こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
- 「将来のお金、なんだか漠然と不安…」
- 「投資に興味はあるけど、損するのが怖くて一歩踏み出せない…」
- 「汗水たらして稼いだお金を、絶対に失いたくない!」
今、この記事を読んでくれているあなたは、きっとこんな風に感じているのではないでしょうか?
私も投資を始めたばかりの頃は毎日株価の上下に一喜一憂し、「もしかしたら、全財産がなくなってしまうんじゃないか…」と夜も眠れない日がありました。
でもこの記事は、「投資は怖いものだ」という思い込みのせいで、資産づくりの大切なチャンスを逃してしまいそうな人にこそ読んでみていただきたいです。
なぜ、ほとんどの初心者は投資で失敗してしまうのか?
本題に入る前に、少しだけ厳しい現実をお話しさせてください。
なぜ多くの投資初心者が失敗し、大切なお金を失ってしまうのか?
答えはシンプルです。「一つのカゴにすべての卵を盛ってしまう」から。
これは投資の世界で有名な格言です。
想像してみてください。もし、持っているすべての卵を一つのカゴに入れていて運ぼうとして、そのカゴを落としてしまったら…?すべての卵が割れしまいますよね。
これまでの人生でそのカゴを持ったこともなければ、卵も降れたこともなかったのに、「自分は大丈夫」と思い込んで一度にまとめて運ぼうとする。それが投資初心者あるあるです。
投資も全く同じです。
例えば、「この会社の株は絶対に上がる!」と信じて、なけなしの貯金100万円を一つの会社の株に全額投資したとします。
もし、その会社の業績が悪化したり、不祥事が起きて株価が10分の1になったら…?
あなたの資産は、一瞬で100万円から10万円になってしまいます。これが、投資で失敗する最も典型的なパターンであり、「集中投資」のリスクです。
これまで抱えたことのないリスクを抱え、どの会社が本当に優良なのかも見抜けていない。
だからこそ、初心者のうちは、この「集中投資」を避けなければなりません。
リスクを限りなくゼロに近づける「魔法の分散戦略」
では、どうすれば大切なお金を失うリスクを最小限に抑えられるのか?
答えは、先ほどの格言の逆。「卵は、複数のカゴに分けて盛る」ことです。
これを「分散投資」といいます。
一つのカゴ(投資先)がダメになっても、他のカゴが無事なら、致命傷を避けることができますよね。
「なんだ、そんな単純なこと?」と思うかもしれませんが、いざ自分がやるとなると難しいのです。でも「分散」は私たちの資産を守り、着実に増やしていくための、最も強力な手法になるのです。
具体的には、次の3つの「分散」を意識するだけで、あなたの投資の安全性は劇的に高まります。
- 資産の分散(アセット・アロケーション)
- 地域の分散(国際分散投資)
- 時間の分散(ドル・コスト平均法)
一つずつ、ゆっくり見ていきましょう!
1.資産の分散:「値動きの違うもの」を組み合わせる
まず一番大切なのが、投資する「資産の種類」を分けることです。
これを専門用語で「アセット・アロケーション(資産配分)」と言います。難しくないので安心してくださいね。
投資の対象になる資産には、主に次のような種類があります。
- 株式: 会社の成長ととも大きく値上がりする可能性がある(ハイリスク・ハイリターン)
- 債券: 国や会社にお金を貸すイメージ。値動きが穏やかで、決まった利子がもらえる(ローリスク・ローリターン)
- 不動産(REIT): オフィスビルや商業施設などに投資し、家賃収入などを得る。株式と債券の中間的な性質。
これらは、それぞれ値動きのクセが違います。
例えば、景気が良いときは会社の業績が伸びるので「株式」の価格は上がりやすいですが、逆に不景気になると「債券」のような安全な資産にお金が集まる傾向があります。
つまり、これらをバランス良く組み合わせることで、お互いの弱点を補い合い、全体の資産の値動きをマイルドにすることができるのです。
自分がどれくらいリスクを取れるか(リスク許容度)によって、何にどれだけ投資するかは変わってきます。
「私はもっと安定的にいきたい!」という方は、債券の比率を50%、株式を50%といった調整をすればOKです。
2.地域の分散:「日本だけ」にこだわらない
次に考えるべきは、投資する「国・地域」を分けることです。
私たちは日本に住んでいるので、どうしても日本の企業にばかり目が行きがちです。
しかし、日本のGDP(国内総生産)が世界全体に占める割合は、どれくらいだと思いますか?
経済社会総合研究所-内閣府 「GDPの国際比較」によると、4%だそうです。
つまり、日本だけに投資するということは、世界経済の残り96%の成長のチャンスを逃しているのと同じことなのです。
これからの世界経済を引っ張っていくのは、巨大なIT企業がひしめくアメリカかもしれませんし、人口が爆発的に増えているインドや東南アジアなどの新興国かもしれません。
どこが成長するかを正確に予測するのはプロでも困難です。
だからこそ、私たちは「全世界にまるっと投資する」という戦略も取り入れましょう。
「でも、そんなにたくさんの国の株を一つずつ買うなんて無理だよ!」
今の時代には、「投資信託」や「ETF」という便利な金融商品があります。
これらは、いわば「いろんな国・いろんな会社の株の詰め合わせパック」。
たった一つ買うだけで、自動的に世界中の数百〜数千の会社に分散投資してくれる、素晴らしい商品なんです。
例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という有名な投資信託は、これ1本で日本を含む先進国・新興国の約3,000社に分散投資ができます。まさに、究極の「ほったらかし投資」ですね。
3.時間の分散:「一気に買わず、コツコツ」が最強のワケ
最後の分散は、投資する「時間」を分けることです。
これを「ドル・コスト平均法」と言います。特に投資初心者にとって心強い味方になります。
これは、「毎月1万円」のように、決まった金額を、決まったタイミングで、淡々と買い続ける投資手法です。
株価が高いときには少しだけ買い、安いときにはたくさん買うことを自動的にできます。
結果として、平均購入単価を平準化する効果が期待でき、「ヤバい!一番高いときに全部買っちゃった…」という最悪の事態を避けることができます。
下の図を見てください。
月 | 株価 | 毎月1万円で買える口数 |
1月 | 100円 | 100口 |
2月 | 50円 | 200口 |
3月 | 100円 | 100口 |
4月 | 150円 | 約67口 |
合計 | 約467口 |
この4ヶ月で、4万円を投資して、約467口の株を手に入れました。
平均購入単価は、40,000円 ÷ 467口 ≒ 85.6円 となります。
もし、1月に4万円を一括で投資していたら、400口しか買えず、平均購入単価は100円のままです。
ドル・コスト平均法を使ったことで、知らず知らずのうちに、お得に株を買い増しできていたわけです。
この手法の最大のメリットは、精神的な負担が圧倒的に軽いこと。
株価が下がっても、「お、安くたくさん買えるチャンスだ!」とポジティブに捉えることができます。
相場を読む必要は一切ありません。ただ、決めたルールに従ってコツコツ続けるだけです。
【応用編】高配当株投資をスパイスに加える
さて、ここまでがリスクを抑えるための基本戦略です。
これだけでも、十分に資産を築いていくことができます。
でももし、あなたがもう少し投資の「楽しさ」や「実感」を得たいなら、「高配当株投資」をポートフォリオのスパイスとして加えてみてはいかがでしょうか。
高配当株とは、その名の通り、たくさんの配当金(会社の利益の一部を株主に還元してくれるお金)を出してくれる会社の株のことです。
高配当株を持つメリットは、なんといっても定期的にお金が口座に振り込まれること。
これは、資産の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うだけの投資にはない、喜びと安心感を与えてくれます。
株価が下がっている不安な時期でも、「でも、配当金はもらえるし」と思えれば、精神的な支えになりますよね。
ただし、注意点があります。
「配当利回りが高い」という理由だけで飛びついてはいけません。
業績が不安定で、株価が下がり続けている結果として、利回りが高く見えているだけの「ワナ銘柄」も存在するからです。
高配当株を選ぶときは、
- 長年にわたって配当を出し続けているか(連続増配だとなお良し!)
- 業績が安定しているか
- 無理な配当をしていないか(配当性向をチェック)
といった点をしっかり確認しましょう。
あくまで、先ほど解説した全世界への分散投資を土台とした上で、余裕ができてきたら、ポートフォリオの10%~20%程度を、自分が応援したいと思える日本の優良な高配当株に振り分ける、というイメージで大丈夫です。
これにより、「守り」と「攻め」、そして「楽しさ」のバランスが取れた、自分だけの最強ポートフォリオが完成します。
まとめ
最後に、今日お話しした大切なことをおさらいしましょう。
- 投資の恐怖は「無知」から生まれる。正しい知識が自分を守る盾になる。
- 初心者の失敗原因は「集中投資」。絶対に一つのカゴに卵を盛ってはいけない。
- 最強の守備戦略は「3つの分散」
- 資産の分散: 株式、債券などを組み合わせて値動きをマイルドに!
- 地域の分散: 全世界に投資して、地球全体の成長を味方につける!
- 時間の分散: ドル・コスト平均法で、高値掴みを避けてコツコツと!
- 「高配当株」をスパイスに加えれば、投資はもっと楽しく、心強くなる!
どうでしょうか?
あれほど「怖い」と思っていた投資が、なんだか「ゲームの戦略」を練るみたいで、少しワクワクしてきませんか?
コツコツがんばっていけば、1年後、5年後、10年後と、目に見える資産にきっとなっているはずです。
一緒にがんばっていきましょう!
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