突然ですが…「あなたはなんのために投資をしますか?」
もし、この問いに「うーん…将来のためかな」「周りも始めたし、なんとなく…」と明確な答えがすぐに出てこなくても、まったく問題ありません。
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
私自身、15年以上の投資経験の中で、「目的を見失って痛い目にあった失敗」と「確かな目的があったからこそ市場の荒波を乗り越えられた成功」の両方を経験してきました。だからこそ、お伝えしたいのです。
NISAの話題が盛んな今、「自分も何か始めないと」と焦る気持ちは、その一歩を踏み出す素晴らしいエネルギーになります。
でも、その前にたった一つ、あなただけの「お金の道しるべ」、つまり「投資の目的」を一緒に見つけませんか?
この記事を読めば、なぜ投資に目的が必要なのかが腑に落ち、投資の道に迷わないための、確かな一歩目を一緒に踏み出せるはずです。
なぜ「目的」がないと、投資はうまくいかないのか?
「目的がなくても、お金が増えればそれでいいのでは?」
しかし、目的がないままの航海は、道に迷い、嵐に見舞われやすくなります。
失敗例1:日々の値動きに振り回され、冷静な判断ができなくなる
目的がないと、投資の判断基準は「今日の評価額」だけ。
評価額が上がれば有頂天になり、下がれば絶望する。「損をしたくない」という恐怖から、少し値下がりしただけで焦って売ってしまう(狼狽売り)。これでは、ただ精神的に消耗してしまうだけです。
もし「10年後に、今の仕事を辞めて留学するための資金600万円」という明確な目的があればどうでしょう?
実際にコロナショックのような暴落があった時も、長期目的があったおかげで私は冷静でいられました。「これは10年計画の一部。むしろ、優良な資産を安く買い増せるチャンスだ」と捉え、慌てて売ることなく、結果として資産を増やすことに繋がりました。
失敗例2:SNSや話題に流され、「高値掴み」してしまう
目的がないと、「今、〇〇がアツいらしい!」といった刺激的な情報に心が揺れます。
実は、私自身も投資初期にこれで大失敗しました。 当時、「とにかく早く儲けたい」という漠然とした欲だけで、話題の銘柄に飛びついたのです。結果はご想像の通り、高値掴みの典型でした。
もしあの時、自分自身の目的があれば、「他人の成功話より、自分の計画だ」と冷静なブレーキをかけられたはずです。
失敗例3:選択肢が多すぎて、行動できなくなる(分析麻痺)
いざ投資を始めようとすると、投資信託だけでも数千種類。「全世界株式?S&P500?どれが正解なの…?」と、情報が多すぎて何も選べなくなってしまいます。
しかし、もし目的が「3年後に使う、引越し費用50万円」と決まっていれば、「大きなリターンは狙わず、元本割れのリスクが低い商品を選ぼう」という方針が自ずと定まり、選択肢は数個にまで絞られるはずです。
投資目的がもたらす、3つの確かな効果
投資の目的を明確にすると、航海の「羅針盤」を手に入れたことと同じです。具体的には、次の3つの効果があります。
- 投資が「自分ごと」になり、モチベーションが続く
- 自分に合った「リスク許容度」と「投資先」が明確になる
- 情報に惑わされず、やることがシンプルになる
特に重要なのが、2つ目の「リスク許容度」です。
目的までの期間と金額が決まれば、あなたがどれだけのリスクを取れるか(または、取るべきか)が見えてきます。それによって、選ぶべき金融商品も自然と絞られてくるのです。
- 長期(15年以上): 全世界株式やS&P500に連動するインデックスファンドなど
- 中期(5〜10年): バランスファンド、高配当株と債券の組み合わせなど
- 短期(5年未満): 個人向け国債、安全性の高い社債、定期預金など
【コラム】私の投資目的と「高配当株投資」の相性
ここで少し、目的と投資スタイルがどう結びつくのか、私が実践している「高配当株投資」を例にお話しさせてください。
私の投資目的の一つに、「毎月5万円の配当金で豊かな生活を」というものがあります。この目的の面白いところは、株価の値上がりを待つ必要がない点です。
「毎月振り込まれる配当金」という、定期的で目に見える果実があることで、日々の株価の変動が気にならなくなり、投資を続けるモチベーションが格段に上がりました。
このように、自分の目的の性質によって、最適な投資スタイルも変わってきます。「コツコツ現金を積み上げたい」という目的なら、私が実践する高配当株投資は非常に面白い選択肢になるでしょう。
【簡単3ステップ】自分だけの「目的」を見つける方法
スマホのメモ帳でも、手元の紙でも構いません。「自分のためのわがまま」でいいんです。
例えば、「年に一度、沖縄旅行に行きたい!」とか、「月一で高級なお寿司を食べたい!」とか、そんなことから始めてみましょう。
- ステップ①:「やりたいことリスト」を作る
- ステップ②:「いつまでに」「いくら」必要か、数字を入れる
- ステップ③:一番ワクワクするものに「旗」を立てる
目的が決まったら、金融庁のサイトにある「つみたてシミュレーター」で、毎月いくら積み立てれば達成できるかを確認してみましょう。
目的が決まったら、未来への「次の一歩」を踏み出そう
目的という道しるべを手に入れたら、次はいよいよ航海の準備、つまり証券口座の開設です。今は、スマホ一つで簡単に、そして驚くほど手軽に投資を始められます。
特に初心者の方には、手数料が安く、少額(100円や1,000円)から始められるSBI証券や楽天証券といったネット証券がおすすめです。
【少額投資にピッタリ】おすすめネット証券のメリットと選び方解説!
自分だけの「道しるべ」を手に、未来へ踏み出そう
投資は、「何を買うか(WHAT)」から始めるものではありません。
「自分はなぜ、お金を増やしたいのか(WHY)」という、自分自身の心と向き合うことから始まります。
この「WHY」こそが、情報の荒波の中で私たちを守り、目的地まで導いてくれる、唯一無二の道しるべになります。かつての私のように、目先の情報に惑わされて航路を見失わないために。
一緒にがんばっていきましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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