- 「毎月お給料は入るのに、月末にはなぜか残っていない…」
- 「貯金しようと決意しても、3日後には忘れてる…」
- 「私って、本当にだらしない性格なんだろうか…」
もしあなたが今、こんな風に自分を責め、夜中に布団の中でため息をついているなら、まず一番に伝えたいことがあります。
貯金ができないのは、あなたの「性格」のせいじゃありません。
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
偉そうに語っていますが、株を始めたばかりの頃の私は、本を数冊読んだ知識だけで有頂天になり、「お金を増やすのはなんて簡単なんだ」と信じ込んでいました。
当然、そんな甘い考えで資産が増えるはずもなく、うまくいかないのを「計画性のない自分の性格のせいだ」と思い込んでいました。
でも、ある一つの考え方に出会って、私のお金の悩みは180度変わりました。今では、無理なく、むしろ楽しみながら資産を増やせています。
この記事では、「貯金できない性格」という思い込みから抜け出し、気づいたらお金が貯まっている状態を作り出すための、具体的な方法をお伝えします。
◆ そもそも「貯金できない性格」なんて存在しない
まず、この事実を受け入れるところから始めましょう。
今まで貯金できなかった本当の原因は、性格ではなく、たった3つのことです。
- お金が貯まる「仕組み」がない
- お金を使う「環境」にいる
- お金を貯める「目的」が曖昧
意志の力だけでお金を貯めようとするのは、例えるなら「ザルの底を手で押さえながら水をためる」ようなもの。少し気を抜けば、あっという間に水は流れていってしまいます。
大切なのは、意志力に頼ることではありません。どんなにズボラな人でも、勝手にお金が貯まっていく「仕組み」を作ってしまうことなんです。
投資家が感情ではなくルールで売買するのと、少し似ています。
では、どうやってその「最強の仕組み」を作るのか?具体的な4つのステップを見ていきましょう!
STEP1:【現状把握】まずは敵を知る!家計簿アプリで「お金の流れ」を見える化しよう
まずは、自分のお金が毎月どこに消えているのかを突き止めましょう。
「うわ、面倒くさそう…」と思いましたか?今は手書きでレシートを貼る必要なんてありません。
「マネーフォワード ME」や「Zaim」といった全自動の家計簿アプリを使うのがお手軽です。
銀行口座やクレジットカードを一度連携させてしまえば、あとはアプリが勝手に収入と支出を記録し、グラフまで作ってくれます。
目的は、1円単位で管理することではありません。「自分は、何に、どれくらいお金を使っているのか?」というざっくりとした傾向を掴むことです。
これをやると、「え、私こんなにコンビニでお金使ってたの!?」「サブスク、こんなに契約してたんだ…」と、衝撃の事実が次々と発覚します。
でも、この「気づき」こそが、改善への第一歩。まずは1ヶ月、試してみてください。
STEP2:【最重要】給料日に魔法をかける!「先取り貯金」を自動化しよう
意志の力は不要です。給料が入ったら、勝手にお金が貯まる流れを作りましょう。
これが今回の記事で一番お伝えしたい、最強の仕組みです。
先取り貯金とは、その名の通り「給料が入ったら、使う前に、先に貯金額を別の場所へ移してしまう」という方法。
「余ったら貯金しよう」では、余らなかったですよね…。だから、最初から”なかった”ことにしてしまうのです。
手動でやるのは面倒ですし、忘れてしまいます。これも「自動化」しましょう。
- 会社の「財形貯蓄制度」を使う
- 銀行の「自動積立定期預金」を利用する
- ネット証券で「自動積立設定」をする
投資家の私としては、やはり3つ目がおすすめです。
2024年から始まった新しいNISA(つみたて投資枠)を使えば、貯金をしながら、そのお金に働いてもらう(=資産運用する)ことまで自動でできます。
例えば、「毎月25日の給料日の翌日、26日にSBI証券の口座へ2万円を自動入金し、そのまま全世界株式の投資信託を買い付ける」といった設定ができます。
一度設定してしまえば、あとは私たちが寝ていても遊んでいても、将来のためのお金がチャリンチャリンと積み立てられていきます。
「いきなり投資は怖い…」という方は、もちろん銀行の自動積立でもOKです。
まずは「先取り貯金を自動化する」という仕組みを作ることが何よりも大切です。
金額は、手取りの10%から始めてみましょう。
もし手取りが25万円なら、2.5万円です。まずは無理のない範囲でスタートし、慣れてきたら少しずつ増やしていくのが成功のコツです。
STEP3:【モチベーションUP】貯金の「目的」をワクワクするものに変えよう
「何となく」では長続きしません。走るためのゴールテープを用意しましょう。
「老後のため」「将来のため」という漠然とした目的では、今の楽しみを我慢するモチベーションは湧きにくいものです。
もっと具体的で、想像するだけで楽しくなるような目標を立ててみましょう。
- 1年後、沖縄旅行に行くために12万円貯める!(月1万円)
- 2年後、欲しかったブランドのバッグを買うために24万円貯める!(月1万円)
- 5年後、引っ越し費用として100万円貯めて、理想の部屋に住む!(月1.7万円)
金融広報中央委員会のサイトによると、20代の金融資産保有額の平均値は176万円ですが、より実態に近い中央値はたった20万円です。
さらに20代で金融資産を保有していない人は4割以上とのことです。
つまり、あなたが今貯金ゼロでも、まったくおかしなことではないんです。ここから始めれば大丈夫。
まずは、このあたりを目標に「とりあえず50万円貯めて、心の余裕を手に入れる!」というのも立派な目標です。
目標をスマホの待ち受け画面に設定したり、リマインダーをセットしたり、紙に書いて部屋に貼ったりするのも効果的です。
STEP4:【環境改善】浪費の蛇口を閉める!物理的にお金を使えなくする
お金が貯まる仕組みを作ると同時に、お金が漏れる蛇口を少し閉めましょう。
仕組みを作ると同時に、無駄遣いの原因となる「環境」にも少しだけ手を加えましょう。
- スマホのショッピングアプリをフォルダの奥深くに隠す(代わりに家計簿アプリをホーム画面に置く)
- クレジットカードの利用通知がLINEやメールで届くように設定する
- 浪費を煽るようなSNSアカウントのフォローを外す
- コンビニへ行く回数を「週3回まで」などルール化する
一つでもいいので、試してみてほしいです。
お金を使うまでの「手間」を少しだけ増やすことで、衝動買いを劇的に減らすことができます。
◆ 「貯金」の先にある「資産形成」という未来
ここまで、貯金の具体的なステップをお話ししてきました。
そして、この「貯金の仕組み化」が習慣になったら、ぜひその先にある「資産形成」というステージに進んでほしいです。
なぜなら、残念ながら今の日本では、銀行にただお金を預けているだけでは、インフレ(物価の上昇)によってお金の価値が少しずつ目減りしてしまう可能性があるからです。
日本銀行も年2%の物価上昇を目標にしています。
これは、今の100万円が、1年後には実質98万円の価値しか持たなくなるかもしれない、ということです。
だからこそ、STEP2で少し触れたNISAなどを活用した「お金に働いてもらう」という視点が、これからの時代を生きる私たちにとって、とても大切になります。
「先取り貯金」で貯めたお金を、投資信託などを通じて世界中の企業に分散投資する。そうすることで、お金の価値を守りながら、時間をかけて大きく育てていくことが期待できます。
大切なのは、貯金の習慣を身につけ、その延長線上で資産形成をスタートさせることです。
【非課税で増やす】NISA・iDeCoで賢く節税の記事を見る
◆ まとめ:小さな一歩が、10年後のあなたを創る
もう一度、大切なことをお伝えします。
貯金ができないのは、性格のせいではありません。ただ「仕組み」を知らなかっただけです。
今日からできることは、たくさんあります。
- まずは家計簿アプリをダウンロードしてみる。
- 給料が振り込まれる銀行のサイトで「自動積立」ができないか調べてみる。
- ワクワクする貯金の目標を、スマホのメモ帳に書き出してみる。
どれか一つで構いません。今日、やってみてほしいです。
その一歩が、これまでの自分のお金の常識を覆し、5年後、10年後を、もっと自由で、もっと安心できるものに変えてくれるはずです。
一緒に、明るい未来のための資産づくりを始めましょう!


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