- 「投資って、なんだか怖い…」
- 「ギャンブルみたいで、損しちゃいそう…」
- 「何から始めたらいいのか、さっぱり分からない…」
あなたもこんなふうに感じたことはありませんか?
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
将来のためにお金を増やしたい。でも、汗水たらして働いて得た大切なお金を、一瞬で失ってしまうかもしれない。そう考えると、怖くて一歩も踏み出せませんでした。
でも、その不安の9割は、「知らないこと」が原因です。
逆に言えば、正しい知識を少しだけ身につけるだけで、その不安は驚くほど軽くなります。
投資はギャンブルではありません。将来の自分を助ける、とても心強い味方になってくれるんです。
この記事では、「投資アレルギー」を抱える方が、安心して第一歩を踏み出せるように、具体的な5つのステップに分けて、分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、「なんだ、意外と怖くないかも」「私にもできそう!」と、心が少し軽くなっているはずです。一緒に、その不安を希望に変えていきましょう!
ステップ1:なぜ投資は「怖い」より「やらない」が危険?本当の理由を知る
「投資なんて怖いからやらない。真面目に働いて貯金すればいい」
そう思いますよね。でも、残念ながら、今の時代はその選択自体がリスクになり得るのです。
その理由は「インフレ」という、銀行に預けているだけのお金の価値を少しずつ減らしてしまう現象にあります。
総務省統計局のデータによると、2024年の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は前年比で+2.5%でした。1
これは、去年10,000円で買えたものが、今年は10,310円出さないと買えなくなった、ということです。一方で、大手銀行の普通預金の金利は年0.2%ほど。モノの値段の方が10倍以上高いのです。
- モノの値段の上昇:年 +2.5%
- 銀行預金の金利:年 +0.2%
この差が、何もしなくても私たちのお金の価値が目減りしていく正体です。
さらに、金融庁が2019年に発表した「老後20〜30年間で約1,300万円~2,000万円が不足する」という試算は、「老後2000万円問題」として大きな話題になりました。
「貯金だけ」という選択肢が、もはや絶対安泰とは言えない時代になっている、という事実をまずは受け入れなければなりません。
そして投資は、このインフレから資産を守り、将来の選択肢を豊かにするための、いわば「お金の筋トレ」のようなもの。ギャンブルではなく、未来の自分への仕送りだと考えてみてほしいです。
ステップ2:「損するのが怖い」が原因?あなたの投資アレルギーの正体
投資が怖い、その気持ちの根っこにあるのは、やはり「損をしたくない」という感情ではないでしょうか。まずは、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
- 「損するのが怖い」
→分かります。大切なお金が減るのは誰だって嫌ですよね。でも、後述する「長期・積立・分散」という方法を使えば、リスクを限りなく小さくできます。そして、最初は月1,000円といった「なくなっても生活に影響がない金額」から始めるのが鉄則です。 - 「何から始めていいか分からない」
→これも当然です。専門用語は多いし、情報も溢れすぎていますよね。でも安心してください。今の時代、初心者がやるべきことは、実はとてもシンプルになっています。この記事で、やるべきことを具体的に示します。 - 「勉強する時間がないし、面倒くさい」
→その考えは、実は投資と相性が良いんです。一度設定してしまえば、あとは「ほったらかし」にできるのが、現代の投資術。毎日株価をチェックする必要なんて、全くありません。
あなたの不安はどれに近かったですか?どれも解決策があります。
ステップ3:知識ゼロでOK!初心者が覚えるべき最小知識3選
投資を始めるのに、いきなり分厚い本を何冊も読む必要はありません。本当に大事なことは、実はたった3つだけ。知識ゼロからでも大丈夫です。路上に出る前に最低限のルールを知っておけば、事故の確率をぐっと減らせる運転免許と同じです。
- 最強の味方「新NISA」を知る
NISAとは、簡単に言うと「投資で得た利益が非課税になる、国が作ったお得な制度」です。通常、投資で10万円の利益が出ると、約20%(約2万円)の税金が引かれてしまいますが、NISA口座内での取引なら、それが丸々もらえるんです。
2024年から始まった新NISAは、非課税で投資できる上限額が大幅にアップし、制度も恒久化されました。使わない理由がないほどの神制度なので、「投資を始めるなら、まずNISA口座で」とだけ覚えておきましょう。 - 初心者の王道「インデックスファンド」を選ぶ
「どの株を買えばいいの?」これが一番の悩みどころですよね。答えは「最初は個別株は買わない」です。
初心者におすすめなのは「インデックスファンド」という、いわば「プロが選んだ数百社の株の詰め合わせパック」です。
例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という商品なら、これ1本で全世界の有名企業約3,000社に少しずつ投資できます。トヨタやApple、Amazonにも、あなたが間接的に投資していることになるんです。これなら、どの会社が伸びるかなんて悩む必要はありません。 - 魔法の言葉「長期・積立・分散」を実践する
これは投資の三大原則です。- 長期: 10年、20年という長い目で見ることで、一時的な価格の変動に惑わされず、安定したリターンを期待できます。
- 積立: 毎月決まった額を買い続けることで、価格が高いときには少なく、安いときには多く買うことになり、平均購入単価を下げられます(ドルコスト平均法)。
- 分散: 1つの商品だけでなく、様々な国や資産に分けることで、どこかが不調でも他でカバーでき、リスクを減らせます。先ほどのインデックスファンドは、まさにこれを体現した商品です。
この3つさえ押さえれば、投資アレルギーの特効薬としては十分すぎるほどです。
【非課税で増やす】NISA・iDeCoで賢く節税の記事を見る
ステップ4:【実践】月1,000円から!失敗しづらい投資の始め方
さあ、いよいよ実践です。投資家デビューを果たしましょう。
百聞は一見に如かず。プールサイドで水泳の本を100冊読むより、一度水に入ってみる方が早く泳げるようになります。
ここで大事なのは「利益を出すこと」が目的ではないということ。「投資って、こんな感じなんだ」と肌で感じることがゴールです。だから失敗しようがないのです。
具体的な手順は以下の通り。
- ネット証券の口座を開設する(スマホで10分程度で完結します。SBI証券や楽天証券が人気です)
- NISA口座(つみたて投資枠)を選ぶ
- インデックスファンドを1つ選ぶ(例:「eMAXIS Slim 全世界株式」など)
- 「月々1,000円」で積立設定をする
たったこれだけです。
もちろん投資には元本割れのリスクもあります。
だからこそ、1,000円の投資であれば、もし価値が半分になっても500円。ランチ1回分より少ない金額で、「投資家である自分」という、とてつもなく大きな経験値を得ることができます。この小さな一歩が、10年後のあなたを大きく変えるのです。
【少額投資にピッタリ】おすすめネット証券のメリットと選び方解説!
ステップ5:投資でやってはいけない事、それは「気にしすぎ」。「忘れる」ことも大事。
では最後に、投資家デビューしたら「絶対にやってはいけないこと」をお伝えします。それは皮肉にも「投資していることを、気にしすぎる」ことなんです。
口座を開設したばかりの頃は、毎日アプリを開いて、残高が10円増えた、5円減ったと一喜一憂したくなるものです。私もそうでしたから、気持ちは痛いほど分かります。
でも、短期的な値動きはプロでも読めません。一喜一憂は精神衛生上よくないですし、何より私たちの貴重な時間がもったいない!
積立設定さえしてしまえば、あとは自動で買い付けが行われます。私たちは何もする必要はありません。その時間を、趣味や好きなこと、大切な人と過ごす時間に使ってください。それが、人生を豊かにする一番の投資です。
年に1回、自分の誕生日にでもそっと口座を覗いてみて、「お、ちょっと増えてるな」と確認するくらいが、ちょうど良い距離感だと思います。
まとめ:さあ、未来の自分への仕送りを始めよう
もう一度、投資アレルギーを克服する5つのステップをおさらいしましょう。
- なぜ投資は「怖い」より「やらない」が危険?本当の理由を知る
- 「損するのが怖い」が原因?あなたの投資アレルギーの正体
- 知識ゼロでOK!初心者が覚えるべき最小知識3選
- 【実践】月1,000円から!失敗しづらい投資の始め方
- 投資でやってはいけない事、それは「気にしすぎ」。「忘れる」ことも大事
どうでしょうか?
「投資」という言葉の周りにあった、モヤモヤした霧が、少しだけ晴れたような気がしませんか?
私自身、学生時代から投資を続けてきたので比較的早く始めた方だと思いますが、それでも「もっと早く始めておけばよかった」というのが心からの本音です。
もちろん、最終的に投資を始めるかどうかを決めるのは、あなた自身です。でも、もし今日の記事を読んで、「ちょっとだけやってみようかな」と思っていただけたなら、とても嬉しいです。
その小さな一歩が、10年後、20年後に向けた最高の自己投資になるはずです。
一緒にがんばっていきましょう!
【非課税で増やす】NISA・iDeCoで賢く節税の記事を見る
参照情報:
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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