その高配当、本当に大丈夫?「減配・株価下落」の罠を避ける、鉄壁のリスク管理3つのステップ

【毎月お小遣い】高配当株投資
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こんにちは!ぐーです。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

「毎月、何もしなくてもチャリンチャリンとお金が入ってきたら…」

そんな風に「配当金のある生活」に憧れを抱いているのではないでしょうか?

書店やSNSでは「高配当株でFIRE!」「夢の配当金生活」なんていう、キラキラした言葉が並んでいますよね。

実際に、高配当株投資は、私たち個人投資家にとって、資産を育てていくための強力な武器になる、と私信じています。

でも、そのキラキラした面の裏側には、知っておかなければならない「リスク」が必ず存在します。

  • 「投資って、やっぱり怖いな…」
  • 「損しちゃったらどうしよう…」

そんな風に不安に思うからこそ、この記事では、キラキラした話だけではなく、高配当株投資で失敗しないための「リスク管理」という守りの技術について、お話ししたいと思います。

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高配当株投資に潜む3つの落とし穴

「リスクを取らないのが、最大のリスク」なんて言われることもありますが、無知のまま突っ込むのは、ただの無謀です。まずは敵を知ることから始めましょう。高配当株投資には、主に3つの落とし穴があります。

1.「減配・無配」のリスク:金の卵を産む鶏が…

高配当株の最大の魅力は、もちろん「高い配当金」ですよね。しかし、その配当金は未来永劫約束されたものではありません。

企業の業績が悪化すれば、いとも簡単に「減配(配当金が減ること)」や「無配(配当金がゼロになること)」が発表されます。

例えば 新型コロナウイルスの影響で、多くの航空会社や飲食業界の企業が、一気に無配に転落したのは記憶に新しいですよね。

金の卵を産んでくれると信じていた鶏が、急に卵を産まなくなってしまう…これが最も代表的なリスクです。

2.「株価下落」のリスク:配当以上に損をする

「配当金がもらえれば、株価が多少下がっても平気」

これは、半分正解で半分間違いです。

例えば、100万円投資して、年間4万円の配当金(利回り4%)をもらえたとします。しかし、株価が10%下落して90万円になってしまったらどうでしょう?

配当金:+4万円

株価の損失:-10万円

トータル:-6万円

ここでやめてしまえば、何のために投資したのか分からなくなってしまいますよね。特に、業績悪化が原因で株価が下落している場合は、株価が元に戻らない可能性も十分にあります。

3.危険な高配当「タコ足配当」の罠

利回りが異常に高い銘柄には注意が必要です。中には、利益が出ていないにも関わらず、過去の蓄え(利益剰余金)を取り崩して配当を出している企業があります。

これは、タコが自分の足を食べるのに似ていることから「タコ足配当」と呼ばれます。タコは自分の足を食べても再生しますが、企業の資産は有限です。いずれ配当を出せなくなるだけでなく、経営そのものが傾いてしまう危険なサインなのです。

蓄えを一度だけ取り崩すならまだマシですが、借金をしてまで配当を出す企業もあります。利益も出ておらず、現金もないのにそんなことしても続かないですよね。

【私が実践する】鉄壁のリスク管理術3ステップ

ここからが本題です。これまで見てきたリスクは、正しい知識とルールを持つことで、ある程度コントロールすることが可能です。私が15年以上の投資生活で実践し、生き残ってこれた「負けないためのリスク管理術」を3つのステップで紹介します。

ステップ1:「分散」こそが最強のディフェンス

「卵は一つのカゴに盛るな」という相場格言があります。これは、投資の基本中の基本であり、私も重要な考え方だと思います。

  • 銘柄の分散:数十銘柄を目安に
    一つの会社に全財産を投じるのは、やめましょう。どんなに優良に見える企業でも、不祥事や急な経営環境の変化で、株価が暴落する可能性はゼロではありません。
    最低でも10銘柄、できれば30銘柄以上に分散することを私は推奨します。そうすれば、仮に1銘柄が倒産するという最悪の事態になっても、資産全体へのダメージは限定的になります。
  • 業種の分散:景気の波を乗りこなす
    同じ業種の銘柄ばかり集めるのも危険です。例えば、金融株ばかり持っていると、金融危機が起きた時に全ての銘柄が下落してしまいます。
    金融、通信、食品、商社、IT、不動産…といったように、異なる値動きをするセクター(業種)に分散させることで、ポートフォリオ全体の値動きが安定します。
  • 時間の分散:高値掴みを避ける
    「いつ買えばいいんだろう?」と悩むのは、初心者にとって最大の壁ですよね。その答えは「毎月、決まった日に、決まった金額を買い続ける」という時間の分散(ドルコスト平均法)です。
    株価が高い日には少なく、安い日には多く買うことになるので、平均購入単価を平準化できます。これにより、「最悪のタイミングで一括投資してしまった…」という失敗を避けられます。

ステップ2:「財務」を見極める目を養う

少し専門的に聞こえるかもしれませんが、企業の健康状態、つまり「財務健全性」をチェックすることは、危険な銘柄を避けるための必須スキルです。特に初心者のうちは見るべきポイントは限られています。

  • 自己資本比率:40%以上
    企業の総資産のうち、返済不要の純資産がどれくらいの割合かを示す指標です。これが高いほど、借金が少なく、倒産しにくい「筋肉質な会社」と言えます。
    業種によって平均は異なりますが、私は最低でも40%以上を一つの目安にしています。経済産業省「2023年企業活動基本調査(2022年度実績)」によると、日本の主要産業の自己資本比率平均は41.9%です。
  • 配当性向:無理のない配当か?
    会社が稼いだ利益(当期純利益)のうち、どれだけを配当金として株主に支払っているかを示す割合です。
    これが高すぎる(例えば80%超え、100%超えは論外)場合は、利益のほとんどを配当に回していることになり、将来の成長投資や、いざという時の蓄えが少ないことを意味します。「タコ足配当」の疑いも出てきますね。
    私は30%〜50%程度の、余裕を持った配当性向の企業を好みます。

これらの数字は、証券会社のアプリや、企業のIR情報(投資家向け情報)ページで誰でも簡単に見ることができます。

ステップ3:自分だけの「投資ルール」を確立する

最後に、最も大切なのが「感情に流されない」ことです。

市場が暴落してパニックになったり、逆に急騰して「もっと儲けたい!」と欲張ったり…。感情的な売買は、失敗の元です。

そこで、自分だけの「投資ルール」を作り、それを紙に書いて壁に貼っておくことをお勧めします。

<私の投資ルールの例>

  • 買う時: 〇〇(銘柄名)の株価が△△円以下になったら、□□円分買う。
  • 買い増しする時: 暴落時でも、財務健全性に問題がなければ、慌てて売らずにむしろ買い増しを検討する。
  • 売る時(利益確定): 株価が〇〇円以上になったら、一部を売って利益を確定する。
  • 売る時(損切り): 連続増配がストップしたら売るか検討。業績が明らかに悪化し、回復の見込みが薄いと判断したら、たとえ損が出ていても売る。

こういうルールがあるおかげで、私は市場のノイズに惑わされず、冷静な判断を下すことができています。ぜひ自分なりの「ルール」を作ってみてください。

まとめ:リスク管理は、未来の自分を守る

高配当株投資におけるリスク管理は、攻めるための守りです。それは、臆病になることではなく、長く、安心して投資を続けるための「知恵」です。

  1. 分散投資でダメージを最小化する
  2. 企業の財務を見て、危険な銘柄を避ける
  3. 自分のルールを作り、感情的な売買をしない

今日お話ししたことは、決して難しいことではないと思います。

完璧なスタートなんてありません。学び続け、小さな成功と失敗を繰り返しながら、自分だけの「勝ちパターン」を築いていくことが大切だと思います。

一緒にがんばって生き残りましょう!

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「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?

最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。

この記事を書いた人
ぐー

手取り15万円の会社員でも、年間100万円以上の節約・資産管理・スキルアップで新NISAで年間360万円投資し、iDeCoもフル活用しています。日商簿記3級持っています。

このブログでは、私が実践してきた節約術やリアルな資産運用、稼ぐ力を高めるITスキルについて発信しています。

生活を豊かにしたくて、高配当株投資で年間配当金60万円をめざしています。現在は年間配当金25万円以上達成!

ゲーム・漫画・アニメなどが好きです。
一緒に資産形成をがんばりましょう!
よろしくお願いします!

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