こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
- 日本の高配当株と海外(主に米国)の高配当株、どっちが良いの?
- そもそも高配当株投資って、私にもできるの?
- 難しい専門用語なるべく避けて、分かりやすく教えてほしい!
こんな悩みを抱えているなら、ぜひ最後まで読んでみてほしいです!
そもそも、高配当株投資ってなんで人気なの?
高配当株投資とは、会社が生み出した利益の一部を「配当金」として株主にたくさん還元してくれる企業の株を買って、持ち続ける投資法です。
イメージとしては、
「お金がお金を生んでくれる『お金のなる木』を育てる」
みたいな感じです!
銀行の預金金利がほぼゼロの今、貯金だけではお金は増えませんよね?
でも、高配当株を持っていれば、企業が利益を出すたびに、定期的にお小遣いのように配当金がもらえるんです。これが「インカムゲイン」と呼ばれるものです。
もちろん、株の値段自体が上がることも期待できます(こちらは「キャピタルゲイン」)。でも、高配当株投資の最大の魅力は、株価の変動に一喜一憂することなく、持っているだけで定期的にお金が入ってくることです。
これって、すごく安心感がありますよね?
特に投資初心者さんは、株価が下がると不安になりがちですが、配当金があれば「たとえ株価が下がっても、配当金をもらえているから大丈夫!」と心の余裕が生まれます。
まさに、不労所得の第一歩と言った感じですよね!
そんな魅力的な高配当株投資ですが、「じゃあ、どこの国の株を買えばいいの?」という疑問が湧いてきますよね。
ここからが本題です!
日本の高配当株ってどうなの?【メリット・デメリット】
まずは、私たちにとって一番身近な「日本の高配当株」から見ていきましょう!
日本の高配当株には、どんな特徴があるのでしょうか?
日本の高配当株のメリット
- 身近で情報が手に入りやすい!
- 普段利用している会社の株だったり、ニュースでよく聞く企業だったり。どんな事業をやっている会社なのかイメージしやすいですよね。
- 企業の決算情報やニュースなども、日本語で簡単に手に入ります。これは初心者さんにとって、すごく大きなメリットです!
- 為替リスクがない!
- 日本の会社の株を買うときは「円」で取引するので、為替レートの変動を気にする必要がありません。
海外の株を買うときは、円をドルなどに交換する必要があるので、為替の動きで損得が発生することがあります。これが無いのは気が楽ですよね!
- 税金の手続きがシンプル!
- 日本の株で得た配当金や売買益にかかる税金は、基本的に確定申告なしで済むことが多いです(特定口座やNISA口座を使えば)。
海外の株だと、日本の税金とは別に現地の税金もかかる場合があり、ちょっと複雑になります。NISA口座を使えば、日本株の配当金も売買益も非課税になるので、初心者さんには特におすすめです!
- 少額から投資しやすい銘柄もある!
- 日本の株は、100株単位での取引が一般的ですが、最近は単元未満株(1株から買える)のサービスも増えてきました。お小遣いからでも始めやすいのは嬉しいポイントです。
日本の高配当株には、このように魅力的なメリットがたくさんあります。一方で、もちろん注意しておきたいデメリットも存在します。
日本の高配当株のデメリット
- 海外に比べて成長性が控えめな傾向
- もちろん成長している企業もたくさんありますが、国全体として見ると、海外の特に新興国などに比べると経済成長のスピードは緩やかです。少子高齢社会で生産人口はどんどん減っていきますしね。株価が大きく上がる「キャピタルゲイン」を狙うには、少し物足りなさを感じるかもしれません。
- 株主への還元意識が低い企業も…
- 最近は変わってきていますが、海外の企業に比べると、株主への配当や自社株買いに積極的ではない企業もまだ存在します。稼いだ利益を内部に溜め込む傾向がある会社もゼロではありません。
- 分散投資の限界
- 日本の株だけだと、投資先が「日本」という国に集中してしまいます。もし日本の経済が悪くなったり、3.11のような大きな災害が起きたりした場合、持っている株全体に影響が出てしまうリスクがあります。
【日本の高配当株の利回り】
日本の主要な高配当株の平均配当利回りは、一般的に3%~5%程度の銘柄が多いです。(もちろん、業種や企業によって異なりますし、この数値は変動します。)
例えば、誰もが知っているような大手企業の中にも、安定して高い配当を出している会社はたくさんあります。
海外(主に米国)の高配当株ってどうなの?【メリット・デメリット】
次に、世界の経済をリードする「海外」、特に「米国の高配当株」に目を向けてみましょう!
最近話題ですし、夢と希望が詰まっているイメージがあるかもしれませんが、どんな特徴があるのでしょうか?
海外(米国)の高配当株のメリット
- 高い成長性と株主還元意識!
- 米国経済は、人口増加やイノベーションによって、日本よりも高い成長を続けています。企業も積極的に利益を追求し、その利益を株主へ還元しようという意識が非常に高いです。日本と対照的ですね。
- 「配当王」や「配当貴族」と呼ばれる、何十年も連続で増配(配当金を増やし続けること)している企業がたくさんあります!これは、将来もらえる配当金が増えていく可能性が高いということなので、長期投資家にとっては非常に魅力的です。
- 例えば、50年以上連続増配している企業がゴロゴロあります。これは、日本の企業ではなかなか見られない特徴です。ちなみに日本だと花王が30年以上連続増配で日本企業だとトップです。
- 世界中に分散投資できる!
- 米国の企業は、世界中でビジネスを展開しているグローバル企業が多いです。
- 米国の株を買うだけで、実質的に世界中に分散投資しているのと同じような効果が得られます。特定の国や地域のリスクを減らすことができます。
- 情報が豊富(英語だけど!)
- 世界の投資家が注目しているので、企業の情報や分析レポートなどが豊富にあります。ただし、多くは英語なので、慣れるまでは少しハードルが高いかもしれません。
- 流動性が高い!
- 取引量が非常に多いので、「買いたいときに買えない」「売りたいときに売れない」といった心配が少ないです。
米国の高配当株は、高い成長性や株主還元など、メリットがたくさんありましたね!でも、良いことばかりではありません。注意しておきたいデメリットもしっかり見ていきましょう。
海外(米国)の高配当株のデメリット
- 為替リスクがある!
- 米国の株を買うときは、円をドルに交換する必要があります。この時の為替レートによって、最終的に日本円で受け取る金額が変わってきます。
- 円高になると、株の値段や配当金の価値が下がってしまうリスクがあります。
- 税金の手続きが少し複雑…
- 米国の株で得た配当金には、まず米国で約10%の税金がかかり、その後に日本で約20.315%の税金がかかります。つまり、二重課税になってしまいます。
- 「外国税額控除」という制度を利用すれば、確定申告をすることで米国の税金分を取り戻せる場合がありますが、基本的に税金はかかると思っていた方が良いでしょう。そして、この確定申告の手続きも日本の株だけの場合と比べて少し複雑になります。
- NISA口座を利用しても、この米国の税金10%はかかってしまいますが、日本の税金20.315%は非課税になります。初心者さんにはこちらから始めるのがおすすめです。
まとめ:結局、あなたに合うのはどっち?そして、次の一歩は?
ここまで、日本の高配当株と海外(主に米国)の高配当株、それぞれのメリット・デメリットを見てきました。
「うーん、結局どっちがいいんだろう?」と悩んでしまいますよね。ご安心ください、どちらが絶対的に良いということはありません。大切なのは、自分の投資に対する考え方や、どんなことに安心感を覚えるか、どんな未来に期待したいか、ということです。
あなたに合うのはどっち?
それぞれの特徴をもう一度おさらいして、あなたに合いそうなのはどちらか、一緒に考えてみましょう。
「まずは安心感を重視したい!」「難しいことはできるだけ避けたい!」という人には…
日本の高配当株が合っていると思います。
普段から馴染みのある企業が多く、情報収集が日本語で簡単にできるのは大きなメリットです。
為替の変動を気にしなくて良い「円建て取引」であることや、税金の手続きが比較的シンプルな点も、投資初心者さんにとっては心強いポイント。
「特定口座(源泉徴収あり)」を選べば、確定申告の手間も省けます。まずは身近な日本企業から、コツコツと「お金のなる木」を育ててみるのはいかがでしょうか。
「将来の大きな成長に期待したい!」「世界に目を向けて、ダイナミックな投資をしてみたい!」という人には…
海外(米国)の高配当株 が魅力的に映るでしょう。
米国経済の高い成長性や、企業が株主への利益還元に積極的である点は、長期的な資産形成を目指す上で大きな武器になります。「配当王」や「配当貴族」と呼ばれる、何十年も連続で配当を増やし続けている企業が存在するのも、米国株の大きな特徴です。
確かに、為替リスクや、外国税額控除といった税金の手続きは、日本の株に比べると少し複雑に感じるかもしれません。しかし、NISA口座を上手く活用すれば、日本での税金は非課税になりますし(米国の税金10%はかかります)、情報も翻訳ツールを使ったり、日本語で解説している情報源も増えてきているので、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
「うーん、どちらの魅力も捨てがたい…」「でもリスクはできるだけ分散したい!」という人には…
日本の高配当株と海外(米国)の高配当株、両方に分散投資する という選択肢もあります。私自身もこれです。
例えば、「安定感のある日本の高配当株をメインにしつつ、成長期待の米国高配当株も少しだけポートフォリオに加える」といった形です。
それぞれのメリットをバランス良く取り入れることで、より安定的かつ成長も期待できる資産運用を目指しています。
一番大切なのは、自分自身が「これなら始められそう!」「これなら続けられそう!」と納得して投資をスタートすることです。 無理なく、ご自身のペースで進めていくことが、長続きの秘訣です。
【発展編】次の一歩は?さらなる高みを目指して
高配当株投資の基本的な魅力をご理解いただけたところで、さらにステップアップするための「次の一歩」を考えてみましょう。
応用的な内容なので、まずは基本をしっかり身につけたい人は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
「自分だけの高配当株ウォッチリスト」を深化させる
- 財務分析の徹底: 単に配当利回りが高いだけでなく、企業の財務健全性(自己資本比率、D/Eレシオ、流動比率など)や収益性(ROE、ROA、営業利益率)、キャッシュフロー(営業CF、フリーCF)を多角的に分析し、配当の持続可能性を厳しくチェックしましょう。特にキャッシュフローは配当原資の源泉ですので、安定しているか、成長しているかを確認することが重要です。
- 配当政策の吟味: 連続増配年数だけでなく、1株あたりの配当金の成長率(増配率)、配当性向の推移、そして将来の増配余地(利益成長見込みと配当性向から判断)を評価します。企業の配当政策に関するIR資料なども読み込み、経営陣の株主還元に対する姿勢を見極めましょう。
- 定性分析の強化: 業界内での競争優位性、ビジネスモデルの強靭さ、経営陣の質、マクロ経済や規制環境の変化への対応力など、数値化しにくい定性的な側面も評価に加えます。ご自身の得意な業界や、ビジネスモデルを深く理解できる企業に注目するのも良いでしょう。
「出口戦略」と「再投資戦略」を具体的に描く
- 売却ルールの明確化: 「株価が〇〇円以上になったら一部利益確定」「配当利回りが〇%以下になったら検討」「連続増配がストップしたら」「業績が2期連続で悪化したら」など、具体的な売却シナリオと判断基準をあらかじめ設定しておきましょう。
感情に左右されない機械的な判断が、長期的なパフォーマンス向上に繋がります。 - 配当金再投資の最適化: 受け取った配当金をどのように再投資するか、具体的なルールを設けます。「同じ銘柄に再投資する」「ポートフォリオ内で最も割安感のある銘柄に振り分ける」「新規の有望銘柄に投資する」「一定額貯まったらインデックスファンドにまとめて投資する」など、ご自身の目標やリスク許容度に合わせて戦略を練りましょう。
- ポートフォリオ・リバランスの計画: 定期的なリバランス(例:年に1回、資産配分が±5%乖離したら)のルールを決め、高配当株ポートフォリオ全体のリスク管理と成長性のバランスを維持しましょう。
「投資哲学」を言語化し、発信する
自身の投資スタイルの確立: なぜ高配当株投資という手法を選ぶのか、どのような基準で銘柄を選定し、どのようなリスクを許容するのか、といったご自身の「投資哲学」や「投資戦略」を明確に言語化してみましょう。文章にすることで、考えが整理され、判断に一貫性が生まれます。
言語化といっても難しく考えすぎず、Xのツイート感覚で大丈夫です!私自身も自分の投資スタイルをXの固定ツイートにしています。
迷ったときや悩んだときに読み返すと、やるべきことがはっきりするので、言語化はとても大事だと感じています!
マクロ経済・市場トレンドと高配当株戦略を融合させる
- 金利・インフレ動向の注視: 金利の上昇は一般的に高配当株にとって逆風となる場合がありますが、インフレに強いビジネスモデルを持つ企業の配当はインフレヘッジとして機能することもあります。
これらのマクロ変数がご自身のポートフォリオに与える影響を分析し、戦略に反映させましょう。 - セクターローテーションの考慮: 景気サイクルや市場のテーマによって、注目されるセクターは変化します。
高配当株投資においても、ディフェンシブ銘柄と景気敏感銘柄のバランスを考慮したり、成長が期待されるセクターの高配当株を発掘したりするなど、マクロな視点を取り入れてみましょう。
最後に
高配当株投資は、株価の短期的な上がり下がりに一喜一憂することなく、長期的な視点でお金に働いてもらい、コツコツと配当金を得ていく、とても魅力的な投資法です。
銀行にお金を預けているだけではほとんど増えない今の時代だからこそ、やってみる価値は十分あると思います!
この記事が、資産形成の第一歩を踏み出すきっかけとなれたなら、嬉しいです。
焦らず、ご自身のペースで、そして何よりも楽しみながら、「お金のなる木」を大きく育てていきましょう!
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