今回は事務の仕事について、現事務職の私の体験なども交えて、紹介していこうと思います。
事務職に転職したい方やオフィスで働くことに興味のある方の参考になれば幸いです。
今回は紹介する内容はこんなかんじです。
- 仕事内容
- 資格
- スキル
- 働き方
- 給料
- メリット
- デメリット
それではそれぞれ説明していきます。
【仕事内容】
「事務」といっても、会社によってさまざまだと思いますが、下記の仕事内容であることが多いです。
- データ入力/集計 /リスト作成
- データ照合/チェック
- 営業資料作成
- 会議資料作成
- 資料の印刷
- 電話対応
- 来客対応
どちらかというとルーティン業務(定期的に発生する業務)が多いです。
私の場合は、来客はほとんどないので、就業時間の多くをPCを使った業務をしています。
仕事内容の傾向としては、営業さんなどの誰かのサポートであることが多いです。
【資格】
事務の仕事をするのに、特に必要な資格はありません。
よく事務職におすすめされる資格に
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS(”モス”と読みます))
- 秘書検定
の2つがあります。
ここではPCスキルに関するMOSをピックアップします。
職場や担当業務によっても変わると思いますが、MOSは個人的には必須ではないと思います。私自身も持っていません。
なぜ要らないと考えているのか理由は2つです。
- 実務で使えないと意味がない
- 入社後どんなスキルが必要か見極めてから勉強した方が効率が良い
それぞれ説明します。
1.実務で使えないと意味がない
私の職場でも、先輩も後輩もMOSを持ってる人が何人もいます。
ですが、せっかく資格を持っているのに、実務ではExcelやPowerPointを使えていない人ばかりです。
遠まわしに聞いてみると、ほとんどの人が面接でアピールするために取得していました。

「(面接対策では)そりゃ使えないよね…」というのが率直な感想でした。
資格を取った後も勉強していた人はほとんどいませんでした。
資格の勉強はせず、ExcelやPowerPointの本を見ながら実際に触って、独学で勉強した私の方がExcelやPowerPointに長けていて、MOSをもっている方に私が使い方をレクチャーすることが多いです。
つまり、「知ってる」レベルではなく、ちゃんと「使える」必要があります。
これから事務職に就こうと考えている方は、「わからないけど、まずは触ってみる」ことを強くおすすめします。
とはいえ、「何から始めたらいいの?」と悩むと思います。
そういう方は例えば、Excelを開いて押したことのないボタンを押してみることから始めても良いと思います。私も最初はそうしてました。
このブログでも、PCスキルに関する情報を発信していこうと思っていますので、それも参考にしていただければ幸いです。
2.入社後どんなスキルが必要か見極めてから勉強した方が効率が良い
入社前に勉強しても、入社後に一から勉強し直すことになる可能性があります。
前述の通り事務の仕事では、もっていなければならない資格は基本的にありません。
資格の勉強をしようという姿勢は良いことだと思いますが、実務でどんなことをするのか具体的に分からない状態で勉強し始めるのは、勉強時間と教材費用などが無駄になる可能性があります。
MOSの1科目あたりの受験料は1万円ちょっとします。
仮にWordとExcelとPowerPointの3つを受験すると、3万円以上かかります。
しかも一回で合格するとも限りません…。
個人的には、最初に資格の勉強から始めるのは、コスト的にもハードルが高いと思います。(だからこそ面接でのアピールになるのでしょうけど…)
なので、これから事務職に就こうと考えている方は、入社後実際の職場を数ヶ月見てみて、「MOSもってた方が良さそう!」と分かってからMOSの勉強を始めるのが良いと思います。
【スキル】
資格として持っている必要はありませんが、PCスキルは必須です。
事務職に求められるのは正確性です。できればスピードもあればなお良いです。
営業職のように利益を稼いで成果を出すことは事務職ではあまりできません。しかし、業務の効率化や作業時間の短縮によりコストダウンを達成することで成果を出すことは可能です。
後述しますが、私はこの方法で社内での評価が上がりました。
【働き方】
私が就活していた頃、残業について聞いていましたが、残業なしが半数以上でした。
会社にもよりますが、一般的に残業は少ないと思います。
残業がある場合でも、月10時間~多くても20時間という回答がほとんどでした。
【給料】
正社員で月180,000~200,000円くらいだと思います。これに手当てがついたりつかなかったりで上下します。
私が就活していた頃提示された給料と、念のため最近はどうかハローワークで調べてみましたが、あまり変わっていませんでした。
正社員の場合はボーナスも出ますが、残業代で稼げないので、年収は少なめです。だいたい300万円前後です。
私が知るかぎりでは、契約社員だと年収320万円くらいが多かったです。ボーナスなし&昇給なしなどの条件がついてはいますが。
このあたりは額面の問題だけでなく、福利厚生のちがいなども考慮する必要があると思いますが、内容が複雑になるので割愛します。
【メリット】
事務職のメリット大きくこの2つです。
- 定時で帰れるのでプライベートの時間を確保しやすい
- 未経験・資格なしでもOK
私の場合、基本定時あがりです。
仕事が終わったら、
- 株価のチェック
- このブログの記事の構成を考える
- ご飯に誘われたらご一緒させていただく
などなど。
定時になったら仕事から解放されて好きなことができるのが良いです。
また、「オフィスで働きたい」と考えた時に、一番ハードルが低く、求人も多いのが事務の仕事だと思います。
【デメリット】
- ルーティン業務が多い
- 成果が見えにくい
- RPAが導入される可能背が高い
大きくこの3つです。
ルーティン業務が多いと、だんだん飽きてきます。。
営業職と違って、数字を追いかけなくていい反面、目に見える成果を出しにくいです。
そして、RPAが導入されると、確実にルーティン業務は自動化され、必要な事務員数は減ります。
こうしたデメリットはありますが、私はPCスキルを身につけたことで、けっこう解決しています。
何をしたかというと、VBAやRPAを勉強して、ルーティン業務を効率化・自動化していきました。
結果、私は業務効率の改善・作業時間の短縮などが成果として評価され、昇給&賞与UPになりました!後日、給与明細をみてびっくりしたんですが、賞与は10万円UPでした。
任される仕事も単純業務ではなく、よりレベルの高いものになってきました。
このコロナ禍において、私の職場でも減給&賞与DOWNになる傾向でしたが、事務職でも成果は出せました。
改めて、PCスキルを磨いていて良かったと思いました。
事務の仕事をされてる方は、プライベート重視の方が多く、昇進や出世欲は比較的弱めだと思います。
逆説的に、だからこそ、成長意欲があってちょっとスキルを身につけただけで、わりと簡単に周りより評価されやすいというのが、事務職として働いている私の実感です。
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