「あぁ、まただ……。どの項目にフィルターをかけたか分からなくなった……」
会議中、上司から「◯◯エリアの、昨日の売上だけ見せて」と言われ、焦ってフィルターの小さな「▼」をクリックする。チェックボックスを外して、また付けて……。やっと表示されたと思ったら、「あ、やっぱり別のエリアも追加して」なんて言われて、またポチポチ。
「もっと直感的に、リモコンみたいに操作できればいいのに!」
そう思ったことはありませんか?
実は、Excelにはその「リモコン」が標準装備されているんです。それが「スライサー」です。今回は、作業効率を劇的に高めるスライサーの活用法をご紹介します。
スライサーは「視覚的に操作できるリモコン」
スライサーとは、一言でいうと「表の外に配置された、大きなフィルター操作ボタン」のことになります。
通常のフィルターだと、中身を確認するためにわざわざ「▼」を押す必要がありますよね。しかもセル内の文字と被ってしまいレイアウトが崩れることをよくあります。
しかしスライサーを活用すれば、表の外部にボタンを設置できるため、現在どの項目が選択されているかが一目で把握できるようになります。
【簡単3ステップ】スライサーの基本的な設定手順
設定方法はとても簡単です。下記のステップ1から始めてください。
- 対象の表を「テーブル」に変換する
表の中のどこかをクリックして、Ctrl + T を押します。「テーブルとして作成」という画面が出るので「OK」をクリック。 - スライサー機能を挿入する
上のメニューにある「テーブルデザイン」タブから「スライサーの挿入」をクリック。 - フィルタリングしたい項目を選択する
「地域」や「担当者」など、ボタンとして並べたい項目にチェックを入れて「OK」。
これだけで、画面にカッコいいボタンが現れます!
業務効率を極める:VBAを活用したフィルターの一括リセット
スライサーの数が増えてくると、設定したフィルターをひとつずつ解除していく作業に手間がかかるようになります。
そんな時のために、すべてのフィルターを一括で初期化するマクロ(VBAコード)をご用意しました。Excelの「開発」タブからVBAエディタを開き、標準モジュールに以下のコードを貼り付けてご活用ください。
Sub ResetAllSlicers()
' 現在のブックにあるすべてのスライサーの選択を解除する
Dim slCache As SlicerCache
' ブック内の全スライサーキャッシュ(ボタンの記憶)を順番にチェック
For Each slCache In ActiveWorkbook.SlicerCaches
' フィルターをクリアする
slCache.ClearManualFilter
Next slCache
MsgBox "すべてのフィルターを解除しました!"
End Sub
Excelの本、本屋さんに行くと棚にずらーっと並んでて、どれが自分に合うのかなんて分からないですよね…。
バックオフィス職として5年以上Excelを使ってきた私が、「本当に実務で役立った!」と断言できる3冊を厳選して紹介します。 本選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。


コメント