今回はCOUNTIF関数を紹介します。
条件を満たしたデータの数が知りたいときに使います。
少し応用的な使い方としては、重複のあるものを重複をなくしたものにするときにも使えます。
COUNTIF関数の使い方
=COUNTIF(検索範囲, 検索条件)
シンプルですね!
COUNTIF関数が便利なのは、検索条件に文字列と比較演算子の両方と、さらにワイルドカードも使えることです。

たいていのことはできる!
文字列で検索する
今回は数のようなサンプルを例に説明していきます。
①「=COUNTIF(」と入力します。

②次に検索範囲を指定します。
今回は男性の人数をカウントするとします。
検索範囲の指定のしかたは2つあります。
1つめは、直接「C3:C12」と入力する方法です。
2つめは、マウスで検索範囲をドラッグ&ドロップする方法です。

③検索条件を入力します。
今回は男性が検索条件なので、「”男”」と入力します。
文字列にはダブルクォーテーション(「”」)を付けます。

④「Enter」を押して、入力を確定するとカウント結果が表示されます。

「~を含む」を検索条件にする
COUNTIF関数はワイルドカードが使えます。
たとえば名前に「田を含む」を検索条件にした場合は下図のように「*田*」とします。

ちなみに、「田で始まる」、「田で終わる」などももちろん可能です。
ただし、ワイルドカードは全角だと機能しないので注意してください。

比較演算子を検索条件にセットする
COUNTIF関数では文字列だけじゃなく、比較演算子も使えます。
比較演算子なのですが、使うときは文字列と同じように「”」で囲みます。

身長が180cm以上の人数を求めたいときは、検索条件に「”>=180″」と入力します。
入力手順は先ほどと同じです。

比較演算子についてはまたそのうち…!<(_ _)>
COUNTIF関数でVLOOKUP関数の弱点を補う
先の記事で紹介したように、検索対象に重複がある場合は、2個目以降をVLOOKUP関数では取得できません。

上図の場合、2個目以降のAの型番を取得できません。
この弱点をCOUNTIF関数で補うことができます。
①ナンバリングするための列を追加します。
今回は「種類」の横に「番号」を追加しました。
そこにCOUNTIF関数を入れます。

②検索範囲と条件を設定します。
入力方法は前述のとおりです。

③1行目:自身のセルを指定します。
B2という範囲に対して、B2を検索します。
当然ですが、カウントは1になります。

④2行目以降:B2を起点にして、その行までを範囲に選択します。

同じ行の種類を検索条件にします。


⑤手入力の手間を省くため、参照設定をします。
B2を起点に、かつB列は固定だけど同じ行の数字を入力したいので、「$B2$:$B3」とします。

参照について詳しくはこちらをどうぞ。
⑥オートフィルを使います。
これでナンバリングができました。

⑦次に種類と番号を文字列結合します。

⑧これもオートフィルを使います。

⑨VLOOKUP関数の検索範囲を修正します。
列を追加したので、検索範囲がズレてしまっているので修正します。
エラーになっていれば分かりやすいのですが、エラーにならないときもあるので、気を付けましょう。
今回はD列とE列さえあればいいので、「D2:E11」に変更します。


分かりやすいようにB列とC列は非表示にしました。もちろん非表示にしなくても問題ないです。
これで重複がある場合でも、それに対応する型番を取得できます。

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