「将来のために、そろそろ投資を始めなきゃな…」
「でも、なんだか数字や専門用語が多くて難しそう…」
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
一度はこんな風に思ったことがあるかもしれませんね。分かります、私もそうでしたから。
将来のお金のこと、老後のこと、考えれば考えるほど不安が大きくなりますよね…。
でも、もし「いくつかの『数字』を覚えるだけで、その不安がワクワクに変わる」としたら、どうでしょう?
投資の世界における数字は、難しい数式ではありません。私たちの資産を守り、未来を照らす「冒険のコンパス」のようなものです。
今日は、投資初心者の方にこそ知っておいてほしい、人生を変える力を持つ「7つの魔法の数字」を解説していきます。
1. 「4%」:一生お金に困らない!?夢の出口戦略の鍵
いきなりですが、投資で築いた資産を「できるだけ減らさずに、毎年生活費として引き出せる」としたら、理想的だと思いませんか?
それを実現するヒントが、この「4%」という数字です。
これは「4%ルール」と呼ばれ、「年間支出の25倍の資産を築けば、毎年4%ずつ取り崩しても、資産が尽きる可能性は極めて低い」という研究結果(※トリニティスタディ)に基づいています。
年間の生活費が240万円なら…
- → 240万円 × 25倍 = 6,000万円 が目標資産
- → 6,000万円 × 4% = 240万円 を毎年引き出せる
もちろん、これは米国市場の過去のデータに基づいた理論ですし、相場によってはうまくいかない年もあるかもしれません。でも、「いくら貯めれば、お金の不安から解放されるのか?」というゴールを具体的に示してくれる数字です。
私もこの「4%ルール」を知ったとき、「なるほど、これが一つのゴールか!」と目の前がパッと明るくなりました。漠然とした不安が、具体的な目標に変わった瞬間でした。
2. 「3%~4%」:失敗しにくい高配当株選びの「ものさし」
「配当金で生活」って憧れますよね。
私もその魅力に惹かれて高配当株投資を始めました。そんな高配当株を選ぶときに、ぜひ覚えておきたいのが配当利回り「3%~4%」という水準です。
配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合のこと。
配当利回り(%) = 1株あたりの年間配当金 ÷ 1株の価格 × 100
「利回りが高いほどお得なんじゃないの?」と思いますよね。しかし、利回り5%、6%といった高すぎる銘柄には注意が必要です。
- 業績が悪化して株価が急落し、結果的に利回りが高く見えているだけかもしれない
- 無理な配当(タコ足配当)を出していて、将来減配されるリスクがある
もちろん、中には優良な高利回り株もあります。でも、投資初心者のうちは、利回り「3%~4%」あたりを一つの「ものさし」にして、安定して配当を出し続けているか、業績は好調か、といった点もあわせてチェックするのが、失敗しにくい選び方だと私は考えています。
急がば回れ。まずは安定感のある銘柄で、毎年チャリンチャリンと配当金が入ってくる喜びを実感することから始めましょう!
土台ができたら、よりリスクをとって配当利回りが高い銘柄をポートフォリオに加えていくのもアリです!
3. 「5%~7%」:全世界の成長を味方につけるインデックス投資の平均点
「個別株を選ぶのは、まだちょっと怖いな…」という方に絶対におすすめしたいのが、インデックス投資です。
日経平均や米国のS&P500といった株価指数に連動する投資信託などを買うだけで、簡単に分散投資ができます。
ここで覚えておきたいのが「5%~7%」という数字。これは、S&P500など、世界の株式市場の歴史的な平均年利リターンの目安です。
もちろん、毎年必ず5%増えるわけではありません。マイナスになる年だってあります。
でも、10年、15年と長い目で見れば、世界経済の成長の恩恵を受けて、これくらいのリターンが期待できる、という過去の実績があるのです。
これって、すごくないですか?
銀行の普通預金の金利がほぼゼロの時代です。でも、もし年利5%で運用できれば、1年で5万円。その差は歴然ですよね。
投資において「時間は最高の味方」です。この「5%~7%」の力を最大限に活かすには、一日でも早く始めて、長く続けることが何より大切です。
4. 「10年以上」:株主への誠実さを見抜く「増配」の証
高配当株とセットで注目したいのが、「増配株」です。これは、毎年株主への配当金を増やし続けている企業のことです。
私が特に注目しているのは、「10年以上、連続で増配しているか」という点です。
なぜなら、10年以上も配当を増やし続けるというのは、並大抵のことではないからです。
- 好景気の時も、不景気の時も、安定して利益を出し続けてきた「業績の安定性」
- 利益を株主に還元しようという「株主への誠実な姿勢」
この2つを証明している、何よりの証拠だと考えています。日本には「花王(30年以上連続増配)」のように、素晴らしい実績を持つ企業がたくさんあります。
配当金が増え続ければ、自分が買ったときの株価に対する利回り(Yield on Cost)はどんどん上がっていきます。10年前に買った株の配当金が2倍、3倍になる…なんてことも夢ではありません。まさに、企業と一緒に自分のお金も成長していく感覚を味わえるのが、増配株投資の醍醐味です。
5. 「20%」:知っているだけで得をする「税金の魔法」NISA
投資で利益(配当金や売却益)が出ると、通常、その利益に対して約20%(正確には20.315%)の税金がかかります。10万円の利益が出たら、約2万円は税金として引かれてしまう計算です。
「え、そんなに取られるの!?」と驚いた方も安心してください。私たち個人投資家には、NISA(ニーサ)という最強の味方がいます。
NISA口座内で得た利益には、この約20%の税金が一切かからないのです。
10万円の利益が出たら、まるまる10万円があなたのもの。これは、使わない手はありませんよね。
「投資を始めるなら、まずはNISA口座から」と言われるのは、このためです。この「20%」という数字を知っていれば、NISAがいかにパワフルな制度か、実感できるはずです。
【非課税で増やす】NISA・iDeCoで賢く節税の記事を見る
6. 「72」の法則:お金が倍になる時間を計算する「魔法の公式」
あなたの資産が2倍になるのに、どれくらいの時間がかかるか、ご存知でしょうか?
それを簡単に計算できるのが「72の法則」です。
72 ÷ 金利(%) ≒ 資産が2倍になる年数
例えば、先ほど紹介したインデックス投資の平均年利リターン「5%」で運用できたとしましょう。
72 ÷ 5% = 14.4年
つまり、約14年で資産が2倍になる計算です!
この法則は、「複利」のパワーを直感的に理解させてくれます。複利とは、利益がさらなる利益を生む、雪だるま式にお金が増えていく仕組みのこと。「人類最大の発明」とも言われています。
この「72」という数字を覚えておくだけで、「時間を味方につけること」の重要性が、より一層リアルに感じられるようになりますよ。
ただ、この便利な「72の法則」ですが、金利が高くなるにつれて、計算の精度が少し下がってしまうという注意点があります。
例えば、金利72%で考えてみましょう。「72 ÷ 72 = 1」なので、法則上は「1年で資産が2倍になる」という計算になります。
しかし、実際に1年で資産を倍にするには、100%の金利が必要ですよね。ですので、72%では少し計算にズレが出てしまう、というわけです。
7. 「15年」:暴落を乗り越える勇気をくれる「お守りの数字」
最後に紹介したいのが「15年」という期間です。
米国のS&P500指数に連動するインデックス投資の場合、歴史上、「どのタイミングで始めても、15年以上保有し続ければ、元本割れしなかった」と言われています。
もちろん、「未来も絶対にそうだ」と保証するものではありません。
でも、ITバブルの崩壊やリーマンショックといった、歴史的な大暴落を含んでもなお、15年という期間で見ればプラスに転じてきたという事実は、私たち投資家に大きな勇気を与えてくれます。
投資をしていれば、必ず株価が下がる暴落局面に遭遇します。そんなとき、パニックになって売ってしまう(狼狽売り)のが一番やってはいけないこと。
この「15年」という数字を知っていれば、「大丈夫、歴史を見れば、しっかり持ち続けていれば報われる可能性は高いんだ」と、心を落ち着かせることができます。これは、長期投資を続ける上で、何より強力な「お守り」になる数字です。
最後に、大切な注意点:数字は万能ではありません
ここまで「魔法の数字」としてご紹介してきましたが、最後に一つだけ、とても大切なことをお伝えさせてください。
それは、今回ご紹介した数字は、あくまで「過去のデータ」に基づく「ものさし」であり、未来の利益を100%保証するものではないということです。
投資の世界では、預金と違って「元本割れのリスク」が常に存在します。つまり、市場の大きな変動によっては、投資したお金が減ってしまう可能性もあります。
歴史が証明してきた「15年持てばプラスになった」というデータも、未来を約束するものではありません。
だからこそ、これらの数字を過信しすぎないことが重要です。
数字は、暗い夜道を照らす「ヘッドライト」や、航海を助ける「コンパス」のようなもの。それらを上手に使いこなし、リスクがあることを理解した上で、「長期・積立・分散」という投資の基本を守りながら、コツコツと航海を続けていく。
その姿勢こそが、本当に重要となります。
まとめ:数字はコンパス。冒険に出よう!
さて、投資における7つの魔法の数字、いかがでしたか?
- 「4%」:経済的自由へのゴールを示す数字
- 「3%~4%」:堅実な高配当株選びのものさし
- 「5%~7%」:世界経済の成長の恩恵を受けるインデックス投資の平均点
- 「10年以上」:企業の誠実さを見抜く増配の証
- 「20%」:NISAのありがたみを実感する税金の数字
- 「72」の法則:複利のパワーを教えてくれる魔法の公式
- 「15年」:暴落にも負けない勇気をくれるお守りの期間
「なんだか、投資って面白いかも!」
少しでもそう感じていただけたら、嬉しいです。
今回ご紹介した数字は、私たちの投資という冒険を、より安全で、より楽しいものにしてくれるコンパスです。
でも、一番大切なことを忘れないでください。
それは、地図やコンパスを眺めているだけでは、宝島にはたどり着けない、ということです。
大切なのは、「えいっ!」と勇気を出して、最初の一歩を踏み出すこと。そして、コツコツと航海を続けること。
NISA口座を開設してみる。まずは月々5,000円からでも、インデックス投資を始めてみる。気になる高配当株を1株だけ買ってみる。
限られた時間を最大限に活かして、自分らしい最高の人生を築いていきましょう!
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「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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