こんにちは!ぐーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
「せっかく高配当株を買うなら、1円でも安く買いたい!」
「でも、決算発表で暴落したらどうしよう…」
「そもそも”決算”って言葉がもう難しくて、怖い!」
そんな風に、期待と不安の間で揺れ動いて、なかなか一歩を踏み出せずにいませんか?
この記事はこんな人におすすめ
- 高配当株のベストな買いタイミングがわからず、行動できない人
- 決算発表というイベントに対する漠然とした恐怖心を持つ人
- 「損をしたくない」という気持ちが強すぎて、身動きが取れなくなってしまっている人
- 自分の投資判断に自信が持てない人
それでは行きましょう!
【結論】初心者は「決算発表後」で100%OK!
いきなり結論から言いますね。
もし投資初心者で、これから安心して資産を築いていきたいなら、高配当株を買うタイミングは「決算発表の後」一択です。
「え、でも安く買えるチャンスを逃しちゃうんじゃ…?」
そう思うかもしれません。でも、考えてみてください。投資の目的って何でしょうか?
スリル満点のギャンブルを楽しむことですか?違いますよね。
大切な自分のお金を、将来のために、着実に、そして心穏やかに育てていくこと。 これが私たちの目指すゴールのはずです。
ではなぜ、「決算発表後」が心穏やかに資産を育てることにつながるのか?
その理由を、3つのポイントに分けて解説しますね!
理由1:情報が出揃っていて安心!「後出しジャンケン」の圧倒的優位性
決算発表前というのは、いわば「箱の中身はなんだろな?」ゲームをしているようなもの。
- 「業績は絶好調のはずだ!」
- 「いや、もしかしたら何か隠れた問題があるかもしれない…」
私たちより圧倒的にさまざまな情報を駆使して予測しているプロの投資家でさえ、予想を外すことは日常茶飯事です。
決算発表前に株を買うということは、この不確定な未来に自分のお金を賭ける行為。まさに「決算ギャンブル」です。
ちなみにかく言う私自身も、決算前に買ってストップ安を食らったことも、「見るだけ…」と思いながら、つい決算ギャンブルに乗ってしまい、手酷い目に何度も遭いました、、、やめておきましょう。
一方で、決算発表後はどうでしょう?
- 会社の成績表である「決算短信」
- 今後の見通しを示す「説明会資料」
- 社長が何を語ったかの「質疑応答」
これら全ての情報が、全世界に公開されます。
つまり、答え合わせが全て終わった状態ということです。あなたは、その答えを見たうえで、そして他の投資家の動きや株価も含めて「さて、この株を買おうか、やめておこうか」と総合的な判断ができるんです。
これって、最強の「後出しジャンケン」だと思いませんか?
「損をしたくない」という慎重な性格は、弱みなんかじゃありません。後出しジャンケンで確実に勝ちに行くための、最高の武器になるんです!
理由2:株価の方向性が見えやすい!「市場の答え合わせ」に乗っかろう
ここで、投資の世界の不思議な現象を一つお教えします。
- 「決算内容はすごく良かったのに、なぜか株価が暴落する」
- 「決算内容はボロボロだったのに、なぜか株価が急上昇する」
こんなことが、本当によく起こるんです。混乱しますよね。
これは、株価が「決算内容そのもの」だけでなく、「市場の期待値(コンセンサス)と比べてどうだったか?」で動くからです。
例えば、市場が「100点のテスト結果」を期待していたところに、「120点の満点回答」が出れば株価は上がります。でも、「95点」という素晴らしい結果でも、期待を超えられなかったので売られてしまうことがあるんです。これを「材料出尽くし」と言います。
逆もまた然り。市場が「20点くらいかな…」と絶望していたところに、「40点」という赤点ながらも思ったよりはマシな結果が出ると、「最悪期は脱した!」と買われることがあります。これが「悪材料出尽くし」です。
決算発表前に買うと、この「市場の期待値」という目に見えないものまで読まないといけません。それができたら誰も苦労しないわけで、初心者はもちろん、人類にとって難易度、高すぎです。
投資の神様ウォーレン・バフェットですらできないことです。
でも、決算発表後なら簡単です。
発表を受けて、株価が上がったのか、下がったのか。その「結果」が見えます。
私たちは、市場という大衆の心理が導き出した答えを見てから、「ふむふむ、この決算はポジティブに受け取られたんだな。じゃあ、買いを検討しよう」と、落ち着いて判断できるのです。
理由3:精神的に超ラク!「夜もぐっすり投資法」
これが意外と一番大事かもしれません。
決算発表をまたぐ(これを「決算またぎ」と言います)と、発表時間まで仕事も手につかず、夜も眠れず、スマホの株価アプリを何度も何度も見てしまう…なんてことになりがちです。
そして、もし悪い結果が出て株価が暴落したら…?
「あの時、買わなければよかった…」
「私の判断は間違っていたんだ…」
そんな強烈な後悔と自己嫌悪に襲われてしまいます。
投資で心をすり減らしてしまっては、本末転倒ですよね。
でも、決算発表後に買うと決めていれば、どうでしょう?
決算発表日は、「お、〇〇社が決算発表か。明日の朝、内容と株価をチェックするのが楽しみだな」と、エンタメ感覚でいられます。
ドキドキ・ハラハラから、ワクワク・なるほどへ。これが、決算後に買う最大のメリットです。
投資はあなたの人生を豊かにするための手段。手段に振り回されるのではなく、賢く使いこなして、毎日を笑顔で過ごしましょう!
上級者向け?「決算発表前」に買うメリットとワナ
「決算後のメリットはよくわかった。でも、決算前に買うメリットも一応知っておきたいな」
という探求心旺盛な人向けに解説します。
ただし、これはあくまで「こういう世界もあるんだな」という知識として知っておくためのものです。初心者が今すぐ実践する必要はありませんからね。
メリット:うまくいけば、大きなリターンを狙える
決算前に買う最大の魅力は、やはり「大きなリターン」です。
自分の予測がピタリと当たり、市場の期待を大きく超える「サプライズ決算」が出た場合、株価は1日で10%以上急上昇することもあります。
日本株だと1日の上昇制限(ストップ高)が設けられていますが、米国株は設けられてないので、本当にジェットコースターみたいなチャートになります。
決算前に仕込んでおくことで、その急騰を丸ごとゲットする可能性があるのです。
また、決算への警戒感から、本来の実力以下の価格で売られている株を、バーゲンセールで拾える可能性もあります。
初心者が手を出すべきでない理由(ワナ)
しかし、このリターンは非常に高いリスクの裏返しにすぎません。
- 予測がとにかく難しい: 前述の通り、プロでも外します。企業の内部情報にアクセスできない個人投資家が、業績を正確に予測するのは至難の業です。
- ギャンブル性が高い: 予測というより「勘」に頼った投資になりがちです。これはもう「投資」ではなく「投機(ギャンブル)」の領域です。
- 失敗時のダメージが大きい: 予測が外れ、悪い決算が出た場合の株価下落は苛烈です。1日で10%以上も資産が減ることもあります。この一回の失敗で、私たちの「投資を続けよう」という心をポッキリと折られてしまう危険性があります。
だからこそ、最初のうちは、決算前の投資は絶対にやめましょう!
まずは決算後投資で確実に経験値を積み、自信をつけていくことが何より大切です。
【超実践編】決算発表後、初心者はまずココを、見よう!3つのチェックポイント
「よし、決算後に買うことに決めた!じゃあ、具体的に何を見ればいいの?」
ここからは実際に高配当株投資を行動に移せるように、具体的なチェックポイントを3つ、お伝えします。
難しい財務諸表を全部読む必要なんてありません。ポイントを絞れば、誰でもできますよ!
※他の投資手法だと見るべきポイントは変わってきますので、ご注意ください。
ポイント1:決算短信の「3つの数字」で健康診断!
企業が発表する「決算短信」という書類があります。なんだか難しそうですが、見るべきはたった3つです。
- 売上高と営業利益:
これは「会社の本業がどれだけ儲かっているか」を示す数字です。人間で言えば「基礎体力」。そして「前年同期比(%)」を見ましょう。
去年の同じ時期と比べて、しっかり成長できているか?を確認します。ここがプラスなら、まずは一安心です。 - 配当予想:
高配当株投資家にとっての心臓部です!
「1株あたりの配当金」が、前回発表から変わっていないかを確認します。
「増配(増やす)」「維持(変わらず)」「減配(減らす)」のどれか。私たちは、最低でも「維持」、できれば「増配」してくれる企業が大好きです!
もし「配当予想の修正に関するお知らせ」といった書類が別途出ていたら、最優先でチェックしてください! - 来期の業績予想:
これは「会社の未来に対する自信度」です。
来期の売上高や利益を、会社がどう見込んでいるかを示します。
ここが強気な予想(増収増益)なら、今後の株価上昇や更なる増配も期待できて、ワクワクしますよね!
この3つをチェックするだけなら、1銘柄あたり5分もかかりません。
本格的に分析するなら他にもいろいろ確認すべき点はありますが、最初は3つくらいなら、できそうだと思いませんか?
ポイント2:株価の反応を冷静に分析!「なぜ上がった?なぜ下がった?」
決算内容がわかったら、次は株価の反応を見ます。
- 決算発表の翌日の株価(始値、終値)はどう動いたか?
- PTS(夜間取引)ではどんな値動きをしていたか?
そして、ここで一番大切なのが「なぜ、その株価になったのか?」を自分なりに考えてみることです。
- 「決算は良かったのに下がったな。これは材料出尽くしってやつか。じゃあ、少し待てば落ち着いてまた上がるかも?」
- 「決算は微妙だったけど、株価は上がってる。悪材料出尽くしと見なされたんだな。みんなが安心した今が、逆に買い時かもしれない」
この「なぜ?」を考える習慣をつけるだけで、投資家としてのレベルは爆発的に上がります。
ポイント3:チャートの形もサッと確認!「買い場」を探る技術
決算を受けて株価が下がった場合、「うわ、怖い!」で終わらせず、「お、安く買えるチャンスかも?」と考えられるようになると、もう中級者です。
ここで役立つのが「チャート(株価のグラフ)」です。
難しいテクニカル分析は不要です。一つだけ見てみましょう。
それは「過去に何度も株価が下げ止まっている価格帯(サポートライン)」です。
例えば、ある株が何度も1000円で下げ止まって反発しているなら、今回も決算で下がっても1000円あたりが買い場になるかもしれません。
もちろん、必ずそこで止まる保証はありません。あくまで「目安」の一つです。
でも、この目安があるだけで、「やみくもに買う」のではなく、「根拠を持って買う」ことができるようになりますよね。
タイミングよりもっと重要!高配当株投資で本当に大切なこと
さて、ここまで「買うタイミング」について語ってきましたが、最後に、もっとも大切なことをお伝えさせてください。
これを疎かにすると、どんなに良いタイミングで買っても、投資はうまくいきません。
- 分散投資を徹底する!「卵は一つのカゴに盛るな」
これは投資の世界の超有名な格言です。
どんなに素晴らしい会社でも、未来永劫安泰とは限りません。万が一、その会社が倒産したり、大幅な減配をしたりしたら…?一つの銘柄に全財産を投じていたら、再起不能になってしまいます。
最低でも10銘柄以上に、業種もバラバラにして投資しましょう。
食品、通信、銀行、商社…など、色々なカゴに卵を分けておくことで、一つのカゴがダメになっても、他のカゴがあなたを守ってくれます。 - 長期的な視点を持つ!
高配当株投資は、今日明日の株価の上げ下げで一喜一憂する短期売買ではありません。
私たちが育てているのは、毎年チャリンチャリンと安定してお金を生み出してくれる「配当金」です。
一回収穫(売却)して終わりではなく、何年も、何十年も、安定して作物を実らせてくれるような、力強い土壌(ビジネスモデル)を持つ会社を選びましょう。目先の株価より、5年後、10年後も配当を出し続けてくれるかを想像することが大切です。 - 自分だけのルールを作る!「最強の投資哲学」
「決算発表後、3日間は株価の動きを見てから判断する」
「配当利回りが4%以上になったら買いを検討する」
「どんなに魅力的に見えても、1銘柄への投資額は資金全体の5%まで」
このように、自分だけの「投資のルール」を紙に書き出してみてください。そして、どんな時もそのルールを守るんです。
ルールが感情的な判断から守ってくれます。相場が荒れて周りがパニックになっている時も、ルールがあれば冷静でいられます。これこそが、長期的に市場で生き残り、資産を築いていくための最強の武器なのです。
まとめ:決算を味方につけて、自信あふれる未来へ!
最後に、今日の話をまとめますね。
- 高配当株を買うタイミングは、初心者は断然「決算発表後」!
- 理由は「後出しジャンケンで安心」「市場の答えが見える」「精神的にラク」だから。
- 決算後は「3つの数字」「株価の反応」「チャート」をチェックすればOK!
- タイミング以上に「分散投資」「長期視点」「マイルール」が大切!
「損をしたくない」「失敗が怖い」という気持ちは、決して弱みではありません。むしろ、無謀な賭けをせず、石橋を叩いて渡る「慎重さ」という才能です。
その才能を、ぜひ「決算後の安心投資」で活かしてほしいです。
一つ一つの決算を確認し、納得して買った銘柄から、初めての配当金が振り込まれた時の喜び。それは、何物にも代えがたい成功体験となり、自信になります。
その小さな自信の積み重ねが、やがて経済的な不安を消し去ってくれるはずです。
一緒にがんばって行きましょう!
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