「なんで、こんなに大切なお金のこと、誰も教えてくれなかったんだろう…」
社会に出て、自分の力で生きていこうとすればするほど、この言葉が胸に突き刺さる。そんな経験はありませんか?
税金、社会保険、年金、資産運用…。
知らないことだらけで、気づけば将来への漠然とした不安に押しつぶされそうになっている。
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
その気持ち、よく分かります。私も個別株の短期売買に手を出し、資産を何度も溶かした苦い経験があります。
それらの失敗から学んだのは、私たち凡人が目指すべきは一攫千金ではなく、再現性の高い「習慣」を味方につけることだという事実でした。
今回は遠回りの末にたどり着いた、人生を変えるほどの力を持つ「3つの習慣」をご紹介します。
習慣1:【知る】家計簿アプリで「お金の流れ」を可視化する
最初の習慣は「知る」ことです。
あなたは、先月のお給料が「何に」「いくら」消えていったか、説明できますか?
これを即答できないなら、まずやるべきことは一つ。家計簿アプリ(Money Forward MEやZaimなど)をスマホに入れることです。
これは、節約して切り詰めるためではありません。自分の大切なお金が、今どんな旅をしているのか、その「地図」を手に入れるためです。
お金の流れが見えるようになると、不思議と不安は消えていきます。漠然としていたものが「把握できる数字」に変わるからです。「なんとなく足りないかも…」という不安が、「あと5,000円は使えるな」という安心に変わるのです。
これが、すべての基本となる最初の習慣です。
習慣2:【先に取る】給料日に「未来の自分」へ自動送金する
2つ目の習慣は「先に取る」こと。
これは「先取り貯蓄」や「Pay Yourself First(まず自分に支払う)」とも言われる、資産形成の王道です。
多くの人は、「給料が入る→生活費を支払う→余ったら貯金」という順番ですが、これではお金は貯まりません。お金は「あったらあっただけ使ってしまう」性質があるからです。
順番を、こう変えてみてください。
「給料が入る→【先に】貯金・投資用のお金を別口座に移す→残ったお金で生活する」
目安は手取りの10%から
金額に迷ったら、まずは手取り月収の10%を目指してみましょう。
難しければ5,000円でも構いません。意志の力に頼らず、給料日に「自動で」別口座(貯蓄用や証券口座など)に送金されるように設定するのが、挫折しない最大のコツです。
未来の自分への仕送りを、誰よりも先に、強制的に行う。この習慣が5年後、10年後を劇的に変えます。
習慣3:【育てる】「NISA」で”資産の畑”を耕す
最後の習慣は「育てる」ことです。
習慣2で「先に取った」大切なお金。これを、ただ銀行口座で眠らせておくだけでは、物価上昇(インフレ)でお金の価値が目減りしてしまう可能性があります。
そこで、このお金を「NISA」という名の”畑”に置いて、ゆっくり育ててもらいましょう。NISAとは、国が作ってくれた「この中で得た利益には税金をかけませんよ」という特別な制度です。
金融庁:「NISAを知る」
投資は「全世界」にまかせる感覚で
「投資は怖い、何を選べばいいか分からない」と感じるなら、まずは世界中の優良企業にまるっと投資ができる「インデックスファンド」の積立から始めるのがおすすめです。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などが代表的ですね。
これは攻めの投資というより、自分のお金に「世界の経済成長の波に乗ってもらう」という感覚です。
投資のリスクも知っておこう
ただし、一つだけ大切な注意点があります。インデックス投資は元本が保証されていません。
世界的な不況などで、一時的に資産が減ることもあります。 しかし、歴史を振り返れば、世界経済は短期的な下落を乗り越え、長期的に成長を続けてきました。慌てて売らず、どっしりと構えて「育て続ける」視点が何よりも重要です。
習慣が、あなたを不安から解放する
- 知る: お金の流れを把握し、
- 先に取る: 未来の自分へ自動で仕送りをし、
- 育てる: そのお金を魔法の畑で寝かせておく。
この3つの習慣は地味ですが、歯磨きが虫歯から歯を守るように、あなたを将来のお金の不安から確実に守ってくれます。
「誰も教えてくれなかった」と嘆く夜は、もう終わりにしましょう。
まずは、スマホに家計簿アプリを入れる。そこからもう二度とお金のことで悩まない、新しい生活の始まりです。
一緒にがんばっていきましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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