利です。

  • 保有銘柄
  • 取得した時の株価と株数
  • 現在の評価額(含み損益)
  • これまでにもらった配当金や分配金
  • なぜ、この銘柄を買ったのか?(当時の理由)
  • 現金

これをやるだけで、自分の投資の良い点・悪い点が客観的に見えてきます。「あ、意外と配当金もらえてるな」「この銘柄、なんで買ったか全然思い出せないや…」など、多くの発見があるはずです。これが全ての始まりです。

Step 2:もう一度「ゴール」を設定する(原点回帰)

次に、まっさらな気持ちで投資のゴールを再設定します。

  • 「何のために」お金を増やしたいのか?(老後資金、子どもの学費、サイドFIRE…)
  • 「いつまでに」必要なお金なのか?(20年後、10年後…)
  • 「いくら」必要なのか?(3,000万円、1,000万円…)

具体的な目標額を立てるのが難しい場合は、金融庁のウェブサイトが非常に役立ちます。「毎月いくら」「何年間」「何%の利回り」で積み立てると、将来いくらになるかを簡単に計算できます。ぜひ試してみてください。

金融庁「つみたてシミュレーター」

ここで立てたゴールが、新しい投資戦略の「目的地」になります。

Step 3:新しい「作戦」を立てる(資産配分)

ゴールが決まれば、そこに向かうための作戦=アセットアロケーション(資産配分)を考えます。資産全体を、どんな特徴を持つ資産に、どれくらいの割合で振り分けるかを決めればOKです。

例えば…

  • 安定重視のAさん: 「守りが大事だから、まずは現金の比率を30%確保しよう。残りの70%を株式インデックスファンドでコツコツ積み立てよう」
  • 積極派のBさん(20代): 「まだ若いしリスクは取れる!資産の80%は株式(個別株+投資信託)、残りの20%を万が一のための現金で持っておこう」

この「現金:株式」の比率を決めるだけでも、投資の安定感は全く違ってきます。これが投資における「憲法」になります。

Step 4:勇気ある「損切り」と、未来への「種まき」

最後は、行動です。

Step3で決めた新しい作戦(憲法)に照らし合わせて、Step1で書き出した保有銘柄を見直します。

新しい作戦に合わない銘柄 → 売却する

含み損を抱えた銘柄を売るのは、心が痛みますよね。しかし、それは「敗北」ではありません。塩漬けにして未来のチャンスを逃すよりも、ここで一度損失を確定させ、その資金で未来の利益を生む可能性のある資産に乗り換える。これは、未来の自分を守るための、極めて論理的で「戦略的な撤退」です。

そして、手元に戻ってきた資金と、これからの積立資金で、新しい作戦に沿った銘柄(投資信託など)を買い付けていきましょう。これが未来に向けた新しい「種まき」です。

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まとめ:リセットであきらめない。助走してより高く飛ぼう!

投資は、ゴールまで一直線に進む短距離走ではありません。何十年も続く、景色の変化を楽しみながら走るマラソンのようなものです。

マラソンの途中で、靴紐がほどけたり、給水所で立ち止まって一休みしたりするのは当たり前ですよね。投資戦略のリセットも、それと同じです。

「やり直したい」と感じた今、コースアウトしたのではなく、自分に合った走り方を見直すための、絶好の給水ポイントに立っただけ。一度立ち止まって、靴紐を結び直し、自分だけのペースでまた走り出せばいいんです。

私自身も資産を7割失ったり、復活しても半減したりを何度も経験してきました。

この記事を読んで、少しでも前向きな気持ちになってくれたら、嬉しいです。

これからも一緒に、楽しみながら資産形成を続けていきましょう!

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参照情報

  1. 出典: 公益財団法人 生命保険文化センター「ライフイベントから見る生活設計↩︎


「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?

最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。

この記事を書いた人
ぐー

手取り15万円の会社員でも、年間100万円以上の節約・資産管理・スキルアップで新NISAで年間360万円投資し、iDeCoもフル活用しています。日商簿記3級持っています。

このブログでは、私が実践してきた節約術やリアルな資産運用、稼ぐ力を高めるITスキルについて発信しています。

生活を豊かにしたくて、高配当株投資で年間配当金60万円をめざしています。現在は年間配当金25万円以上達成!

ゲーム・漫画・アニメなどが好きです。
一緒に資産形成をがんばりましょう!
よろしくお願いします!

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