こんにちは!ぐーです!
「高配当株を買ったのに、突然の減配で配当が減ってしまった…」
そんな経験はありませんか?
配当収入を目的に投資をしていると、減配リスクは大きな不安要素になります。
しかし、株式だけでなく「債券」をうまく組み合わせることで、減配リスクを抑えつつ安定的な資産運用が可能になります。
今回は、初心者でも実践しやすい「株式×債券」のバランス投資について解説します!
この記事で解決する悩み
この記事では、次のような悩みを解決します。
- 減配リスクをどうやって回避すればいいのかわからない
- 債券の魅力がよくわからず、投資に踏み切れない
- 株式と債券のバランスを取る方法を知りたい
株式と債券、それぞれの特徴を理解しよう
まずは株式と債券、それぞれの基本的な特徴についておさらいしましょう。
株式の特徴
株式は、企業の成長に期待して投資する金融商品です。
主な特徴は以下の通りです。
- メリット:株価上昇によるキャピタルゲインや配当金の獲得が期待できる。
- デメリット:業績悪化や景気の影響で株価下落や減配リスクがある。
高配当株は特に配当金を目的とした投資が多いため、安定収益を重視する人に人気です。
しかし、減配リスクをゼロにすることはできません。
債券の特徴
債券は、国や企業が資金調達のために発行する借用証書のようなものです。
主な特徴は以下の通りです。
- メリット:満期まで保有すれば、元本が返還される可能性が高い。計画的な資産運用が可能になる。
- デメリット:株式のような大幅な値上がり益は期待できない。
特に国債は、元本保証に近い安定収益を得られるため、減配リスクを抑えるためのポートフォリオに適しています。
国債か社債かの二択であれば、国債をおすすめします。
国債は企業の社債に比べて信用リスクが低いため、長期的に安定した収益を期待できるからです。(信用リストについては「債券投資の注意点」で説明しますね)
国が破綻したら、投資どころではないですからね、、、💦
株式×債券のバランスで減配リスクをヘッジ
リスクを抑えながら投資を続けるためには、株式と債券を組み合わせたバランスの取れたポートフォリオが重要です。
特に運用資産が大きい場合は、分散投資の視点からも債券をポートフォリオに入れておきたいですね。
以下では具体例を挙げながら解説していきます。
ケース1:リスク許容度が高い20代の場合
若い世代ではリスク許容度が高いため、株式に多く配分するのがおすすめです。
想定ポートフォリオ:
- 株式:80%(うち高配当株が60%、成長株が20%)
- 債券:20%(短期国債、社債など)
ただし、債券を20%組み込むことで、減配リスクや株式市場の暴落時に備えることができます。
シミュレーション例
- 投資金額:500万円
- 配当利回り:4%(高配当株部分)
- 債券利回り:1.5%
年間の期待収益は以下の通りです。
(株式)500万円 × 80% × 4% = 16万円
(債券)500万円 × 20% × 1.5% = 1.5万円
合計17.5万円/年の安定収益を見込めます。
ケース2:安定志向の30代の場合
将来のライフイベント(結婚、住宅購入など)を考慮し、収入を安定させたい30代では、債券の割合を増やすのがおすすめです。
想定ポートフォリオ:
- 株式:60%(高配当株が40%、成長株が20%)
- 債券:40%(中期国債、社債など)
シミュレーション例
- 投資金額:800万円
- 配当利回り:3.5%(高配当株部分)
- 債券利回り:2%
年間の期待収益は以下の通りです。
(株式)800万円 × 60% × 3.5% = 16.8万円
(債券)800万円 × 40% × 2% = 6.4万円
合計23.2万円/年の安定収益が得られます。
債券投資の注意点
債券は安定性が魅力ですが、いくつかの注意点も押さえておきましょう。
- 金利変動リスク
金利が上昇すると債券価格は下がるため、特に長期債券を保有する場合は注意が必要です。 - 信用リスク
企業が発行する社債の場合、倒産リスクを考慮しましょう。信用格付けが高い企業の債券を選ぶのがポイントです。合わせて財務状況も確認しておきましょう。 - 流動性リスク
債券は株式と比べて流動性が低いため、売却する際に時間がかかることがあります。
ポートフォリオ調整の重要性
投資を続けていると、株の売買や株価の上下によって、資産のバランスが崩れることがあります。
例えば、株式の価格が上昇した場合、ポートフォリオ内の株式比率が高くなりすぎることがあります。
このように最初に決めた株式と債券の比率から乖離してしまうことがあります。
この場合、半年~1年ごとにポートフォリオをチェックし、目標比率に戻すリバランスを行い、目標比率に戻していきましょう。
具体的には、
株式が増えすぎた場合→一部を売却して債券に回すor追加投資をする際に債券の割合を増やす
などの方法があります。
まとめ
減配リスクを完全にゼロにすることはできませんが、「株式×債券」のバランスを取ることで、リスクを大幅に軽減し、安定的な収益を目指すことができます。
若いうちから、株式と債券の両方を取り入れたバランスの良いポートフォリオを構築し、長期的な資産形成を進めていきましょう!
そのために、実際に自分の投資スタイルに合ったポートフォリオをぜひ考えてみましょう!
まずは、『自分にとって株式何%・債券何%の比率が理想か?』を考え、少額から実践してみましょう!
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