- 「VBAって何?」
- 「VBAとマクロって同じなの?」
- 「自動化したいけど、どうやって作るの?」
これからExcelを勉強していこうとしている方は、こんな疑問を抱えているのではないかと思います。
全くの初心者には訳が分からなかったり、多少Excelを触ったことがある方でもイマイチ分かっていないという方もいるでしょう。
そこで今回はVBAとマクロについて基本的な事を解説していきます。
VBAはマクロを作成するためのプログラミング言語
VBA(Visual Basic for Applications)は、マクロを作成するためのプログラミング言語です。
VBE(Visual Basic Editor)でVBAを書くことができます。
マクロは機能の1つ
「マクロ」とは、Excelなどのアプリケーションをあらかじめ決めた手順で制御する機能の名前です。
「マクロの記録」で操作を記録することでマクロを作成することができます。
マクロを作成すると、Excelの内部でプログラミング言語であるVBAに変換されて保存されます。
マクロの作成方法は2つ
マクロを作成するには、2つの方法があります。
- 「マクロの記録」という機能を利用する
- 自分でVBAのコードを書く
「マクロの記録」があるなら、自分でコードを書かなくてもいいのでは?
そう思われるかもしれません。
私もそう思っていた時期がありました。
でも、「マクロの記録」にはできないことやデメリットもあります。
次の項目でそれらを紹介します。
「マクロの記録」の4つのデメリット
「マクロの記録」 のデメリットは次の通りです。
- ループ(繰り返し)処理ができない
- 条件分岐ができない
- 余計な操作まで記録してしまうことがある
- 自動記録されたコードは不必要な部分が多く、読みづらい
VBAを用いて自分でコードを書くことで、自由にマクロを作成できます。
個人的にはマクロを作るなら、VBAから入るべきだと思っています。
一部の書籍などでは「初心者は『マクロの記録』から入るのがおすすめ」と謳っていますが、前述の通り「マクロの記録」はあくまで機能にすぎず、自由度が低いです。よって、VBAから始めるのがおすすめです。
まとめ|VBAとマクロは別物
VBAとマクロは同じものだと誤解されがちですが、これまできたようにVBAとマクロは正確には異なります。
端的に言うと、
- VBA:プログラミング言語の名前
- マクロ:機能の名前
でしたね。
VBAのメリット
マクロを使うと集計や表・グラフの作成といったExcel処理などを自動化することができます。
くり返し行う作業をVBAで作成しておくことで、業務や作業を効率化できます。
一日3時間かかっていた業務が1分で終わることだってあります。
なので毎日、毎週、毎月など定期的に行う業務や、複雑だけど手順が固定の処理などは、VBAでの自動化に向いています。
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