「将来のためにお金、貯めなきゃな…」
そう思いつつも目の前の仕事やプライベートが楽しくて「まだ若いし、何とかなるか!」と、つい後回しにしていませんか?
1. なぜ、20代の「何もしない」は“罪”なのか?
少し強い言葉に聞こえたらすみません。
こんにちは、ぐーです。いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
でも、後になって知る「機会損失」の大きさを考えると、これくらい言わないと伝わらないかもしれないんです。
20代のあなたが持っている、大富豪が全財産を差し出しても決して買えないもの。それは「時間」です。
この「時間」が、お金の世界でどれだけ絶大なパワーを持つか、見てみましょう。
魔法の言葉は「複利」です。
25歳と35歳、たった10年の差が生む「残酷な現実」
「人類最大の発明」と呼んだとも言われる「複利」。簡単に言うと、「利息が利息を生む」雪だるま式の仕組みのことです。
例えば、毎月3万円を年利5%で積み立て投資したとしましょう。金融庁の「資産運用シミュレーション」を元に計算してみると、衝撃的な差が生まれます。
Aさん:25歳から40年間積み立てた場合
- 積立総額:1,440万円
- 最終資産額:約4,578万円
- (運用による利益:約3,138万円)
Bさん:10年遅れて35歳から30年間積み立てた場合
- 積立総額:1,080万円
- 最終資産額:約2,497万円
- (運用による利益:約1,417万円)

この差をご覧ください。
全く同じ金額・同じ利回りですが、10年早く始めたというたった1点が異なるだけで、将来の資産に約2,000万円もの差が生まれるんです。
これはもう、高級車1台どころの話ではありません。老後の生活の安心感が全く違ってきます。
BさんがAさんに追いつくためには、毎月8万円以上を積み立てなければなりません。20代の3万円と、家庭やローンを抱える30代後半〜40代の8万円、どちらが現実的でしょうか?
20代の「月々数万円」は、40代の「月々十数万円」に匹敵する価値がある。
ご覧いただいた通り、これが「時間」という武器の力です。
何もしないということは、この最強の武器を自ら放棄しているのと同じことなのです。
銀行預金は「安全」という幻想
「投資は怖いから、銀行預金が一番安全」
そう思っていませんか?実は、今の時代、それは大きな誤解です。
総務省統計局のデータを見ると、日本の消費者物価指数は上昇傾向にあります。これは、モノの値段が上がり、お金の価値が相対的に下がっていること(インフレ)を意味します。
例えば、去年100円で買えたジュースが、今年は110円になっている。これは、私たちの持っている100円の価値が、ジュース1本分から9割程度に「目減り」したということです。
現在の普通預金の金利は、年0.2%程度です。インフレ率が仮に2%だとすれば、100万円の「価値」は、1年後には実質約98万円に減ってしまいます。
銀行に預けているだけでは、お金は静かに、しかし確実にその価値を失い続けているのです。これが、私たちが投資を学ぶべき、もう一つの大きな理由です。
2. 40代で訪れる「手遅れ感」のリアル
40代になると、周りの景色がガラッと変わります。
同僚はマイホームのローンを組み、子どもの教育費の話で盛り上がり、親の介護も現実的な話題になってきます。
そんな時、十分な資産がないとどう感じるでしょうか?
- 選択肢のなさ: 本当は挑戦したい仕事があっても、給料のために我慢するしかない。
- 焦り: 周囲との差に焦り、リスクの高い儲け話に手を出して失敗する。
- 後悔: 「なんで20代のあの頃、少しでもいいから始めておかなかったんだろう…」と、過去の自分を責める。
ちょっと不安になってきましたか?でも実際に多くの人が感じることです。
そして、何より辛いのは、40代からでは「時間」という武器があまり残されていないため、挽回が非常に難しくなるという事実です。
でも、安心してください。
この記事を読んでいるあなたが、まだ20代30代なら、未来を自由にデザインできる可能性を持っています。
3. 大丈夫!今日からできる「未来の自分」への仕送り
「理屈は分かった。でも、具体的に何をすればいいの?」
ここからが本題です。誰でも、今日から始められる3つのステップをご紹介します。
ステップ1:【無料】証券口座をスマホで開設する(所要時間10分)
まず最初の、そして最大のハードルがこれかもしれません。でも、安心してください。
今はスマホ一つで、身分証さえあれば10分程度で申し込みが完了します。もちろん、口座開設も維持費も無料です。
「どこで開けばいいの?」と迷うなら、まずは「SBI証券」か「楽天証券」のどちらかを選んでおけば間違いありません。この2社は手数料が業界最安水準で、取扱商品も豊富。多くの投資家が利用している、まさに王道です。
銀行口座を作るのと同じ感覚で、まずはサクッと申し込んでみましょう。これだけで、あなたはその他大勢の「何もしない人」から、未来を変える「行動する人」へと進化します。
【少額投資にピッタリ】おすすめネット証券のメリットと選び方解説!
ステップ2:【月5,000円から】新NISAで「ほったらかし投資」を始める
口座ができたら、いよいよ入金です。
でも、いきなり大金を入れる必要は全くありません。まずは月々5,000円、あるいは飲み会1回分を我慢したお金で始めてみましょう。
そして、そのお金で何を買うか。
20代の人に、私が心からおすすめしたいのは、「新NISA(つみたて投資枠)」を使って「全世界株式(オール・カントリー)」か「S&P500」に連動するインデックスファンドを買うことです。
…いきなり専門用語が出てきて「?」となったかもしれませんね。大丈夫です。
- 新NISA: 国が作った「投資で得た利益に税金がかからなくなる」超お得な制度。使わない手はありません。
- インデックスファンド: 日本やアメリカだけでなく、世界中のたくさんの会社の株を少しずつ集めた「詰め合わせパック」みたいなもの。一つがダメでも他がカバーしてくれるので、リスクを抑えられます。
- 全世界株式(オルカン): その名の通り、全世界の会社にまとめて投資するパック。
- S&P500: アメリカの優良企業500社にまとめて投資するパック。
これらを毎月決まった額、自動で買い付ける「積立設定」をしておけばOKです。
【非課税で増やす】NISA・iDeCoで賢く節税の記事を見る
ステップ3:【最重要】あとは忘れる!とにかく「ほったらかす」
積立設定が完了したら、あなたの仕事は終わりです。
え、本当に?と思うかもしれませんが、本当です。
初心者が失敗する一番の原因は、毎日の価格の上下に一喜一憂して、焦って売ってしまうこと。
バイ・アンド・ホールド(買ったら持ち続けろ)。こんな相場格言もあります。
あなたが買うのは、短期的な値動きを狙うギャンブルではありません。
世界経済の長期的な成長に、自分の資産を乗せて運んでもらう船のチケットです。船は多少揺れることもありますが、長い目で見れば目的地に向かって進んでいきます。
アプリを毎日開く必要はありません。半年に1回、年末年始やゴールデンウィークなどに「お、育ってるな」と確認するくらいで十分です。
最後の不安、ここで解消します
もちろん、「理屈は分かったけど、やっぱり投資って損をしそうで怖い」という気持ちが、ブレーキをかけているかもしれませんね。その感覚は、とても自然なことです。
確かに、投資にリスクはつきものです。しかし、この記事でおすすめした「全世界株式やS&P500のインデックスファンドを長期間にわたって積み立てる」という方法は、そのリスクを限りなく小さくするための、歴史に裏付けられた賢い戦略なのです。
これは短期的な値動きを当てるギャンブルではなく、世界経済全体の成長という大きな船に、月々数千円分のチケットを買って乗り込むようなもの。航海の途中で多少の揺れ(価格の変動)はあっても、長い目で見れば船は目的地に向かって着実に進んでいきます。
「とはいえ、飲み会1回分のお金で始めて、本当に意味があるの?」という声も聞こえてきそうです。断言します。めちゃくちゃ意味があります。
なぜなら、最初の5,000円がもたらす最大の利益は、お金そのものではなく「投資を始める、という行動を起こし、それを習慣化できた自分」という成功体験だからです。
小さな一歩が、あなたの「お金に対する意識」を劇的に変え、10年後、20年後に大きな差となって表れていきます。
まとめ:未来の自分への最高のプレゼント
もう一度、先ほどのシミュレーションを思い出してください。(ここから画像を見れます)
25歳から月々3万円を積み立てるだけで、運用益だけで3,000万円以上が生まれる可能性がある。これは、20代のあなたが行動することで初めて手に入る、未来のあなたへの最高のプレゼントです。
何もしなければ、何も生まれません。
銀行預金では、あなたのお金の価値はインフレで少しずつ溶けていくだけです。
でも、今日、この記事を読んで、ほんの少し勇気を出して一歩を踏み出せば、あなたの20年後の未来は、安堵と感謝に満ちたものになるはずです。
まずは第一歩として、スマホで「SBI証券」または「楽天証券」の公式サイトを覗いてみてください。
【少額投資にピッタリ】おすすめネット証券のメリットと選び方解説!
口座開設ボタンを押す、その小さな行動が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになることを、心から願っています。
一緒にがんばっていきましょう!
【非課税で増やす】NISA・iDeCoで賢く節税の記事を見る
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
コメント