こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
- 「もっと良い大学に行っていれば、人生は違ったかもしれない…」
- 「同期は学歴も良くて出世頭。それに比べて自分は…」
今、この記事を読んでいる人は、「学歴」という、自分ではどうにもならない過去に、少し心を揺さぶられているかもしれませんね。
実際に、投資で成功するために必要なのは、難しい数式を解く能力や、分厚い専門書を暗記する力ではないのです。
この記事では、学歴に関係なく、高配当株投資で本当に成功するために必要な「3つのスキル」について、説明します。
なぜ、投資の世界に「学歴フィルター」は存在しないのか?
まず、大前提として知っておいてほしいことがあります。それは、株式市場はすべての人に対して平等だということです。
どんな大学を出ていようと、どんな会社に勤めていようと、1株の値段は誰に対しても同じです。世界一の投資家ウォーレン・バフェットが買うトヨタの株も、投資を始めたばかりの人が買うトヨタの株も、全く同じ価値を持っています。
市場は、私たちの経歴書や卒業証明書を見て、「君は〇〇大学卒だから、少しだけ有利にしてあげよう」なんてことは絶対にしません。ある意味、公平で、清々しい世界ですよね。
必要な知識は「ググれば」手に入る時代
「でも、投資には専門知識が必要なんでしょう?」
もちろんです。しかし、その「専門知識」は、今や誰もが平等にアクセスできる場所にあります。
例えば、金融庁のウェブサイトを見てみてください。
>>金融庁「NISA特設ウェブサイト」
このサイトでは、新しいNISAの制度概要から、資産運用の基礎知識、さらには投資詐欺に合わないための注意点まで、国が公式に、無料で、非常にわかりやすく情報を提供してくれています。
一昔前なら、証券会社の営業マンから聞くか、1冊3000円以上する高価な本を買わなければ手に入らなかったような情報が、今やスマホ一つで手に入ります。
これは、地方に住んでいようと、特別なコネがなかろうと、学びたい意欲さえあれば誰でもプロと同じスタートラインに立てることを意味しています。
データが示す「学歴と資産の意外な関係」
ここで一つ、面白いデータをご紹介します。 「学歴が高ければ高収入を得やすく、資産形成も有利だ」と思われがちですが、本当にそうでしょうか?
金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査」(令和5年)を見てみましょう。この調査から、「年間手取り収入別にみた金融資産非保有世帯の割合」を見てみます。
▼ 年間手取り収入別にみた金融資産非保有世帯の割合(単身世帯)
年間手取り収入(臨時収入を含む) | 金融資産を保有していない世帯の割合 |
500~750万円未満 | 20.1% |
750~1,000万円未満 | 13.0% |
1,000万円以上 | 21.2% ※ |
(出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」各種分類別データより作成) ※1,000~1,200万円未満(11.5%)と1,200万円以上(9.7%)の値を記載
このデータは年収別のものですが、一般的に高学歴層が多く含まれるであろう「年収1,000万円以上の層」に注目してください。
驚くことに、高収入を得ているはずの人たちでさえ、およそ5人に1人が金融資産を全く持っていないのです。
この事実は、「高学歴 → 高収入 → 資産形成に成功」という図式が、決して絶対ではないことを物語っています。
つまり大切なことは、学歴そのものではなく、稼いだお金をどう活かすか、という金融リテラシーです。そのリテラシーを、今から身につけていくことこそが重要です。
学歴より100倍重要!高配当株投資で成功する「3つの必須スキル」
私自身、投資やトレードでなかなか成果が出なかったのですが、これから紹介する3つのスキルが自分でも伸びたと感じたときに、成果も伴ってきました。
スキル1:ひたすら「続ける力」
一つ目は、何があっても淡々と「続ける力」です。
「なんだ、根性論か…」と思われたかもしれません。でもこれは根性論ではなく、高配当株投資というゲームの最も重要な攻略法です。
高配当株投資の魅力は、企業が生み出した利益の一部を「配当金」として受け取れること。そして、その配当金をさらに同じ株の購入に充てる「配当金再投資」を行うことで、雪だるま式に資産が増えていく「複利の力」を最大限に活用できる点にあります。
この「複利」の効果は、時間をかければかけるほど、爆発的な力を発揮します。
【シミュレーション条件】
- 毎月の積立額:3万円
- 想定利回り(年率):5% ※全世界株式の過去の平均リターンに近い現実的な数値
- 積立期間:30年間
この条件でシミュレーションすると、30年後の結果は…
- 積立元本:1,080万円
- 運用収益:1,417万円
- 最終資産額:2,497万円
(出典:金融庁の「つみたてシミュレーター」で計算)
元本1,080万円に対して、運用で得られた利益(リターン)は1,417万円。元本よりも利益の方が大きくなるんです。
この凄まじい結果を生み出したのは、難しい経済予測でも、天才的なトレード技術でもありません。ただ「毎月3万円の投資を30年間、ひたすら続ける」。たったそれだけです。
市場は時に暴落します。リーマンショック、コロナショック…「もう投資なんてやめたい」と思う日が必ず来ます。しかし、そんな時でも歯を食いしばって(あるいは、思考を停止して)積立を「続けた」人だけが、この複利の果実を手にすることができます。
【アクションプラン】
- まずは証券口座を開設し、「月々1,000円」からでもいいので積立設定をしてみる。
- 給料日に自動で引き落とされるように設定すれば、あとは忘れてOK。
- 「続ける」ことをゲーム感覚で楽しむのがコツです。
スキル2:自分の「感情を律する力」
二つ目のスキルは、市場の熱狂や恐怖から距離を置き、自分の「感情を律する力」です。
投資の世界には、2つの魔物が住んでいます。
一つは、株価が暴落したときに「もっと下がるかもしれない!」と恐怖を煽り、持っている株を底値で売らせようとする「狼狽売りマン」。
もう一つは、市場が絶好調のときに「このビッグウェーブに乗らないと損だ!」と欲望を掻き立て、よく知らない銘柄に大金を投じさせる「欲張りマン」です。
この2つの魔物に打ち勝つために必要なのが「自制心」。
記憶に新しいコロナショック前後の日経平均株価の動きを思い出してください。(憶えてない人は、ヤフーファイナンスなどで見てみてください)
2020年2月から3月にかけて、株価は恐ろしい勢いで下落しました。多くの人が恐怖に駆られて株を売ってしまった(狼狽売りした)瞬間です。しかし、もしここで感情を律し、じっと耐えるか、むしろ「安く買えるチャンスだ!」と買い増しができた人はどうなったでしょうか?
その後の株価はV字回復し、史上最高値を更新していくことになります。結果論に聞こえるかもしれませんが、歴史を振り返ると、暴落はいつか終わり、経済は成長を続けてきました。
この事実を知り、自分の感情をコントロールできるかどうかが、資産の額を大きく左右します。
高配当株投資は、企業のオーナーになることです。自分がオーナーを務める会社が、一時的に業績が悪化したからといって、すぐに「はい、やめます」と事業を投げ出すでしょうか?しませんよね。どっしりと構え、会社(企業)の価値が回復するのを信じて待つ。その 冷静さこそが、個人投資家にとって最強の武器です。
【アクションプラン】
- 投資を始める前に「自分ルール」を作る。(例:「日経平均が10%下がっても、絶対に売らない」「暴落時は、むしろいつもより5,000円多く買い増す」など)
- 株価が気になって仕方ない時は、証券アプリをスマホのホーム画面から消す。
- SNSの「爆益報告」や「暴落煽り」は見ない。自分の投資は、自分だけのものです。
スキル3:世の中への「好奇心」
最後のスキルは、数字と社会の流れを読み解く「好奇心」です。
「うわ、一番難しそう…」と思いましたか?大丈夫、これは学問的な分析力とは全くの別物です。例えるなら、「好きなキャラのプロフィールを隅々まで覚えてしまう」ような、純粋な興味関心に近いもの。
高配当株投資は、配当金を出し続けてくれる、健全で力強い企業を見つけ出すことが重要です。では、どうやって見つけるのか?
そのヒントは、私たちの日常生活の中にゴロゴロ転がっています。
- 「最近、祖父母の介護でこの会社の商品をよく使うらしい。調べてみたら、高齢化社会で今後も伸びそうだな」
- 「自分が勤めている業界で、最近この会社のシステムがどんどん導入されている。儲かっているのかも?」
- 「このお菓子、昔から大好きだな。会社を調べてみたら、何年も連続で配当金を増やしている企業だった!」
こんな風に、身の周りの「好き」や「気になる」を入り口に、企業のことを調べてみる。これが、学歴なんて吹き飛ばすほど強力な「生きた分析」の第一歩です。
企業の財務状況なんて分からなくても問題ありません。今は、日本取引所グループ(JPX)のサイトに行けば、上場している全企業の決算情報(売上や利益がどうだったか、など)を誰でも無料で見ることができます。
最初は「へー、こんな会社があるんだ」と眺めるだけで十分です。その中に、自分の心をときめかせる「推し企業」がきっと見つかります。
【アクションプラン】
- まずは、自分が普段使っている商品やサービスの会社名を検索してみる。
- コンビニやスーパーで、商品の裏側にある製造元を見てみる。
- 「連続増配株 ランキング」などで検索し、どんな企業があるか眺めてみる。
まとめ:未来は、学歴ではなく「今の行動」で決まる!
さて、ここまで高配当株投資で成功するために必要な「学歴よりも重要な3つのスキル」についてお話ししてきました。
- 続ける力:複利の魔法を最大限に活かすための、最強のエンジン。
- 自制する力:市場の魔物に打ち勝ち、資産を守り抜くための、鉄壁の盾。
- 好奇心:未来の優良企業を見つけ出すための、最高のコンパス。
どれも、特別な才能や学歴を必要としないものばかりでしたね。
それはつまり、やっているかやっていないか、だけの差と言えるかもしれません。
今日からどんどんやっていきましょう!
「でもやっぱり投資って難しそう…」と一歩踏み出せずにいませんか?
最初の一歩は、難しい本より、まずはマンガで楽しく学ぶのが私のおすすめです。
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