こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
さて突然ですが、こんな悩みはありませんか?
「将来が漠然と不安…」
「年金なんてもらえないんじゃないか…」
「投資に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからないし、損をするのが怖い…」
そのお気持ち、とてもよくわかります。
今回は、日本が抱える最大の課題「高齢化社会」を、資産を増やす最大のチャンスに変える具体的な方法についてです。
「日本の高齢化がチャンスだなんて、そんな都合のいい話があるはずがない」と思われるかもしれませんね。
でも、チャンスは意外とあると私は思うんです!
1. 「ピンチはチャンス!」なぜ高齢化社会が“宝の山”なのでしょうか?
質問です。「日本の一番の課題とは、何だと思いますか?」
おそらく多くの方が「少子高齢化」と即答するでしょう。
ニュースを見れば「労働人口の減少」「社会保障費の増大」といった、不安を煽る話ばかりです。
確かに、これは紛れもない事実です。
2024年時点での日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は29.1%だそうです。
つまり、国民の約10人に3人が高齢者という、世界でも類を見ないほどの超高齢化社会に、私たちは生きています。
そして、先日発表された2024年の出生数は68万人台と過去最少。。。
しかもこの流れは今後さらに加速していく見込みです。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2050年には約37%が高齢者になると予測されています。
参照:
「やっぱり、日本の未来は暗いんじゃないか…」と思うかもしれませんが、
「高齢者が増えていく」ということは、「高齢者向けのサービスや商品を必要とする人が増えていく」ということではないでしょうか?
そう、これが今回お伝えしたい“宝の山”です。
高齢化は、見方を変えれば「超巨大で、しかも今後数十年にわたって成長し続けることが約束された市場(マーケット)」に他なりません。
おじいちゃん、おばあちゃんが増える。
当然、健康で長生きしたいし、快適な生活を送りたいし、まだまだ人生を楽しみたいと思っています。
その「〇〇したい!」という強いニーズ(需要)がある場所に、巨大なビジネスチャンスが生まれるのは当然のことではないでしょうか?
「日本のヤバい未来」は、投資家から見れば「日本の有望な未来」となり得るのです。しかも高齢化が課題となっている国は日本だけではありません。先進国のほとんどが今後向き合う課題です。
この視点を持つだけで、世界がガラッと変わって見えてきませんか?
2. では、具体的にどんなビジネスが伸びるのでしょう?【未来のヒット予測】
ここからは、今後ますます需要が高まることが確実視されている、有望な「シニア向けビジネス」の分野を具体的に見ていきましょう。
普段は自分たちの年代のものしか気にしていないかもしれませんが、私たちの身の回りにも、すでにシニアに関連するサービスや商品がたくさんあることに気づくはずです。
① ヘルスケア・介護分野「健康で長生きしたい!」を支える
これは最もイメージしやすい分野でしょう。
高齢になれば、誰だって健康への関心は高まります。病気の予防や治療、そして介護が必要になった時の備えは、まさに“命に関わる”最重要テーマです。
- 医薬品・医療機器: 高血圧、糖尿病などの生活習慣病の薬や、白内障の治療、人工関節など、高齢者に特有の医療ニーズは増え続けます。新しい治療薬を開発する製薬会社は、まさにこの市場のど真ん中にいる存在です。
- 介護サービス: デイサービスや訪問介護、介護付き有料老人ホームなど、専門的なケアを提供するサービスの需要は待ったなしです。
- 介護用品: 大人用紙おむつや、歩行を助けるシルバーカー、介護用ベッドなど、快適な生活を支える商品の市場は巨大です。例えば、ユニ・チャームという会社は、赤ちゃん用おむつのイメージが強いかもしれませんが、実は大人用紙おむつの分野で国内トップシェアを誇っています。
② 生活支援分野「安心・便利に暮らしたい!」を支える
身体的な機能が少しずつ衰えてきても、住み慣れた家で自立した生活を送りたい、と願う高齢者は多いものです。また、離れて暮らす子供世代も、親のことが心配です。
そんな「安心・便利」な暮らしを支えるビジネスも、これからどんどん伸びていきます。
- 配食サービス: 買い物や調理が大変になった方向けに、栄養バランスの取れた食事を届けるサービスは、もはや社会インフラの一つと言えるでしょう。
- 見守りサービス: IT技術を活用して、離れていても安否確認ができるサービスです。例えば、KDDIやセコムといった大手企業も、通信技術や警備のノウハウを活かしてこの分野に力を入れています。
- リフォーム: 家の中の段差をなくすバリアフリー化や、階段に手すりの設置など、安全に暮らすための住宅改修の需要は根強いものがあります。
③ 趣味・娯楽分野「人生をもっと楽しみたい!」を支える
忘れてはならないのが、今のシニアの多くは驚くほど元気でアクティブだということです。
子どもも独立し、時間に余裕ができた今、「第二の人生」を謳歌したいという意欲に満ち溢れている人も多いです。
- シニア向け旅行: 時間とお金に余裕のあるシニア層は、旅行業界にとって最高のお客様です。体力に配慮したゆったりとした日程のツアーや、同じ趣味を持つ仲間と行くテーマ性のある旅行などが人気を集めています。
- フィットネス・健康増進: 健康寿命を延ばすために、シニア向けのフィットネスクラブや体操教室は大盛況です。
- 生涯学習・カルチャーセンター: パソコン・スマホ教室や英会話、園芸、書道など、新しいことを学びたい、趣味を見つけたいという知的好奇心を満たすビジネスも大きな可能性を秘めています。
いかがでしょうか?
「高齢化社会」と一括りにするのではなく、こうして具体的に分解してみると、そこにはさまざまなビジネスチャンスが眠っていることがお分かりいただけるかと思います。
これらはすべて、高齢者の「悩みを解決」し、「ニーズに応える」ための、価値あるビジネスですね。
3. 高齢化社会と「高配当株投資」は相性が良い理由!
有望な市場でビジネスを展開する企業の株を買う、というのは株式投資の基本です。株価が上がれば、売却して利益(キャピタルゲイン)を得ることができます。
しかし、私が投資初心者にこそおすすめしたいのが、「高配当株」という戦略なのです。
高配当株とは、その名の通り、企業の利益の一部を「配当金」として株主にたくさん還元してくれる株のことです。
なぜ、これが初心者にとっておすすめなのでしょうか?
理由は大きく3つあります。
① 心の安定剤!「配当金」という不労所得
投資初心者が一番挫折しやすいのは、「株価の下落」に耐えられなくなることです。
毎日株価をチェックしては一喜一憂し、含み損が膨らむと怖くなって売ってしまう…(これを狼狽売りといいます)。
しかし、高配当株なら、たとえ株価が一時的に下がったとしても、定期的に「配当金」という現金が口座に振り込まれます。
これは、銀行預金の利息のようなものだと思っていただければ分かりやすいでしょう。
この「配当金」の存在が、精神的な安定剤になります。
「まあ、株価は下がっているけれど、配当金はもらえるし、気長に待とう」
こう思えるだけで、長期的な視点でどっしりと構えることができます。
この心の余裕こそが、投資で成功するための最も大切な要素の一つなのです。
② 安定の証!成熟した優良企業が多い
高い配当金を継続的に出し続けられるということは、それだけ事業が安定していて、毎年しっかりと利益を稼ぐ力があるという証拠でもあります。
特に、先ほどご紹介したようなシニア向けビジネスを展開する企業は、景気の波に左右されにくい「ディフェンシブ銘柄」であることが多いです。
考えてみていただきたいのですが、景気が悪くなったからといって、親の介護をやめたり、薬を飲むのをやめたりする人はいないでしょう。
このように、生活に不可欠なサービスを提供している企業は、不景気にも強い安定した収益基盤を持っているのです。
心強いですよね。
③ 雪だるま式に資産が増える「複利の魔法」
これが高配当株投資の最大の魅力かもしれません。
受け取った配当金を、遊びに使ってしまうのではなく、再び同じ株や別の高配当株の購入に充てる。これを「配当金再投資」といいます。
これを繰り返すと、どうなるでしょうか?
元本(最初に投資したお金)だけでなく、配当金がさらに新しい配当金を生むという、まさに雪だるま式に資産が増えていく状態になります。
かの有名な物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ、「複利の力」を最大限に活用できるのが、この高配当株投資のすごいところなのです。
月1万円の投資でも、この「複利の力」を使えば、10年、20年という長い時間をかけることで、想像以上の大きな資産に育っていく可能性があります。
4. 具体的にどんな企業があるのでしょう?【注目の高配当株の例】
ここでは、あくまで「例えばこんな企業がありますよ」という参考例として、これまでお話ししてきた「シニア向けビジネス」と「高配当」という2つの要素を兼ね備えた企業をいくつかご紹介します。(※これは特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。最終的な投資判断は、必ずご自身で調べて、納得した上で行ってくださいね)
- 武田薬品工業 (4502):
言わずと知れた国内製薬最大手です。世界中に販売網を持ち、新薬開発力も高いのが特徴です。安定した収益力から、高水準の配当を続けていることで有名です。まさにヘルスケア分野の王様と言える存在でしょう。 - KDDI (9433):
先ほども登場しましたが、携帯電話の「au」でお馴染みの通信会社です。通信事業という安定した収益基盤を持ちながら、先ほどご紹介した「見守りサービス」や、シニア向けのスマホ教室など、高齢化社会にマッチしたサービスも積極的に展開しています。連続増配企業としても知られ、投資家からの人気も非常に高いです。 - 三菱HCキャピタル (8593):
「リース」という、企業に機械や設備を貸し出すビジネスが主力です。一見シニア向けと関係なさそうに見えますが、実は介護事業者向けの福祉車両のリースなども手掛けています。非常に幅広い分野で社会を支えており、25年以上も配当を増やし続けている「配当王」的な存在です。 - アステラス製薬 (4503):
がん、泌尿器、移植などの領域に強みを持つ大手製薬会社です。特に前立腺がんの治療薬などは、高齢化が進む中でますます需要が見込まれる分野です。こちらも高い配当利回りで知られています。
ここに挙げたのは、ほんの一例です。
他にも介護サービスや葬儀関連銘柄も魅力的だと個人的には思っています。
あなた自身が「この会社のサービスは、これからの高齢化社会できっと必要とされる!」と感じる企業を探すのが、株式投資の醍醐味でもあります。
ぜひ、宝探しのような感覚で、未来の優良企業を見つけ出してみましょう!
5.逆に投資するには要注意?な業界
人口統計の面からみると、逆に市場が縮小してしまう業界がブライダル業界です。
2024年の出生数は68万人台と過去最少と序盤に話しましたが、これはつまり、約20~30年後の婚礼件数そのものが減少する可能性が高いということです。しかも現在すでに未婚化が進んでいますし、結婚式も少人数化してきています。
私の気のせいかもしれませんが、何年か前と比べて「ゼクシィ」のCMも見なくなった気がします…。
せっかくの晴れの舞台を支えてくれる業界ですが、私個人はこの少子化社会でブライダル業界のどういった企業が生き残るかまだイメージ出来ずにいます…。
高齢者に注目が集まりがちですが、若い世代向けの市場は縮小していくことも忘れないようにしましょう。
まとめ
日本の未来は暗いことばかりではありません。
確かに、高齢化という大きな課題はあります。しかし、その課題の中には、今回お話ししたような大きなチャンスも見つけられるのです。
高配当株投資は、そのための最強の武器になります。
シニア向けビジネスを展開する企業の株を持つということは、ただ配当金をもらうだけではありません。
それは、間接的に「私たちがおじいちゃん、おばあちゃんになっても安心して暮らせる社会」を応援することにも繋がると私は思います。
一緒にがんばりましょう!
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