【初心者必見】「PBR1倍割れ」は給料以外のボーナスになる?東証がくれた大チャンス

投資知識
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こんにちは!ぐーです。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

突然ですが、最近ニュースやSNSで「PBR1倍割れ」という言葉をよく見かけませんか?

「なんだか難しそう…」
「株価が安いってこと?でも、安いのには理由があるんじゃ…?」
「そもそも、私たちの投資に何か関係あるの?」

そう感じている方も、きっと多いのではないでしょうか。私も投資を始めたばかりの頃は、PBRと聞いてもピンとこない一人でした。

でも、「PBR1倍割れ」が、私たち個人投資家にとって、まさに“大チャンス”になりうる時代が来ました。

なぜなら、この「PBR1倍割れ」問題に対し、日本取引所のトップである東京証券取引所(東証)が、ついに重い腰を上げたからです。

これは、日本の株式市場の歴史が変わるかもしれない、大きな転換点です。

今回は、この絶好の機会を私たちの資産形成に活かすための知識をご紹介していきます!

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そもそも「PBR1倍割れ」って、どんな状態?

まず、専門用語に聞こえる「PBR」を、理解しやすい言葉に変えてみましょう。

PBR(株価純資産倍率) =「その会社の“解散価値”に対して、株価は割安?割高?」

これだけです。もう少し噛み砕くと、

  • PBR1倍:会社が今すぐ解散して、持っている資産(現金、土地、建物など)を全部株主に分けた場合、投資した金額とピッタリ同じ額が返ってくる状態。
  • PBR1倍割れ:会社が解散した場合、投資した金額よりも多くの資産が返ってくる状態。

例えば、純資産が100億円の会社の株価の合計(時価総額)が80億円だった場合、PBRは0.8倍です。これは、「100億円の価値がある中身の詰まった財布が、なぜか80億円で売られている」ような、非常にお買い得な状態を指します。

「え、そんなお得な話があるの!?」と思いますよね。

しかし、これまでの日本市場では、こうした「お買い得な財布」が、なぜかゴロゴロと放置されてきたのです。

その理由は、「将来、この会社が大きく成長する期待が持てない」「稼ぐ力が弱い」と投資家から判断されてきたからに他なりません。

ゲームチェンジ!東証の「喝」で市場が変わる

そんな長らく続いた「万年割安」な状況に、2023年3月、大きな変化が訪れます。

東京証券取引所が、プライム市場とスタンダード市場の全上場企業に対して、異例の要請を出したのです。

少し難しい内容が並んでいますので、私たち投資家目線でとてもざっくり言うと、

「おい、君たち!いつまで株価を放置してるんだ!もっと稼ぐ努力をして、その利益をしっかり株主に還元しなさい!やらないなら、その理由をちゃんと説明しなさい!」

という、かなり強いメッセージです。特に、PBRが1倍を割れている企業に対しては、「改善に向けた方針や目標、具体的な取り組みを開示してくれ」と要請しました。1

これは、いわば市場の“監督”である東証からの「もっと株主本位にしなさい」というお達しです。

この要請を受け、企業側は待ったなしの状況になりました。PBRを上げる(=株価を上げる)ために、本腰を入れて改革に取り組まざるを得なくなったのです。

では、企業は具体的に何をするのか?それが、私たち投資家にとっての「ボーナス」につながります。

  • 増配(配当金を増やす):企業が稼いだ利益を、より多く株主に分配します。私たちの手元に入る配当金が増えれば、利回りも向上します。
  • 自社株買い:企業が自社の株を市場から買い戻します。これにより、1株あたりの価値が上がり、株価上昇の要因になります。
  • 事業の選択と集中:儲からない事業から撤退し、成長分野に投資を集中させることで、企業の収益性を高めます。
  • IR活動の強化:投資家向けの説明会などを積極的に行い、「私たちの会社はこんなに魅力的で、将来性があるんですよ!」とアピールします。

これら全てが、株価を押し上げ、私たちの資産を増やす追い風になる可能性を秘めているのです。

こうした流れにさらに追い風が吹き、2025年10月27日には、高市政権への期待感などさまざまな要因も重なり、日経平均は史上初の5万円に乗せましたね!

【実践編】お宝になる「PBR1倍割れ株」の探し方

「よし、チャンスなのは分かった!じゃあ、どうやって探せばいいの?」

ここが一番知りたいポイントですよね。私が実際に銘柄を探すときに見ている、3つのポイントをお伝えします。ただPBRが低いだけの「万年割安株(バリュー・トラップ)」を掴まないための、大切なフィルターです。

ポイント①:ちゃんと「増配」しているか?

これが最も重要です。東証から言われる前から、自主的に株主への還元(増配)を意識してきた企業は、信頼できます。

過去の配当金の推移を見て、右肩上がりのグラフを描いているかを確認しましょう。

「今までも株主を大切にしてきたんだから、これからもきっと応えてくれるはずだ」

そういった期待が持てる企業は、長期的に付き合えるパートナーになり得ます。連続増配している企業なら、なお素晴らしいですね。

ポイント②:財務は健全か?(借金まみれじゃないか?)

どれだけ株価が割安でも、会社が借金まみれで財務状況が悪ければ元も子もありません。そこで見るのが「自己資本比率」です。

自己資本比率 = 総資産のうち、返済不要な自分のお金がどれくらいあるかを示す割合

一般的に、40%以上あれば健全と言われています。

この数値が高ければ高いほど、外部環境の変化に強く、安定した経営ができている証拠です。不景気でもビクともしない、ガッシリした体格の企業を選びましょう。

ポイント③:ただの「万年割安株」ではないか?

PBRが低い理由が、「ビジネスモデルが古く、将来性がないから」というケースも少なくありません。

その業界や企業の将来性を見極める必要があります。

  • その会社にしかない独自の強み(技術やブランド)はあるか?
  • ライバル企業と比べて、優位性はあるか?
  • これから伸びていく市場で戦っているか?

これらを見極めるには、企業のホームページにある「中期経営計画」を読んでみると、「これからこの会社はどこへ向かおうとしているのか」という未来の地図が見えてきます。

少し手間はかかりますが、この作業が将来の大きなリターンにつながります。

まとめ:歴史の転換点に乗り遅れるな!

今回は、「PBR1倍割れ」というテーマを深掘りしてみました。

  • PBR1倍割れは「会社の価値に対して株価が割安」な状態。
  • 東証が企業に「株価を意識した経営」を強く要請。歴史的な転換点!
  • 企業は「増配」や「自社株買い」で応える可能性が高く、投資家には大きなチャンス。
  • 銘柄選びでは「増配実績」「財務健全性」「将来性」の3つを必ずチェック!

東証の要請は、日本市場が「株主をより重視する市場」へと成熟していくための、力強い第一歩です。

今、株式市場は大きな転換点を迎えていると言っても過言ではないでしょう。

この歴史的なうねりに乗るか乗らないかで、数年後の私たちの資産は大きく変わってくるかもしれません。

もちろん、投資に絶対はありません。しかし、正しい知識を武器に、世の中の変化を敏感に察知することで、勝率は格段に高まります。

「PBR1倍割れ」という言葉を、「難しい専門用語」や「よく分からないニュース」ではなく、「未来のボーナスの源泉」として見てみてください。きっと、投資の世界が、もっとエキサイティングで面白いものになるはずです!

一緒に、未来のための種を蒔いていきましょう!

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参照情報:

  1. 参照:日本取引所グループ「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議の論点整理↩︎


「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?

最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。

この記事を書いた人
ぐー

手取り15万円の会社員でも、年間100万円以上の節約・資産管理・スキルアップで新NISAで年間360万円投資し、iDeCoもフル活用しています。日商簿記3級持っています。

このブログでは、私が実践してきた節約術やリアルな資産運用、稼ぐ力を高めるITスキルについて発信しています。

生活を豊かにしたくて、高配当株投資で年間配当金60万円をめざしています。現在は年間配当金25万円以上達成!

ゲーム・漫画・アニメなどが好きです。
一緒に資産形成をがんばりましょう!
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