- 「さっき頼まれたあの件、なんだっけ…」
- 「この数字、どういう計算で出したんだっけ…」
仕事中、こんなふうに不安になること、ありませんか?
私はしょっちゅうあります。だからこそ、自分の記憶力を信用していません。
Excelのセルには、数値や文字だけでなく「コメント(付箋のようなメモ)」を貼り付けることができます。これを使えば、未来の自分や他のへの申し送りができます。
Excel365以降、従来の黄色いメモは「メモ」、チャットのように会話できる機能が「コメント」と呼び名が変わっていますが、ここでは馴染み深い「黄色いメモ(旧コメント)」の使い方を中心にお伝えします。
1. 基本:マウスを使わずにコメントを操る(3秒の短縮)
通常、コメントを入れるときは「右クリック」→「新しいメモ(コメント)」を選びますよね。
でも、何度も繰り返していると手が疲れてしまいます。
ぜひ、ショートカットキーを覚えてください。
Shift + F2
セルを選択して、Shiftキーを押しながらF2キーを押すだけ。
一瞬でメモの入力画面が開きます。
- 編集したい時: 同じく Shift + F2
- 削除したい時: そのまま枠を選択して Delete キー、またはセルを右クリックして「メモの削除」
2. 応用:プログラミングで一括処理(VBA)
「取り急ぎ1,000個あるデータ全部に『確認中』ってメモを入れたい…」
そんな時、手作業で1,000回メモを入れるのは大変ですよね。残業続きの繁忙期なら心が折れます。
ここでVBA(マクロ)の登場です。以下のコードを使えば、選択したセル全てに一瞬でメモを入れることができます。
使い方:
- Excelで Alt + F11 を押してVBAエディタを開く。
- 「挿入」→「標準モジュール」をクリック。
- 以下のコードをコピペする。
Sub 選択範囲にメモを一括挿入()
' 選択したセルすべてに同じメモを入れるマクロ
Dim cell As Range
Dim myMemo As String
' 入れたい言葉を指定(ここは自由に変えてOK!)
myMemo = "※要確認"
On Error Resume Next ' エラーが起きても次へ進む
For Each cell In Selection
' すでにあるメモをクリア(重複を防ぐため)
cell.ClearComments
' 新しいメモを追加
cell.AddComment myMemo
Next cell
On Error GoTo 0 ' エラー処理を戻す
End Sub
このコードを実行するだけで、選択した範囲すべてに「※要確認」というメモが一瞬でつきます。
3. 注意点:印刷する時の「うっかり」を防ぐ
コメント機能でよくある失敗が、「印刷したらコメントまで印刷されちゃった(または印刷されなかった)」という問題です。
もし上司に提出する書類に、自分用の「これ分からん、あとで聞く」というメモが印刷されていたら…想像するだけで冷や汗が出ますよね。
印刷設定の確認場所:
「ページレイアウト」タブ → 「ページ設定」の右下の矢印 → 「シート」タブ → 「コメント」
ここで「なし」を選べば印刷されませんし、「画面表示イメージ」を選べば、画面で見えている通りに印刷されます。
提出前には必ずここをチェックしましょう!
VBAを独学で学び、業務自動化に5年以上携わってきた私が、「本当に実務で役立った!」と感じた2冊を紹介します。 もう本選びで失敗したくない方は、よければ参考にしてみてください。

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