こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
- 「投資の本を読んでみたけど、いざ株を買おうとすると、どの銘柄を選べばいいか分からず手が止まってしまう…」
- 「SNSやニュースが良いと言っても、本当に今が買い時なのか判断できない…」 「失敗するのが怖くて、結局なにも始められないまま時間だけが過ぎていく…」
かつての私が、まさにそうでした。知識はあっても、自分のお金を投じる最後のワンクリックが、どうしてもできなかったのです。
実は、投資判断力は、知識の量だけで決まるものではありません。 実際に自分のお金で市場に参加し、ハラハラしたり、喜んだりする「生の経験」を通してしか、本当に身につかないスキルがあります。
この記事では、私がかつてリーマンショックで資産を半分にした失敗を経て、実践してきた「質の高い経験を積み、投資判断力を着実に磨き上げるための具体的な5つのステップ」をご紹介します。
なぜ「知識」だけではダメなのか?投資に「経験」が不可欠な3つの理由
「経験が大事なのは分かったけど、具体的にどうして?」と感じるかもしれませんね。
それは、ゲームの攻略本を読んだだけではラスボスを倒せないのと同じです。実際にコントローラーを握り、何度もゲームオーバーを繰り返すからこそ、敵の動きを覚え、最適な攻略法が体に染みついていく。投資も全く同じなんです。
1. 「自分のお金が動く」という感情をコントロールするため
100万円のシミュレーションで10%下落しても「ふーん」で終わりますが、けなげに貯めた10万円が1日で1万円減ったら、心臓がキュッとなりませんか?
この「感情の揺れ」が、投資判断を最も狂わせる要因です。
- 損失への恐怖: 「もっと下がるかも…」と、将来性のある株を慌てて底値で売ってしまう(狼狽売り)。
- 利益が出た時の欲望: 「まだまだ上がるはず!」と、利確のタイミングを逃し、結局マイナスになってしまう。
こうした感情の波を乗りこなす力は、実際に自分のお金で小さな失敗と成功を繰り返す「経験」によってしか養うことができません。
2. 本には載っていない「相場の肌感覚」を養うため
- 「日経平均が上がっているのに、なぜか自分の持ち株は下がる…」
- 「円安が進むと、この業界は追い風なんだな」
こうした「相場の肌感覚」は、知識として知っているのと、自分の持っている株を通して体感するのとでは、理解度が天と地ほど違います。
例えば、私が保有するA社の株は、円安になると株価が上がる傾向があります。 ニュースで「円安進行」と聞くたびに、自分の資産と直結して考える癖がつき、経済ニュースが「自分ごと」として頭に入ってくるようになりました。この感覚が、次の投資判断をより鋭くさせてくれます。
3. 「長期投資」の本当の意味を理解するため
金融庁も、個人の資産形成において「長期・積立・分散」を基本として推奨しています。(参考:金融庁「資産形成の基本」)
しかし、「長期」という言葉の重みは、経験しないと分かりません。
1年、2年と株を持ち続け、時には含み損に耐えながらも、配当金を受け取ったり、株価が回復していく過程を「経験」することで、初めて「なるほど、これが長期投資か」と腹落ちします。
【本題】投資判断力を磨く「質の高い経験」の積み方5ステップ
ここからが本題です。
ただやみくもに投資をしても、効果は薄いです。判断力を高める「質の高い経験」を積むには、少しコツが必要です。
私が実践してきた5つのステップをご紹介します。このステップを継続することが、結果として年間100万円の資産増という目標への最短ルートだと考えています。
ステップ1:「月1万円」から具体的な一歩を踏み出す
まず一番大事なこと。それは「失っても人生に影響のないけど、ちょっと痛手くらいの金額で始めること」です。
目安として「月1万円」がおすすめです。そして、最初の投資先に迷ったら、まずは「S&P500などの有名な指数に連動するインデックスファンド」を検討してみてください。
(※S&P500とは、米国の代表的な企業500社の株価を元にした指数のことです。これ一つで米国の大企業全体に分散投資する効果が期待できます。)
金額の大小はあまり関係ありません。「失ったらちょっと痛いかも…」くらいに感じる金額でOKです。そして、「自分のお金で市場に参加する」という経験そのものが、投資家として成長する最初の一歩になります。この「心の安全マージン」があるからこそ、冷静に市場を眺め、次のステップに進むことができます。
ステップ2:「なぜなぜ投資ノート」で仮説と検証を繰り返す
次に、投資の「なんとなく」を撲滅します。そのための最強の武器が「投資ノート」です。
ノートでも、スマホのメモ帳でも構いません。
【買う前に書くこと】
- なぜ、この銘柄/商品を買いたいのか?
- 例:「よく利用するサービスで、今後の成長に期待できるから」「配当利回りが4%以上と高く、安定していそうだから 」
- そうなると考えた根拠は?
- 例:「決算資料を見たら、売上が毎年10%伸びていた」「同業他社と比べてPER が低いので割安だと判断した」
【買った後に書くこと】
- なぜ、株価が上がった/下がったのか?(自分の予想と比較)
- 例:「予想通り新サービスの評価が高かった」「市場全体が下落した影響で、自分の予想とは無関係に下がった」
この仮説と検証のサイクルこそが、経験を学びへと昇華させる「エンジン」です。
ステップ3:他人の意見を「答え」ではなく「ヒント」として使う
このブログを含め、SNSやYouTubeには、魅力的な投資情報が溢れています。
これらの情報を参考にするのは良いですが、決して「鵜呑み」にしてはいけません。情報は、あくまで「答え」ではなく「ヒント」です。
- 「この人は、なぜこの銘柄が上がると考えているんだろう?」
- 「その根拠は何だろう?自分でも調べてみよう」
と一歩引いて考え、「投資ノート」で自分なりに分析してみる。
このひと手間が、情報に振り回されず、自分軸で判断するための大切な訓練になります。投資は自己責任です。最終的にGOサインを出すのは、他の誰でもない「自分自身」です。
ステップ4:「売買ルール」を感情の前に置く
経験を積むと、必ず「売り時」に悩みます。これを解決するのが「事前にルールを決めておくこと」です。
- 利確ライン: 「買値から+20%になったら売る」
- 損切りライン: 「買値から-10%になったら、どんなに惜しくても機械的に売る」
特に損切りは、損失を確定させる辛い行為ですが、これができないと大きな失敗に繋がります。ルールを先に決めておくことで、感情が入り込む隙をなくし、冷静な判断を保つことができます。
ステップ5:学びを止めず、投資の幅を広げる
一つの投資に慣れてきたら、ぜひ新しい分野にも目を向けてみましょう。これはマンネリを防ぎ、モチベーションを維持する上で非常に重要です。
- 日本株に慣れたら、少額で米国株 を調べてみる。
- 値上がり益だけでなく、不動産からの家賃収入のようなREIT(不動産投資信託)の仕組みを学んでみる。
常に新しい知識をインプットし、少額で試してみる。このサイクルが、自分をよりレベルの高い投資家へと成長させてくれます。
まとめ:自分だけの「投資の冒険」を始めよう!
今回は、「経験」で投資判断力を磨き上げるための具体的な5つのステップをお話しました。
- ステップ1: 「月1万円」から具体的な一歩を踏み出す
- ステップ2: 「なぜなぜ投資ノート」で仮説と検証を繰り返す
- ステップ3: 他人の意見は「答え」ではなく「ヒント」として使う
- ステップ4: 「売買ルール」を感情の前に置く
- ステップ5: 学びを止めず、投資の幅を広げる
自転車の乗り方と同じで、最初は誰だって怖いし、何度も転びます。でも、転んで、また立ち上がってペダルを漕ぐ「経験」を通して、いつの間にか遠くまで行けるようになります。
この記事が、投資で稼ぐ参考になったら嬉しいです。
一緒にがんばっていきましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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