こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
- 「将来のお金のこと、考えれば考えるほど不安になる…」
- 「資産運用や高配当株に興味はあるけど、専門用語が呪文みたいで、何から手をつけていいか分からない…」
この記事を読んでいただき、初心者さんでも専門用語に臆することなく、自信を持って高配当株投資の情報収集ができるようになり、経済的な自由への具体的な一歩を踏み出す参考にしていたければ嬉しいです。
それでは行きましょう!
なぜ「キーワード」を覚えるのが大事なの?
突然ですが、RPG(ロールプレイングゲーム)を想像してみてください。
冒険の序盤、あなたは「薬草」しか持っていません。でも、旅を進めるうちに「メラ(火の呪文)」や「ホイミ(回復呪文)」を覚えていきます。
呪文を覚えれば、手強いモンスターを倒せるようになり、傷ついても自分を癒せるようになります。
投資の世界も全く同じ。
これから紹介するキーワード(呪文)を知らないままだと、
- 本当は超優良な「お宝銘柄」なのに、価値が分からずスルーしてしまう(機会損失)
- 危険な「罠銘柄」のサインに気づかず、大切なお金を失ってしまう(リスク)
なんてことになりかねません。
これから紹介するキーワードは、大切な資産を守り、そして育てていくための最強の「武器」であり「防具」なのです。
というわけで、これだけは押さえておきたい言葉を紹介していきます。
基本!絶対に覚えておくべきキーワード
まずは、すべての基本となる2つのキーワードです。
キーワード①:配当利回り(はいとうりまわり)
💡ポイント:その株が、投資した金額に対して1年間でどれくらいのお金(配当金)を生み出してくれるか分かる!
これが一番大事なキーワードです。「利回り」という言葉を聞いただけで、拒絶反応が出てしまう人もいるかもしれませんが、大丈夫。めちゃくちゃ簡単です。
計算式はこうです。
配当利回り(%) = (1株あたりの年間配当金 ÷ 現在の株価) × 100
例えば、株価が1,000円のA社という会社が、1年間に30円の配当金を出してくれるとします。
その場合、配当利回りは…
1,000円30円×100=3%
となります。
もし、このA社の株を100万円分持っていたら、何もしなくても1年間で3万円がチャリンチャリンと口座に振り込まれます。最高じゃないですか?
一般的に、配当利回りが3%を超えてくると「高配当株」と呼ばれることが多くなります。
ちなみに、日本取引所グループの「株式平均利回り(2025年6月)」データによると、2025年6月末時点での東証プライム市場全銘柄の平均利回りは2.59%でした。
この数字を知っておくと、今見ている銘柄の利回りが平均と比べて高いのか低いのか、一つの判断基準になります。これが、キーワードを知っている強みになります!
日本取引所グループの「株式平均利回り(2025年6月)」より
キーワード②:権利確定日(けんりかくていび)と権利落ち日(けんりおちび)
💡ポイント: 配当金をもらうための「セーブポイント」が分かる!
「よーし!利回り5%のすごい株を見つけたぞ!早速買った!」…でも、なぜか配当金がもらえなかった。そんな悲しい事件が起きないように、この2つは必ずセットで覚えてください。
会社には、それぞれ「決算月」というものがあります。多くの日本企業は3月が本決算です。
そして、「この日に株主名簿に名前が載っている人に配当金を払いますよ~」と決めている日のことを「権利確定日」と言います。
「じゃあ、その日に株を買えばいいんだ!」と思いますよね?
実は、ここに一つだけ注意点があります。株を買ってから、実際に株主名簿に私たちの名前が記録されるまでには、2営業日かかるのです。
つまり、権利確定日に配当をもらう権利をゲットするためには、その2営業日前に株を買っておく必要があるのです。
そして、権利確定日の翌営業日のことを「権利落ち日」と呼びます。この日になると、もうその期の配当をもらう権利はなくなってしまうので、株価が配当金の分だけ下がりやすい傾向にあります。
カレンダーで見てみましょう。(例:2025年3月の場合)
3月27日(木) | 権利付最終日 | この日までに株を買えばOK! |
3月28日(金) | 権利落ち日 | この日に買っても3月期の配当はもらえない |
3月31日(月) | 権利確定日 | この日に株主名簿に名前が載っているか確定 |
一気に専門用語が3つ出てきましたね。でも難しく考えず、「配当が欲しければ、権利確定日の2営業日前までに買う!」と覚えておけば大丈夫です!
銘柄発掘:優良企業を見つけるキーワード!
基本のキーワードを覚えたら、次はどんな会社に投資すればいいか、つまり「頼れる仲間」を見つけるためのキーワードを覚えていきましょう!
ただ利回りが高いだけじゃなく、長く付き合える頼もしい仲間を見つけることが、資産を安定して増やしていくカギになります。
キーワード③:累進配当(るいしんはいとう)
💡ポイント: 「配当金を減らしません!むしろ増やしていきます!」という、企業の力強い約束が分かる!
累進配当は私も大好きな言葉の一つです。
「累進」という言葉には、「だんだん増えていく」という意味があります。つまり、累進配当を宣言している企業は、「前の期の配当金額を維持するか、それ以上に増やします(増配)」という株主への熱い約束をしてくれているんです。
これって、ものすごく心強いことだと思いませんか?
業績がちょっと悪くなったからといって、すぐに「ごめん、やっぱ配当減らすわ…」とは言わない。
とても頼もしいですよね。
例えば、三菱商事や三井住友フィナンシャルグループといった日本のトップ企業がこの累進配当政策を掲げています。こういう会社は、長期的に株主のことを考えてくれている証拠なので、安心して投資しやすいですよね。
キーワード④:連続増配(れんぞくぞうはい)
💡ポイント: 「もう何年も、ずーーっと配当金を増やし続けてる!」という実績が分かる!
累進配当が「未来の約束」だとしたら、連続増配は「過去からの輝かしい実績」です。
その名の通り、何年にもわたって一度も配当を減らすことなく、増やし続けている(増配)企業のことです。
日本で一番長く連続増配を続けているのは、洗剤や化粧品でおなじみの花王です。なんと35期連続で配当を増やし続けているんです!
ちょっと振り返ってみてください。バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック…どんなに厳しい不景気が来ても、株主への配当を増やし続けてきたんですよ。これほど頼りになる仲間はいませんよね。
こういう企業は、不景気にも強い安定したビジネスモデルを持っていることが多いです。
アメリカには「配当貴族」、「配当王」と呼ばれる企業があって、それぞれ25年以上、50年以上連続で増配している優良企業があります。まさに、投資家から尊敬される存在です。
キーワード⑤:配当性向(はいとうせいこう)
💡ポイント: 会社が稼いだ利益のうち、どれくらいを配当金として株主に還元してくれているか、その「気前の良さ」が分かる!
いくら「配当金をたくさん出すよ!」と言ってくれても、それが無理した結果だったら長続きしませんよね。この「配当性向」は、企業の「体力ゲージ」のようなものです。
計算式はこうです。
配当性向(%) = (1株あたりの年間配当金 ÷ 1株あたりの当期純利益(EPS)) × 100
ちょっと難しく見えるけど、要は「会社の儲け(利益)のうち、何%を配当に回してるの?」ということです。
- 配当性向が低すぎる(例:10%)
→「もっと稼いでるんだから、株主にも還元してよ!」と思っちゃうかも。 - 配当性向が高すぎる(例:90%)
→「利益のほとんどを配当に出しちゃって大丈夫?会社の成長のためのお金は残ってる?」と心配になる。 - 配天性向がちょうどいい(目安は30~50%)
→ 会社の成長投資にもお金を使いつつ、株主への還元もきちんとしてくれている、バランスの取れた優良生!
日本企業の配当性向の平均は一般的に30~50%ほどと言われています。
この30~50%という数値を一つの目安として覚えておきましょう。
③リスク回避:見極めろ!危険な罠と新しい約束の形
最後に、危険な罠を見抜くキーワードと、最近注目されている新しい約束の形を学びましょう。これが分かれば、さらに安全なものになります。
キーワード⑥:タコ足配当(たこあしはいとう)
💡ポイント: 利益が出ていないのに、無理やり配当を出している「危険な状態」を見抜ける!
お腹を空かせたタコが、食べるものがないからと自分の足を食べてしまう…ちょっと怖い話ですが、これが「タコ足配当」の語源だそうです。
つまり、会社がその年に稼いだ利益(儲け)からではなく、過去に蓄えてきた資産(資本剰余金など)を切り崩してまで配当を出している状態のこと。
これ、一見すると配当を出してくれて良い会社に見えるかもしれませんが、実態はボロボロ。自分の足を食べて飢えをしのいでいるタコと同じで、そんな状態が長続きするはずがありません。いずれ配当が出せなくなったり、最悪の場合、倒産…なんてことにも。
見抜き方はカンタンです。
先ほど覚えた「配当性向」が100%を超えていたら要注意ということです!
これは「儲け以上に配当を出している」という危険なサインでしたね。
キーワード⑦:DOE(ディーオーイー/自己資本配当率)
💡ポイント: 景気に左右されず、安定した配当を出すという「新しい約束」の形が分かる!
最後は、最近トレンドになっている新しいキーワード、「DOE」です。
Dividend on Equity の略で、日本語では「自己資本配当率」と言います。
計算式はこう。
DOE(%) = (配当金支払総額 ÷ 自己資本) × 100
「また難しいのが出てきた…」と思うかもしれませんが、ポイントは「利益」ではなく「自己資本」を基準にしていることです。
- 配当性向:「今年の儲けの中から〇%を配当で出すね!」という指標。
→ 景気が悪くて儲けが減ると、配当金も減ってしまう可能性がある。 - DOE:「うちの会社総資産(自己資本に対して〇%を配当で出すね!」という指標。
→ 会社の総資産は、単年の儲けほど大きく変動しません。だから、景気が悪くなっても、安定した配当を出しやすい!
つまり、DOEを目標に掲げている会社は、「目先の利益に一喜一憂せず、長期的に安定した株主還元をしていきますよ」という、めちゃくちゃ誠実なメッセージを発してくれているんです。
KDDIやSUBARUといった企業が、このDOEを導入しています。これも、頼れる仲間を見つけるための重要な手がかりになりますね!
さあ、冒険の扉は開かれた!
どうでしたか?今まで呪文のように感じられた言葉たちが、少し身近に感じられるようになっていたら嬉しいです。
今日紹介した7つのキーワードをおさらいしましょう。
- 配当利回り:投資のうまみを知る基本のキーワード
- 権利確定日/落ち日:配当ゲットのためのカレンダーのキーワード
- 累進配当:「減らさない!」未来への約束のキーワード
- 連続増配:「増やし続ける!」輝かしい実績のキーワード
- 配当性向:企業の体力ゲージを知るキーワード
- タコ足配当:危険な罠を見抜くためのキーワード
- DOE:景気に負けない!安定約束のキーワード
他にもまだまだ投資の専門用語はありますが、まずは基本から押さえておきましょう。
投資情報を見ても「何言ってるか全然わからん…」と怯えることはありません。
むしろ、「ほお、この会社は累進配当を掲げてるな。配当性向も40%でちょうどいい。なかなか頼れる仲間になりそうだ!」と、自分自身の力で判断できるようになっていると投資ももっと楽しくなります。
楽しみながら、一緒にがんばっていきましょう!
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