事務職はPCスキルがなくても、案外どうにかなる仕事が多いです。
しかしそんな事務職でもPCスキルを身につけた方がいいです。
今回は事務職がPCスキルを身につけるメリットについて紹介しようと思います。
下記のような人向けに現事務職の私の経験を交え、PCスキルを身につけるメリットとなぜPCスキルなのかも合わせて説明していきます。
こんな人におすすめです
- これから事務職に就きたい方
- スキルアップしたい現事務職の方
- オフィスで働くことに興味のある方
- 将来のキャリアに漠然とした不安を感じている方
それでは行きましょう。
今回の内容(まとめ)
まず、今回の記事で伝えたい「事務職がPCスキルを身につける3つのメリット」を最初に紹介します。
事務職がPCスキルを身につける3つのメリット
- シンプルに自分の仕事が楽になる:作業時間と手間が大幅に削減され、スマートに仕事を進められます。
- 給料&ボーナスUPにつながる可能性が高まる:目に見える成果を出しやすくなり、評価アップに直結します。
- キャリアの選択肢が格段に広がる:RPA導入などの変化に対応し、市場価値の高い人材になれます。
これらのメリットについて、それぞれ詳しく説明していきます。
1.シンプルに自分の仕事が楽になる
見出しの通りなのですが、PCスキルを身につけることで作業時間が短縮され、作業の手間も大幅に減ります。
時間も負担も減るため、精神的にも肉体的にも楽に仕事を進められるようになります。しかも、周囲からは「あの人、いつもテキパキとスマートに仕事をこなしているな」と一目置かれる存在になれるでしょう。
例えば、私が経験した具体的な改善事例を挙げます。
以前は1時間かかっていたデータ集計業務です。毎日手作業で複数のExcelファイルからデータをコピー&ペーストし、集計していました。これを、ExcelのVLOOKUP関数とピボットテーブル、さらに簡単なマクロを組み合わせることで、ものの10分で自動的に集計・グラフ化できるように改善しました。
この効率化によって、これまで集計に費やしていた時間を資料の分析や改善提案に充てられるようになり、より付加価値の高い仕事ができるようになりました。
日々の定型業務に追われる時間が減れば、新しい業務に挑戦したり、より創造的な仕事に集中したりする余裕が生まれるはずです。
2.給料&ボーナスUPにつながる可能性がある
事務の仕事は営業職のように明確な数字目標が設定されていないことが多く、、「成果が見えにくい」と言われがちです。しかし、PCスキルを活用すれば、目に見える形で成果を出すことが可能になります。
例えば、「1時間かかっていた業務を10分でできるようにしました」というのは、時間削減という明確な成果です。このような改善を積み重ねていけば、当然、社内での評価は上がります。
私自身、最初から業務の自動化ができたわけではありません。ですが、日々担当業務の効率化を考え、PCスキルを身につけながら作業時間を短縮していくことを繰り返しました。
その結果、この給料&賞与DOWNのご時世で、社内の個人賞(特別賞与あり)をいただいたり、給料&賞与UPの評価をいただきました。
3.キャリアの選択肢が広がる
事務職を取り巻く環境は大きく変化しています。特に、「RPAの導入」は、現事務職の方だけでなく、これから事務職に就きたい人も含め、多くの方が心配していることではないでしょうか。
私の周りでも事務職のままでいたい人で、「RPA導入されたら本当にやばくない?」と危機感をもっている人も何人かいます。
もちろん私もその一人です。
しかし、これは同時に大きなチャンスでもあります。仮に私が順調にRPAを使いこなせるようになったら、これまで3人がかりだった作業が私1人で終わることは十分に考えられます。1人で3人分の仕事をこなせれば、当然それ相応の評価は得られますし、会社にとってなくてはならない存在になれるでしょう。
危機感は、スキル習得の最大のモチベーションになります。 事務職にとってネガティブなことを書いてきましたが、逆に言えば、PCスキルさえ身につければ、変化の波を乗りこなし、むしろ自分の市場価値を高めることができるということです。
正直、別にPCでなくとも、他の専門性のあるスキルならなんでも良いと思います。
ただ、事務職の良いところは、残業が少なく、自分の時間を確保できることです。
他の仕事で事務職ほど自分の時間を確保できるものはあまりないのではないでしょうか。
「自分の時間を確保した働き方を今後もずっと続けるためにはどうしたらいいか?」というと、やっぱりPCスキル習得をおすすめします。理由は3つあります。
- 背景としてITスキルの需要は非常に高い:経済産業省の調査でも、IT人材の不足は深刻化しており、今後もその傾向は続くと予測されています。事務職がITスキルを身につけることは、企業にとって非常に魅力的な人材となることを意味します。
- 現事務職ならインプット&アウトプットが実務ですぐできる環境にある:学んだPCスキルをすぐに日々の業務で試せるため、効率的に実践力を身につけられます。
- 残業が少ないから勉強時間を確保できる:他の職種に比べて業務時間が安定しているため、継続的な学習時間を確保しやすいです。
「いきなりプログラミングはハードルが高い…」と感じる方もいるかもしれませんが、まずは基礎的なExcelからスタートすればハードルは低いでしょう。事務職であればExcelを使わないことはまずありませんし、営業職でもExcelを使うはずです。
そうしてPCスキルを身につけていって、本格的にプログラミングなどのITスキルを磨いていけば、将来の選択肢が広がります。
そのための勉強時間も前述のとおり、残業が少ないので確保しやすいです。
身につけたPCスキルは普段の仕事でアウトプットしていけます。
つまり、事務職とPCスキルやITスキルは相性が良いんです。

そうしてスキルを磨いていけば、今の職場に留まってキャリアアップを目指すのも良いですし、もし転職しようと思った時でも、市場価値の高いスキルとして強力なアピールポイントになります。
よって、キャリアの選択肢が広がる可能性があります。
今回の内容(まとめ)
改めて、事務職がPCスキルを身につけるメリットは以下の3つです。
事務職がPCスキルを身につける3つのメリット
- 単純に自分の仕事が楽になる
- 給料&ボーナスUPにつながる可能性が高まる
- キャリアの選択肢が格段に広がる
PCスキルは、事務職として安定したキャリアを築き、さらにその先の可能性を広げるための強力な武器です。ぜひ、今日から一歩踏み出して、未来を切り開いていきましょう。

コツコツがんばっていきましょう!
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