はじめに:なぜ高配当株には「罠銘柄」があるのか?
こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
高配当株投資は、安定した配当収入を得られる魅力的な戦略です。
しかし、ただ配当利回りが高いだけで銘柄を選ぶと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
配当が維持できず減配したり、財務が悪化して株価が急落することも珍しくありません。
では、どうすれば「罠銘柄」を避け、安心して投資できる高配当株を見つけられるのでしょうか?
この記事では、財務データを活用したスクリーニング術を解説し、初心者でも実践できる方法を紹介します!
危ない銘柄を避け、より健全な高配当株に投資するスキルを一緒に身につけましょう!
罠銘柄の特徴とは?
まず、罠銘柄とはどのようなものか知っておきましょう。
次の5の特徴がある銘柄には注意が必要です。
1. 配当利回りが極端に高い(6%以上は要注意)
高すぎる配当利回りは、企業の成長性が低すぎたり、業績が悪化して株価が急落しているサインかもしれません。
なので、利回りだけで選ばないように気をつけましょう!
特に配当利回りランキング上位には近づかないことをおすすめします!
2. 配当性向が異常に高い(80%以上は危険)
配当性向とは、企業の利益のうちどれだけを配当に回しているかを示します。
80%を超えると、利益のほぼすべてを配当に充てており、近々減配するリスクが高いと言えます。
100%超えていると、利益以上に還元している状態です。必ず回避しましょう!
3. 自己資本比率が低い(30%未満は注意)
自己資本比率が低いと、借金に依存した経営をしている可能性が高いと言えます。
好景気だったり、成長している間は表面的には問題に見えないのですが、不況時は一転急落、、、なんてことも多いほどリスクが高いです!
4. フリーキャッシュフローがマイナス
フリーキャッシュフロー(FCF)がマイナスの場合、企業は利益を出していても実際のキャッシュが足りていない状況です。
お金がないのに、どうやって配当出せるのでしょう…?
つまり、こうした企業は、安定的に配当を出し続けることができず、減配のリスクが高くなります。
5. 売上・利益が長期的に減少している
過去5年〜10年の売上や営業利益が減少傾向にある企業は、事業の成長力が弱まっています。
会社として苦しい状況に陥っていますので、将来的な配当の維持が難しくなる可能性があります。
実践!罠を回避するスクリーニング術
では、これらの罠を回避するためにどうしたらいいのでしょうか?
具体的なスクリーニング基準をまとめました!
安定的な高配当株のスクリーニング基準
指標 | 基準値 | 理由 |
配当利回り | 3%〜5% | 高すぎるとリスク増、低すぎると投資妙味がない |
配当性向 | 50%以下 | 余裕を持って配当を支払えているか判断 |
自己資本比率 | 40%以上 | 財務基盤が安定している企業を選ぶ |
フリーキャッシュフロー | プラス | 実際にキャッシュが回っているかチェック |
売上・営業利益成長率 | 安定もしくは増加傾向 | 事業の成長性を判断 |
借入金依存度 | 低い | 借金に頼らず利益から配当を出しているか確認 |
これらの基準を満たす銘柄を探すことで、罠銘柄を回避し、安定した配当を得られる可能性が高くなります。
実際にスクリーニングをする際に、以下の4ステップでチェックしましょう!
1. 配当利回りを確認する
証券会社のスクリーニング機能で「配当利回り3%〜5%」の条件を設定。
2. 配当性向をチェックする
企業の決算資料や投資情報サイトで「配当性向50%以下」を確認。
3. 財務指標をチェックする
「自己資本比率40%以上」「フリーキャッシュフローがプラス」「売上成長率が安定」の企業を探す。
4. 配当の原資を確認
利益がほとんどないのに配当を出していないか、借金に頼っていないかを確認。
この4ステップを実施するだけで、罠銘柄を避けられる確率がグッと上がります!
最近だと楽天証券やSBI証券、マネックス証券などが提供してくれるスクリーニング機能を使えば、銘柄探しは短時間でできるようになってきました!
まとめ
この記事では、罠銘柄を避けるための財務スクリーニング術を解説しました。
改めてになりますが、「高配当株=安心」と思い込むのは危険です!
でも正しい知識を持てば、資産を着実に増やすことができる投資方法となります!
今回紹介した方法を実践していただくと、
✅ 危険な高配当株を回避できる!
✅ 安定して配当を受け取れる銘柄を選べる!
✅ 長期的に安心して投資できる!
今日からさっそく、財務スクリーニングを活用していきましょう!
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