この記事では手取り15万円でも無理なく節約して、年100万円以上貯金した3つのコツを紹介します。
誰でもできますし、家計簿も不要です。
- 「節約したいけど何からすればいいのか分からない・・・」
- 「なぜか節約が続かない・・・」
- 「節約したいけどストレスがひどい・・・」
ひたすら「我慢」や「忍耐」をするのが節約ではないと思います。
まずはカンタンに自己紹介を。

- 手取り15万円
- 節約で年100万円以上貯金達成
- 家計簿は3ヶ月で挫折するほどズボラ
さっそくですが、今回紹介する貯金の3つのコツはこちらです。
- 支出の種類を理解する
- 支出の記録はアバウトでOK!
- 節約ストレス解消も予算を組んでおく
ちなみに、具体的な節約術は別記事で紹介しています。全部で21個あります。
今回紹介するコツをおさえた上でこちらの節約術を実践していけば、効果大だと思います。
1つで1万円以上効果のあるものもあります。
>>【20代手取り15万でも1年で100万円以上貯金】節約テクニック21選
反対に失敗する節約とその特徴についてはこちらの記事です。
それでは、手取り15万で年100万円以上貯金した3つのコツをそれぞれ見ていきましょう!
1.支出の種類を理解する
支出の種類を理解するのは、節約する前の準備になります。
節約でポイントとなる支出は「消費」と「浪費」の2つです。
「消費」と「浪費」の具体例と見分け方
「消費」と「浪費」は、単に「必要なもの」か「無駄なもの」かというだけでなく、その支出が将来的にどのような価値をもたらすか、代替案があるか、そして自身の価値観と合致しているかという視点で見極めることが重要です。
1. 消費 (必要不可欠な支出・価値ある支出)
「消費」とは、生活を維持するために必要不可欠な支出、または自身の成長や将来への投資となる価値ある支出を指します。
【具体例】
- 生活の基盤となる支出:
- 食費: 自炊で栄養バランスを考慮した食材の購入。
- 住居費: 家賃、住宅ローン、管理費など、生活する上で最低限必要な費用。
- 光熱費: 電気、ガス、水道代など、生活に必要なインフラの費用。
- 交通費: 通勤・通学に必要な電車賃やバス代、ガソリン代。
- 通信費: スマートフォンやインターネットの基本料金(仕事や情報収集に必要最低限のもの)。
- 医療費: 病気や怪我の治療費、健康維持のための定期検診費用。
- 社会保険料・税金: 国や自治体に納めるべき義務的な費用。
- 自己投資・将来への投資:
- 書籍代: 仕事やスキルアップ、教養のための書籍購入。
- 学習費用: 資格取得のための講座費用、プログラミング学習などの教材費
- 健康投資: 健康維持のための適度な運動費用(ジム代など、無理のない範囲で)。
- 趣味の一部: 精神的な満足度やリフレッシュにつながり、生活の質を高めるための適度な支出。例えば、私の場合、アニメや漫画、ゲームの購入で心が満たされ、日々の活力になるので、価値ある消費と考えています。
【見分け方のポイント】
- 代替が難しいか: その支出なしでは生活が成り立たないか、大幅に質が低下するか。
- 費用対効果: その支出によって得られる恩恵(健康、スキル、精神的安定など)が、支払う金額に見合っているか。
- 将来への繋がり: 自身のスキルアップや健康維持、資産形成に繋がるか。
2. 浪費 (無駄な支出・衝動的な支出)
「浪費」とは、なくても困らない支出、衝動的な支出、または金額に見合う価値が得られない支出を指します。必ずしも「悪」ではありませんが、削減の余地が大きい部分です。
【具体例】
- 無駄遣い・衝動買い:
- 食費: 毎日コンビニで買う新商品のお菓子や飲み物、惰性で買う高額なコーヒー。外食が続き、割高になるランチ。
- ファッション: 「限定品だから」「SNSで見たから」といった理由で、計画なく買う服やアクセサリー(すでに似たようなものを持っているにもかかわらず)。
- 趣味の過剰な支出: 特定のゲームアイテムに際限なく課金する、読みきれないほどの漫画を衝動的に購入する、コレクションのために同じようなフィギュアを複数買うなど(ご自身でコントロールできていれば良いですが)。
- 娯楽費: 必要以上に頻繁に行く映画、ギャンブル、飲み会で予算オーバーになるなど。
- 衝動的な高額消費: 「欲しかったから」というだけで、特に計画もなく購入する高価な家電製品やブランド品。
- 見栄のための支出:
- 交際費: 付き合いで参加する気が進まない飲み会、見栄を張るための高額なプレゼント。
- 交通費: 疲れたからと、ワンメーターの距離でもタクシーに乗る(健康のために歩ける距離なのに)。
- 維持費が無駄になるもの:
- 使っていないサブスクリプションサービス: 登録したものの、ほとんど見ていない動画配信サービスや、利用していないアプリの月額課金。
- ほとんど着ていない洋服のクリーニング代: たまにしか着ない、あるいはもう着ない服をクリーニングに出し続ける。
【見分け方のポイント】
- 「本当に必要か?」の問いかけ: 買う前に一度立ち止まり、本当に今必要なのか、代替案はないのかを考える。
- 衝動性: その場の感情や気分に流されて購入していないか。
- 後悔の有無: 後で「買わなくてもよかった」「無駄だった」と感じるか。
- 習慣化された無意識の出費: 毎日なんとなく買ってしまうドリンクなど、意識すれば減らせるもの。
「消費」と「浪費」の境界線は曖昧なこともある
重要なのは、「これは絶対消費!」「これは絶対浪費!」と固定的に決めつけるのではなく、個人の価値観や状況によってその境界線は変化するということです。
例えば、
- 食費: 毎日ランチを外食するのは浪費と見なされがちですが、仕事の効率を上げるための貴重な休憩時間として、また情報交換の場として活用しているなら、ある程度の外食費は「消費」の側面も持ちます。
- 趣味: 好きなアニメやゲームに関する支出も、ストレス解消や情報収集、コミュニティ参加に繋がるなら「消費」の側面が強いと言えるでしょう。しかし、際限なく課金したり、同じようなものを何重にも購入して置き場所に困るようなら「浪費」に傾いているかもしれません。
結論:見極めのカギは「価値観」と「目的意識」
「消費」と「浪費」を見極めるには、単なる金額の大小だけでなく、その支出が自分にとってどのような「価値」をもたらすのかを常に意識することが重要です。
- 「これは、未来の自分にとってプラスになるか?」
- 「このお金を使うことで、自分は本当に満たされるか?」
- 「この支出を減らすことで、生活の質や幸福度が著しく下がるか?」
これらの問いを繰り返すことで、自分にとっての「良い支出」と「見直すべき支出」が明確になり、無理なく、そして後悔なく節約を進めることができるでしょう。
2.支出の記録はアバウトでOK!
「節約するぞ!」って決めたら、まず始める人が多いのが家計簿ですよね。
でも、手取り15万で年100万円以上貯金した私は、家計簿をつけていません。
- 「あ、帰りにスーパーでジュース買ったから、後で100円書かなきゃ・・・」
- 「今日の買い出し2000円だっけ?2200円だっけ?」
- 「端数はいくらだっけ?」
こんなことをくり返しているうちに、

たかがこれっぽっちの金額のために何してんだろ・・・
ってなってしまいました。
全ての支出を正確に記録しようとするとそれだけで一仕事です。
「レシートを撮るだけでOK」というアプリもありますが、それすらもわずらわしく感じてすぐやめてしまうほど私はズボラです。。。
結果、やめてしまいました。
そんな私でも続けられているのが、「浪費」だけを記録することです。
要するに、家計簿よりも支出の記録をアバウトにしました。
やり方はシンプルです。
浪費だけを記録するために無料の家計簿アプリをインストールして、次の2つのことをするだけです。
- 浪費を記録していく
- 50円単位で記録(端数は切り上げ)する
「けっこうめんどくさくない?」と感じた方は、削れる可能性が高い支出が多い方だと思います。
私の場合500円未満のものも含めて、月平均5回くらいしか記録することがないので、手間には感じません。
しかも、浪費といってもポジティブなお金の使い方(気になってた新商品を買ってみたり、普段あまり読まないジャンルの本を買ったり)が多いので、記録する作業もちょっとした楽しさがあります。
ズボラな私でも、こんなふうに意外と続けられています。

記録するのが手間だから買わないこともありましたが、それで困ったことはなかったです!
どのくらい節約できたか頻繫にチェックする必要はない
節約を始めたら、「どのくらい節約できたのかな?」と気になりますよね。
でも、記録をみるのは、多くても数ヶ月に一回くらいでOKだと思います。
理由は自分が何か節約につながる行動をしないと、当然結果はついてこないからです。
節約の最初のうちは、記録よりも、節約の方針を考えて、取り組みやすそうなものからやってみることが重要です。
節約の詳しい方法は別記事(【20代手取り15万】1年で100万円以上貯金した節約テクニック21選まとめ)にまとめています。
3.節約ストレス解消も予算を組んでおく
節約していると、どの程度であればストレスなく節約できるかを把握する間に、かえってストレスを抱えてしまうこともあるかと思います。
そんなときににおすすめなのが、ストレスを解消する費用も予算を組んでおくことです。
こうしておくことで、想定外の支出を減らします。
たとえば、
- 趣味に使う
- カフェに行く
- 友達と遊ぶ
- 洋服を買う
- 外食する
などなど。予算内でストレスが解消できればなんでもOKです。
どれくらいハードに節約するかにもよりますが、最初は月1万円以内を目安にしてみるといいと思います。
参考までに私自身はこれまでの経験上、毎月平均5,000円くらいみておけば大丈夫だと分かりました。
これだけ低予算で済むのは、節約に留まらず、仕事も含め生活全般で、なるべくストレスを抱えないよう心がけているからです。
逆に言うと、これを大きく超えるようなら精神衛生上まずいと考えています。
ストレス解消予算を多くとりすぎて、浪費が膨らまないよう注意しましょう。
この1万円は使いきる必要はまったくありません。
使わなかったら貯金すればいいだけです。

おこづかいっぽいけど、”できることなら使わない”スタンスなのがちょっと違うところですね
節約がしんどくて、ストレス発散に節約したのと同じかそれ以上のお金を使ってしまうなら、節約方法を見直しましょう。
やってはいけないのは、予算を増やして解決することです。
節約ストレスで浪費が増えるだけだからです。
結局、節約そのものが続かなくなります。
まとめ
あらためて、今回紹介した貯金の3つのコツはこちらです。
- 支出の種類を理解する
- 支出の記録はアバウトでOK!
- 節約ストレス解消も予算を組んでおく
ひたすら「我慢」や「忍耐」をせずとも節約はできます。
無理はしなくても大丈夫です。
自分に合った節約のしかたを見つけることが大事です。
そして、コツをおさえたら実践していきましょう!
「具体的に節約って何していけばいいの?」というと、別記事で紹介しています。全部で21個あります。
今回紹介したコツをおさえた上でこちらの節約術を実践していけば、効果大だと思います。
節約は積み重ねが必要なので、節約法の合う合わないがあると思いますが、こちらの記事で紹介している節約法は1つで1万円以上効果のあるものもあります。
>>【20代手取り15万】1年で100万円以上貯金した節約テクニック21選まとめ
反対に失敗する節約とその特徴についてはこちらの記事です。

コメント