iDeCo(イデコ)は、自分で申し込んで、自分で自分のお金を運用して、自分の年金をつくっていく制度です。いわゆる、個人型確定拠出年金というもので年金制度の1つです。
早速、 iDeCoのメリットについて話していきたいところですが、
そもそも「 iDeCo(イデコ)って何?」と言う方はこちらから読まれるのがおすすめです。
計算方法にいろいろ問題があると言われてますが、老後資金は2000万円必要と考えられています。そんなに貯金するのは難しいと個人的には思います。
また、国民老齢年金の受給だけで、決して豊かではないけど、生活はできてる方を個人的に知っているので、必要以上の蓄えは要らない思います。
「豊かさ」を追及しはじめたらキリがないですし、老後が豊かであるより、若い今が豊かな方が私好みです。
しかし、そんな私がiDeCoをやっています。
その理由もこの記事では織り交ぜて話していこうと思います。
私見を混ぜたお話になりますので、予めご了承ください。
iDeCoの4つのメリット
- 経済的な将来の不安の軽減
- 毎月の掛金が全額控除扱いになる
- 運用益に対して非課税
- 投資の経験を積める
以上です。それぞれ説明していきます。
1.経済的な将来の不安の軽減
そもそも iDeCoは自分で自分の年金をつくっていく制度なので、当然、今感じている将来の不安の軽減につながります。
2.投資資金が控除扱いになる
iDeCoでの投資(掛金)は、控除の対象になります。
会社員の場合は特に、会社に任意で加入できる企業型年金制度があるけど加入してない方に大きいメリットだと考えています。
「どういうこと?」と思われるかと思うので、具体例を挙げます。
会社によって制度など多少異なるかと思いますが、例えば給料の一部(2万円)を会社の年金制度に支払う(拠出する)か、それとも給料として受け取るか選べる場合に、給料として受け取っている方です。
私は後者です。会社の任意で入れる年金制度に入らず、その分をお給料としてもらっています。
この場合、デメリットがあります。
それは、給料としてもらっているので、所得税がかかります。
当然個人年金も積み立てできていません。(※国民年金と厚生年金とは別の話です。)
もし、企業型年金制度に加入していれば、それは全額控除対象なので、年金の積み立て&控除を受けられています。
しかも、たいていの場合、企業型年金制度は、配当面など比較的高い場合が多いです。私の会社でもそうです。
「企業型年金制度の方が配当とか良いなら、そっちに入ればいいのでは?」とお考えの方もいらっしゃると思います。
たしかに、配当など魅力的に「見える」と思います。ですが、「見えない」リスクが多いので私はやりません。
私のように、企業型年金制度に加入していないけれど、老後が不安で、老後の資金を自分でつくっていきたいとお考えであれば、 iDeCoを始めて、自分で控除&年金づくりの仕組みをつくるのがおすすめです。
「控除によってどれくらいお得なのか?」というと、掛金によりますが、年間数万円くらい変わってきます。意外と大きいですよね。
3.運用益に対して非課税
NISA同様、運用益にたいして非課税になります。
通常だと、運用益には約20%課税されるので、効率よく運用できるのがメリットです。
「NISAって何?」という方のために、説明すると投資で得た利益にかかる税金が非課税になる制度です。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
4.投資の経験を積める
「毎月●●円を何に投資するか?」を考えるだけで勉強になります。
もちろん、ご自身の今のご年齢や受取り時(60歳)でどうなっていたいかなどを考慮した上で。
そうなると、「その投資先のバランス(配分)は適正か?」も合わせて考えなければなりません。
どうです?ゲームみたいで、なんだか面白くないですか?
私は今この記事を書いてるだけで、テンション上がってきました笑

すみません。本題に戻ります。
金融機関が取り扱っている運用商品にもよりますが、 iDeCoの投資先は、国内の株式/債権/REITだけじゃなく、世界中の株式/債券/REITなども投資の選択肢にあります。
これらに毎月最低5000円から投資できます。
つまり iDeCoは、お得に老後資金をつくりながら、投資を学ぶのにうってつけなんです!
例えば、普段は個別株をやっていたり、高配当狙いでやっている方が、iDeCoで、世界中の株や債権、REITに投資してみたり。
もしくは、分散させず、一点集中に更に磨きをかけるのも可能です。おすすめはしませんが。
iDeCoから投資をはじめる方にも、iDeCo以外でも投資をしている方でこれからiDeCoをはじめようか検討されてる方にも、ご自身のやりよう次第では、面白い制度だと思います。
注意点
前提として、年金はかなり個人によるところが大きい制度です。
勤めている会社の制度や、自営業の方、そもそも働いてない方、障がいのある方、まだ学生の方などなど。
私が挙げたメリットが全ての人に当てはまるわけではないので、その点はご注意ください。
「iDeCoが魅力的じゃないのはどんな人か?」というと、個人的には下記2つのタイプの方だと思います。
- 投資上級者で iDeCoで運用するより、自分で運用した方が、利回りの良い方
- すでに資金が潤沢な方で老後資金に一切の不安がない方
羨ましい限りです。
まとめ
まとめると iDeCoの4つメリットがあります。
- 経済的な将来の不安の軽減
- 毎月の掛金が全額控除扱いになる
- 運用益に対して非課税
- 投資の経験を積める
ただし、年金は個人によるところが大きいので、ご自身の状況を踏まえ、しっかり検討する必要があります。

あとがき
会社から給料をもらって、年金も会社からもらうのは、自分の収入先が会社に依存しすぎだと私は考えます。
なので、給料は会社からもらって、NISAで個人で投資もして、 iDeCoで年金の一部を自分で運用することで、リスクを分散させる考えです。
これで安心・安泰ではありませんが、今と今後の自分の収入先を会社に集中するよりはマシだと感じています。
そこまで会社に人生を委ねるつもりもありませんし、この時代・このご時世、何があってもおかしくないですから。
いずれにしても、「自分の老後がどうなっていたいか?」「そこに向けてどう動くか?」を考えなければいけないと私自身改めて思いました。

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